【バレーボール】「気持ちで負けた」。ストレート負けで2部降格決定

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◇2016年度関西大学連盟春季リーグ戦入替戦対大院大◇5月29日◇関西大学中央体育館◇

【第1セット】関大23―25大院大
【第2セット】関大20―25大院大
【第3セット】関大24―26大院大
【セットカウント】関大0―3大院大

44年ぶりに1部に帰ってきた関大。姫獨大から復帰後初の白星を挙げたものの、リーグ成績は12チーム中11位となり、入替戦が決まった。1部校の座を懸けて大院大との一戦に挑む。

リーグ戦では「攻め切れなかった」と上田主将も振り返ることが多かったが、この日の関大は違った。内藤、西澤を中心に積極的に攻撃を仕掛ける。上田も時間差攻撃やサービスエースでチームに勢いをもたらした。テンポよく得点を重ねていくが、徐々にペースを乱されミスが相次ぐ。リードしていたものの、18点のところで追い付かれてしまった。内藤のスパイクで応戦するも、最後は流れをつかんだ大院大のレフトアタックに倒れ、第1セットを落とす。
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1部に残るためにも取っておきたい第2セット。しかし、相手のサービスエースでゲームスタート。悪い流れを振り切れず、点差がどんどん開いていく。「完全に点を離されて、集中力が切れていた」(上田主将)。さらに関大はサーブミスに苦しむ。17-20の場面では、高いチャンスボールをジャッジミス。関大はアウトと判断したが、ギリギリのところでコート内に。痛恨のミスで完全にリズムを崩され、そのまま相手のセット連取を許した。
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セットカウント0-2、後がなくなった。先制とはならなかったが、内藤、西澤に続き、第2セットから途中出場の衣笠も次々にスパイクを放ち、互角の戦いを繰り広げる。18-21とその差を広げ、相手のタイムアウト。だが、そのタイムアウトが効き24-23と詰め寄られる。ここで大院大のアタックが関大コートのサイドライン際を捉えた。関大はアウトとジャッジしたが、ラインズマンの判定はイン。際どい判定に関大は猛抗議を行うが、主審もインと判断し、24-24。流れが傾き、続いて相手がマッチポイントを握る。佐藤のブロックは相手コートの外に飛び出し、相手に1点。関大の2部降格が決まった。
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「自覚がなかった」。試合後、岡田監督と上田主将は口をそろえた。昨秋、長年の目標としていた1部昇格を果たした関大バレーボール部。わずか半年での降格となってしまったが、「1部リーグで戦い、プレーなど学ぶことも多くまたいろんなことにも気付けてとてもいい機会だった」(岡田監督)と収穫も多かった。秋季リーグでの1部復帰を目指し、再出発する。【文:庄田汐里/写真:三浦優泉】

▼岡田監督
「(今日の試合は)バレー以前に、人として人間性が出た試合だった。特に4回生の自覚の無さが大きい。実力的には頑張れば勝てる相手のはずだったのに、普段の取り組みの姿勢の問題が影響したと思う。意識をもう少し上げてもらうよう、また指導していく必要がある。プレーそのものを振り返ると、自分たちのリズムでできるときが少なかった。個々では乗れている時があったけれど、チームとしては本当に少なかった。気持ちが乗っていれば、たとえばらばらでもうまくいいプレーができるはずなので、その点についても改善が必要。(第3セットでの判定については)あそこまでもつれこんだ自分たちの責任でもある。ああいう場面になっても、確実に勝てるようにしなければならない。1部リーグで戦い、プレーなど学ぶことも多くまたいろんなことにも気付けて(今回のリーグ戦は)とてもいい機会だった。(関大は)中には低い人もいるものの、チームメンバー全員としての意識は高く、また一部の子はレギュラーになろうと必死に練習に励んでいる。さらにレベルアップして、もう一度1部に戻りたい」

▼上田主将
「この1週間、「絶対に勝つ」という気持ちで取り組んできたかというと、そういうことはあまりなかった。1セット目は勢いを大事にしていこうと話していて、最初はすごく良かった。だけど、中盤から終盤にかけて集中力が欠けてしまった。チームとしてまとまり切れなかったところが良くなかった。でもそれが現状。チーム力は今後の課題。2セット目でも完全に点を離されて、集中力が切れていた。3セット目では、リードしていることで余裕が出て、ミスからの切り替えやミスした選手への声掛けがうまくできていなかった。チームとしてまだまだ未熟。気持ちで負けてしまっていた。相手は1部に上がるチャンス。向こうの方が気持ちが乗っている。関大には「勝つぞ」という気持ちが足りなかった。技術的な差はない。ただ、相手の気持ちの方が強かった。リーグを通して技術も精神面でも人間としても、1部としての自覚がなかったと思う。1部としてやっていくチームじゃなかった。2部では普段の練習からしっかり取り組んで圧倒したい。そして、絶対に1部に復帰する」