【アメリカンフットボール】伝統の一戦で競り負ける

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◇第39回総合関関戦前哨戦◇5月22日◇エキスポフラッシュフィールド◇

 

得 点   1Q 2Q 3Q 4Q 合計

関 大    0  0  6  7  13

関学大    0  0  14   3  17

 

関 大 3Q-04:58 #8大内→#15木下65yds PASS(K-NG #36三輪)

関学大 3Q-07:42 #7光藤 55yds RUN (K-G #1西岡)

関学大 3Q-11:26 #34山口90yds RUN(K-G #1西岡)

関学大 4Q-09:20 #1西岡24yds FG

関 大 4Q-11:26 #8大内→#1青根25yds PASS(K-G #3地村)

 

昨年は3-23と大敗を喫した関関戦。「ずっと負けているので、今年は春も勝ってやろうという気持ちだった」(木下)と気合十分で挑んだ。スタンドには2000人の観客と応援団が詰めかけ、伝統の一戦に花を添える。

 

関大、関学大ともに初めのシリーズではファーストダウン(FD)を更新することができず、静かな立ち上がりとなる。関学大が2度目の攻撃でFDを2度更新し、関大陣内に入るもDB長井の好守が光り、パントに持ち込んだ。その後もディフェンス陣が奮闘し、関学大に思うように攻めさせない。関大は第2Qに相手陣内へ攻め込み、4thダウンでフィールドゴール(FG)を選択するも不成功。両者無得点のまま折り返した。

 

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均衡を破ったのは関大だった。第3Q開始10分からのシリーズでFDを獲得するとQB大内がコースに悩みながら放った12ydsのパスが通り再びFD更新する。その後の1stダウンで大内からのパスをWR木下が相手選手と競りながらキャッチし、そのままエンドゾーンへ。タッチダウン(TD)となり、6点を先制した。このまま波に乗りたいところだったが、直後の関学大の攻撃でQBに55ydsを走られ同点とされる。そして第3Q終了間際には90ydsをランで稼がれ、得点を許した。

 

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逆転の糸口をつかみたい関大は、大内がパス、ランともに精度を上げ、で次々とFDを更新。レシーバーも要所でしっかりとキャッチし、エンドゾーンまで10ydsと迫った。しかし、ここで痛恨のインターセプト。TDの機会を逃してしまう。さらに関学大にFGで3点を加えられ、17―6と突き放された。試合終了が近づく残り1分、DB小坂田が相手のパスをインターセプトし、一気に16ydsをゲインする。ディフェンス陣のビッグプレーに背中を押され、その後の2ndダウンで大内からTE青根へのTDパス。TFPもRB地村主将がしっかりと決め、4点差に迫る。しかし、ここで試合終了となり、関関戦勝利とはならなかった。

 

小坂田のインターセプトやDL阿島、LB前野のQBサックなど光るプレーはあったが、一歩及ばなかった。2本のTDを演出した大内も「今日はディフェンス陣が止めてくれていたので、ディフェンスの分を取らないと意味がなかった」と悔しさを口にした。関学大とはリーグ戦でもう一度対戦する。この悔しさは、秋に必ず晴らす。【文:笠井奈緒・柴村直宏/写真:吉見元太・奥井健太】

 

▼板井監督

「けがで何人か抜けているが、これがベストメンバー。関学大が関大に合わせて泥臭く試合をしてくれた。秋はこんなもんではない。関学大が本気になっていたらもっと点を取られていた。こちらの弱い部分が突かれなかった。ライン戦は負けていないけど、引き分け。オフェンスでランばかりしすぎた。どこで勝負をかけるか。(地村主将は)キッカーも兼ねるが、下級生も自覚を持ってやってほしい。関大は関学大の半分しかいない。ローテーションできないので、もっとタフネスに、1人が倍やらないといけない。11人を比べたら変わらないけど、30人、50人を比べたら違う。学生が自覚を持ってやってほしい」

 

▼地村主将
「要所要所で勝負はできたが、決めどころで関学の方が上だった。主将の自分が弱みを見せるとチームが悪い方に流れていってしまうので、弱みを見せないように。鼓舞できるプレーを心がけている。オフェンスはQBの出来次第でチームが変わる。大内中心に成長しないと。彼自身初のKG戦だったと思うが、勝たせてなんぼのポジションなのでまだまだ。チームとしては全体的にまだまだ厳しさが足りない。4回生が中心となってもっと厳しさを求めていきたい。ここまで来たらもう馴れ合いではだめ。お互い厳しい言葉を言い合っている。もっとチームに浸透させていかないといけない。秋の関学はもっと強いチームになっている。別のチームだと思って戦わないといけない」

 

▼QB大内

「去年の2人のQBは1人はパス、1人はランがうまかったが、自分の武器はどっちもできるところと思ってやっていた。今日はQBとしてもっとランできるところもあった。まだ2人のレベルに達していない。今年になって、1本目のQBとしての自覚が芽生えた。3年とか関係なく、QBがチームを勝たせないといけない。努力が足りなかった。(1本目のTDについて)最初は手とボールがうまく合わなくて、ボールが浮きがちだった。重心が浮いていたが、ちゃんと飛んでくれた。2本目のTDは青根とずっと練習していた。どこに走るとかは決めていなくて、思ったところに走る感じ。今日はディフェンス陣が止めてくれていたので、ディフェンスの分を取らないと意味がなかった。試合が終わりに近づくと気持ちが落ちていく。ベンチワークも落ちていくので、最後まで集中しようと声をかけた。最初のドライブで簡単にアウトになったのが良くなかった。取る意識に欠けていた。QBとして、走る、投げるという技術が全然足りていない。今日関学大に負けた悔しさを忘れずにやりたい。良いプレーが出ても負けは負け。個人だけでなく、チームとして全体が意識しないといけない」

 

▼WR木下

「今回は去年の秋と同じ気持ちで臨んだ。ずっと負けているので、今年は春も勝ってやろうという気持ちだった。前半は練習通りにできていて、QBとコミュニケーションも取れていたが、後半は足が止まってしまった。(自身のTDについて)直前に話していた通りにできて、狙っていたプレーができた。関大は関学大と違って選手層が薄い。後半ばてていたので、もっと追い込むのも大切だが、下級生も成長しないといけない。勝てるチャンスはあった。勝負所で決めるのが課題。今季の最初と比べれば成長していると思うので、細かいところと勝負所で決めきるのを意識していきたい」

 

▼TE青根

「去年の秋は細かいミスが多かった。ビッグプレーにつながるのに、しょうもないミスがあったので減らそうと突き詰めてやってきた。(TDについて)思い切ったプレーができた。迷いがなかった。QBとレシーバーが息を合わせる練習をしてきた。投げるタイミングが1秒ずれただけで通らないので。個人的に、QBの信頼を得るレシーバーを目指していた。前半は負けてなかったけど、浮き足立って練習通りできなかった。秋やる相手なので、どこまで通用するか試した部分もあった。予想通りのところも違うところもあったので、まだまだ細かく詰めないといけない。今日は1つビッグプレーで目立てだけど、TDでしか貢献できていない。細かいショートヤードのキャッチとかをしっかりこなした上で、流れを変えるビッグプレーをしたい」