【コラム】“応援する”新たな立場

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ダンスのことを考えない日はなかった。中学に入学してから高校を卒業するまでの6年間、ダンス部に所属し、毎日練習に明け暮れた。今もダンスは好きだ。関大に入学し、ヘリオスに入ることもダンスサークルに入ることも考えた。しかし、体験取材で行ったアイスホッケーの試合を見て、初めてダンス以外のチーム競技に触れた。「もっといろいろな部活の試合を見てみたい」。その気持ちを胸に、カンスポで学生記者をする道を選んだ。

ダンス部で私はダンス以上に大事なことを学んだ。それは「言葉にして話さなければ伝わらない」ということだ。11人いた同学年も最初はバラバラだった。気持ちのすれ違いに何度もミーティングを重ね、自分の考えを言い合った。中学1年からほぼ毎日一緒にいたメンバーでも全員が同じ気持ちになれたのは高校に入ってからだった。

毎日一緒にいる相手だと、わかっているだろうとつい過信してしまう。それでも言葉にしないと伝わらない時もある。チームで一つになるには、気持ちを一つにしなければならないのだ。

カンスポに入って6カ月が経つ。この半年間で、野球、ソフトボール、アイスホッケーなど、チーム競技の取材は何度もした。どの試合に行っても、ゲームに出ていない部員はいる。1つの試合で「悔しい」「うれしい」などさまざまな感情が交差する。それでも「勝利を目指す」気持ちは、どの部員も変わらない。スタンドからの声掛け、点が決まると湧き上がる応援席。試合会場がKAISERSを応援することで一体となる。

私はそんな試合会場に足を運べる機会が多くあるカンスポに入部して良かったと心から思う。これから3年間、自分がスポーツをするのではなく、している人を応援する、新たな立場で頑張りたい。大学生活を振り返った時に、「カンスポで頑張れた」と胸を張って言えるように。【小田沙貴】