【アイススケート】宮原、大きなミスのない演技で2位発進

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◇第88回全日本フィギュアスケート選手権大会◇12月19日◇代々木国立競技場 第一体育館

[女子SP結果]
2位 宮原知子(文4)70.11

ついに開幕した全日本選手権大会。競技1日目は女子ショートプログラム(SP)が行われ、関大からは宮原知子(文4)が出場した。宮原は、「グランプリシリーズのショートと比べて落ち着いて演技ができた」と、安定した演技で2位につけた。

最終グループに登場した宮原。紀平梨花(関西大学KFSC)など、優勝候補の選手たちが直前のグループで演技を終え、その熱気が残る中、宮原のSPが始まった。本番前、いつもは濱田美栄コーチと額を合わせてからスタート位置につくが、今回は違う。今年から本格的に指導を受けるようになったカナダ出身のリー・バーケルコーチがリンクサイドで宮原の演技を見届けた。

冒頭は、公式練習で何度もコースを確認していた3回転ルッツ+3回転トーループのコンビネーションジャンプ。鮮やかに着氷するも、回転不足を取られてしまう。その後のダブルアクセルは流れよく決め、スピンでは、レベルを上げる要素である逆回転も披露し会場を沸かせた。

ステップシークエンスは、音をしっかりと捉え、年々輝きを増す表現力で観客を魅了。得点が1.1倍になる最後のジャンプでも回転不足となってしまったが、転倒などの大きなミスなくまとめた。

12月21日には、宮原にとって「違う自分の世界観が出せる場所」であるというフリースケーティングが行われる。去年の悔しさを晴らし、「自分らしい演技」で新たな魅力を見せる。【文:森本明日香/写真:竹中杏有果】

▼宮原
「大きなミスがなかったのはひとまずほっとしているところではあるのですが、まだまだもっとしっかりできると思うので、フリーももっと自分の練習でやってきたことを、もっといいジャンプが跳べるようにしたいなと思います。あとは、今までのグランプリシリーズのショートと比べて落ち着いて演技ができたと思うのでそこはよかったと思います。(今日の演技は)悪くはなかったんですけど、一つ一つ丁寧にいき過ぎたので、もうちょっと思い切ってよかったのかなと思います。(日本とカナダで練習をしてきて)すごくのびのび滑れている自分がいるのはすごく感じているので、練習ではどんどんよくなってきているのは感じています。(コーチについては)濱田先生(=濱田美栄コーチ)にも見ていただいていますけど、メインはリー先生(=リー・バーケルコーチ)です。フリーは、また違う自分の世界観が出せる場所だと思うので、もちろんジャンプも大事ですし、他のエレメンツも大事なんですけど、まずは試合を楽しんで、自分らしい演技をすることに集中したいです。今までのグランプリシリーズ2戦は、ショートの時に無駄に緊張している自分がいるのを感じていて、もうそんな風には絶対なりたくないと思ったので、今回は6分間練習から落ち着いてやることを意識できたのがよかったのかなと思います。全日本という雰囲気もありますし、すごく晴れやかな舞台でまた自分が思いきって演技できているのを実感できたので、たくさんの応援も力になりましたし、すごくよかったです。正直なところジャンプが回転不足だったなと思うので、70点いかないかもと思いながら点数を待っていたけど、ぎりぎり(70点に)乗れてよかったと思います。点数よりも今まで自分がやってきたことを本番でやるということがグランプリシリーズではできなかったことなので、その悔しさを晴らすためにフリーでしっかり自分の演技をしたいと思います」