【レスリング】1部残留ならず。4年生が残したもの

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◇令和元年度西日本学生秋季リーグ戦2日目◇12月8日◇金岡公園体育館◇

[対九共大]
●田川4ー13饒波
●上2ー8鶴田
●加藤6ー8下田
●脇田泰0(Tフォール)10三浦
●岸田0(Tフォール)10秋山
●田中1(Tフォール)13山﨑
●松下0(Tフォール)12荒川

●関大0ー7九共大

[対近大]
○加藤16ー8諸岡
●脇田俊3ー4長野
●田中0(Tフォール)10武藤
●上0ー8小林
●岸田0(Tフォール)10早山
●一瀬2ー7小野
●鳥羽0(Tフォール)10東本

●関大1ー6近大

[対福岡大]
●脇田泰0(Tフォール)12岩野
○鳥羽10ー6前田
●脇田俊0ー4執行
●一瀬0(Tフォール)10嶋江
●田中0(フォール)6北
○加藤9ー7戸嶋
○岸田2-1林

●関大3ー4福岡大

[対立命大]
○一瀬12(Tフォール)2久場
●田中0(フォール)2寺地
●上3ー4大下
●松下3(Tフォール)14小川
●加藤1ー2鳥目
●脇田俊2ー7沿口
○岸田5ー4橋本

●関大2ー5立命大

リーグ戦2日目は計4試合が行われた。また、4年生はこの大会で引退となるため、チームとしても最後を1部残留で締めくくりたいところ。


△脇田泰


△田中


△田川

しかし、初戦の九共大戦を落とすと、近大戦でも悪い流れを断ち切れず連敗。先頭の加藤優輝(人4)が勝利を収め、全敗は避けたものの痛い負けだった。ここでメンバーは一瀬剣主将(社4)中心に集まり、精神面での切り替えを図った。


△上


△加藤

そして残りは2試合、まずは福岡大戦。リーグ戦2試合目出場の鳥羽隆行(人2)が終盤に意地の得点を重ね、勝利をもぎ取る。その後3連敗し、このカードも負け越しとなってしまう。それでも、ここから加藤、岸田宝來(たから=文1)が執念を見せる。


△鳥羽

加藤は57㌔級で新人戦優勝している戸鳴と対戦。強敵相手に開始早々にも、タックルからの攻撃で4点を奪う。その後「体力的にキツかった」としながらも、勝利への執念を感じる粘り強さで奮闘。最後は「どうなったかよく分からなかった」というもつれ合いの末、9ー7で大熱戦を制した。


△加藤

岸田はアクティビティポイントで1点先取するも、その後は両者機をうかがうも得点が入らず。がまん比べを制し2ー1で勝利した。 福岡大に3ー4で敗れたが、残留への強い思いを見せた。


△岸田

そしていよいよ最終、立命大戦。先頭はここまで負けが続いている一瀬主将。前の試合で腕を負傷し、テーピングを施して出場した。前半0ー2とリードされるも、後半は競技にかける思いが伝わる巻き返しを見せる。得意のガブリ返しを仕掛け、バックを取るとその後も小刻みに加点してリードを広げる。最後は相手の隙をついた攻撃で最終戦をTフォール勝ちで締めくくった。


△一瀬主将

しかし、続く田中颯人(人3)は肩のけがの影響が大きく、開始早々にフォール負け。悔しさを滲ませた。3番手の上太一(社2)はリードして折り返すも、終盤に逆転され1点差で敗北。立命大にリードを許す。


△上

74㌔級の松下直樹(法4)は上手くバックを取り、先制する。しかしその後、組み投げを決められるなど大きくリードを許し、3-14で敗れた。しかし、最後に相手を押し出し場外ポイントを奪うなど、最後まで力をだしきった。


△松下

今季後半からから好調の加藤はロースコアの緊迫したゲームとなった。この日2勝していたが、最後はパーテーションの1点を守り切られ、1ー2で接戦に敗れた。続いて125㌔級にはここまで勝利がない脇田俊之(人4)が登場。にらみ合いが続き、パーテーションのポイントのみの緊迫したゲームは2-1と1歩リードして後半へ。しかし、残り1分のところでバックを取られるとさらに加点を許してしまう。2ー7で敗れ、悔しい表情でマットを後にした。


