【柔道】澤井、伊藤が躍動!関関戦を制した!

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◇第39回総合関関戦前哨戦◇5月22日◇関西大学千里山キャンパス養心館柔道場◇

5人制    関大 4-0 関学大
7人制体重別 関大 3-1 関学大

2年ぶりの関関戦となった柔道部。1週間前に行われた関西学生優勝大会では、関大がAトーナメント3位、関学大がBトーナメント1位と、実力は関大の方が上だ。絶対に負けられない戦いが幕を開ける。

関関戦ということもあり、道場にはOB・OGなど多くの観衆が詰めかけた。まず、最初に行われたのは、関関戦の勝敗には関係のない親善試合となる5人制の団体戦。先鋒には竹田が出場した。内側、外側からと相手の足を狙っていく。残り10秒のところで背負い投げをされそうになったが、耐えて引き分けとなった。

竹田

続いて次鋒・高島は開始1分で有効を取った。徐々に相手が疲労の色を見せると、左足を大きく踏み出して前に前に攻める。袖口を巻き込んで一本を狙うが、時間切れ。それでも、優勢勝ちを収めた。

高島

中堅・鈴木は、腰を低く入れてくる相手に苦戦。投げ技も何度も相手に崩され決め切らない。勝負にいくも、場外で指導を3つ取られてしまった。追い込まれた状態で、会場の応援も大きくなる。残り20秒。声援を力に、相手をきれいに投げて一本勝ちとした。

鈴木

鈴木の勝利で関大側が盛り上がる中、山本も圧巻のプレーを見せた。わずか4秒。関学大・杉原が技を仕掛ける間もなく、一本勝ち。さらに会場のボルテージが上がった。

山本

最後は大将の吉竹。相手の背中の方までがっちり腕を回して、技を繰り出す隙をうかがう。抑えて有効、技ありを取るが、相手に逃げられ20秒はキープできずそのまま優勢勝ちとなった。エキシビションとはいえ、4-0で快勝。良い流れで7人制体重別団体戦を迎える。

吉竹

先鋒は60キロ級の村田。素早い動きで相手を翻弄する。試合中盤は足が止まり始めたが、多様な攻めで惑わせた。また、投げられても体を反転させて着地。結果は引き分けに終わったが、存在感を見せつけた。

村田

66キロ級には伊藤が出場。「あまり組めずに苦労した」と、試合開始から約1分半は組手に手間取る。しかし、そこで機転を生かした。相手が技を崩して伏せたところを、すかさず抑えて一本勝ち。次の五将へつなげた。

伊藤

73キロ級の坂本は、先に相手に有効を取られてしまう。また、袖口を持っても技を掛けしぶる場面も見られた。敗戦ムードが漂っていたが、試合終了のブザーと同時に技を掛ける。これが有効と判定され、土壇場で引き分けに持ち込んだ。

坂本

中堅で81キロ級の門阪が登場するが、始めから向こうのペースに飲まれる。いい形で組手を取れても、先に技を掛けるのは関学大の松田。有効を奪われ、余計にプレーに焦りが見える。しかし、反撃ができないままタイムオーバーとなってしまった。

門阪

三将は主将の90キロ級・又場。襟元を握られても、落ち着いて組み直す。しかし、それが技を決めるきっかけには至らない。なんとか相手の攻撃は封じ、引き分けとした。

又場

続いて100キロ級の荒木は序盤から相手の足を果敢に狙う。来賓席に突っ込みかけるハプニングもあったが、全く動じない。足を払って有効をもらうと、ラスト30秒も積極的に攻め切った。結果としては優勢勝ちとなり、最後の大将に回る。

荒木

100キロ超級の澤井。相手の道着を片手だけで握り、慎重な試合運びを展開する。終盤は疲労が見えたが、相手が仕掛けてくる技には動じなかった。最後は後ろから相手を持ち上げ、畳に突き落とし一本。「自分の試合内容はひどかった」と言うものの、この1勝で関関戦の勝利を決定づけた。

澤井

閉会式で関大の勝利が告げられると、選手たちに安堵の笑みがこぼれた。また、個人賞も発表され、最優秀選手に澤井、優秀選手に伊藤が選ばれる。試合後主将の又場は「もっと圧倒したかった」と悔しそうに語った。とはいえ、勝利は勝利。現在7連敗中の総合関関戦において、この1勝は大きな意味を持つ。柔道部としても、6月に行われる全日への良い弾みになったに違いない。【文:谷 風花/写真:谷満梨奈】

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▼又場主将
「関関戦は2年前に勝っていた。向こうも学校をかけてやってくる。この間の関西学生では関学より上だから、もっと圧倒したかった。でも、先週の疲れがあったのか、試合内容としてはまだまだだった。全日本まであと1カ月。そこまでに一人一人課題を見つけて、克服してしっかり勝てるチームにしたい」

▼澤井
「関関戦は小さい試合だが、伝統がある。自分の試合内容はひどかった。それでも、勝ててよかった。封印していた技を出してしまった。技名はないけど、あえて言うとしたら『澤井ドロップ』。勝てたが、やろうと思っていたことはできなかった。全日に向けて、体重を増やして、がんばりたい」

▼伊藤
「ポイントを取って、自分の後ろにつなげるという気持ちでいた。あまり組めずに苦労したが、寝技で仕留められてよかった。ただ、試合内容はいいとは言えない。6月には全日本がある。チーム全員でいい練習をしたい」