△加藤


△脇田俊

最後は岸田が出場。両者譲らぬ接戦の中、残り40秒で相手に追いつかれてしまう。このままでは敗北となるが、ここで西日本インカレで見せた脅威の粘り強さを発揮。残り10秒で相手のバックに入り逆転。その後、再逆転されるも、関大側のチャレンジが成功し、劇的な勝利を収めた。


△岸田

春季リーグを圧勝し、関西選手権で各選手成長を見せるなど1部残留に期待が高まった今季だったが、1部の壁は高かった。元々明るく仲のいい関大レスリング部。一瀬主将を中心に楽しさを生かしながら真剣に練習するメリハリのある空気を作り上げるなど進歩した1年だった。最後の試合は思うような結果とはならなかったが今季の成長は来年に繋がる。4年生の残した結果以上のものが次代のチームを強くする。【文/写真:水上壮平】


▼一瀬主将
「けがとかは特になかったが、相手が上手だった。今までフリーの練習出来てなかったというのもあった。近大戦は狙ってたところでもあったので、チームとして落ちていたところがあった。切り替えれるようにということで一度集まって気持ち高めていきたいというところだった。勝てる力はあったと思うが…。やっぱり難しい。(最終戦は)このリーグで負けが続いていて何としても勝ちたいと思っていた。相手がタックル入って来てたけど、次は切れるなという自信はあった。テクニカルフォールはできたらラッキーというくらいだったが、勝った時は気持ちが爆発してガッツポーズが出た。西日本優勝果たせなかったのが心残りで、その分このリーグ戦はかける思いも強かった。最後の試合で勝つことができたのはほんとに良かったと思う。(これまでを振り返って)高校はキツくて大学で続けるのはあまり乗り気じゃなかった。でも、大学に入ると自主的な練習ができるようになって、競技が楽しくなった。特に4年生の年はめちゃめちゃ楽しかった。ほんとに仲間に恵まれた。成績うんぬんよりも、関大でよかったなと思う。今年は仲良いだけじゃなくて、メリハリ付けれるようになってきて一番いい感じだと思うけど、他大学に行って教えてもらうとか、もっとできたことがあったかもしれない。来年は強い1年生も入ってくると聞いているし、もっと行けると思う。田中主将のもと頑張ってもらいたい」


▼加藤副将
「最後の試合ということで4年生になってからずっとここに照準を当ててやってきた。最後やから焦らず落ち着いて挑もうという気持ちだった。嬉しかったのは福岡大戦。正直、勝てないと思ってた。最後接戦になってタックルしてローリングになったのかなもつれてよく分からなかったけど、得点をみたら勝ってて良かった。あの試合は体力がきつかった。今季は西カレで入賞もできたし、終盤に調子は上がってきたと言えるかもしれない最後は苦手意識があった相手(鳥目=立命大)で去年も負けてた。最後の試合だったので勝てなかったのはやっぱり悔しい。来年は今年より強いと思う。がんばって」


▼脇田俊
「試合になると集中してしまって周りの声を聞くのが苦手だが、みんなの応援は力になった。最後は勝ちたかったが、足の状態が悪く、タックルできない状況で
、あのアクティビティポイントを守るしか無かった。死ぬ気で動いたけど、あと1分のところでやられてしまった」


▼松下
「大学から初めて最初はほんとにしんどかった。入って半年は怖くて一瀬とか脇田俊とか大きい人とは組まなかった。あの頃は勝てなかったし、メンタルがしんどかった。2年生の西日本で初めて勝ってあれは嬉しかった。でも、3年生では伸び悩んで、今年は春リーグとはちょくちょく勝てるようになってきた。最後の立命大は最初、バックを取れて、あそこで返せたら、勝ててたかもしれなかった。悔しい。 しんどいことが多かったかど、振り返るとやっばりなんだかんだで楽しかったと今は思う」