【アイスホッケー】接戦を制し、12連覇を成し遂げる!

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◇第66回関西学生リーグ戦◇プレーオフ決勝◇対同大◇11月16日◇尼崎スポーツの森

[第1P]関大2-3同大
[第2P]関大2-0同大
[第3P]関大1-0同大

[最優秀選手賞] 三浦詰平
[最優秀新人賞] 佐々木隆弥
[最多得点賞] 三浦詰平
[最多アシスト賞] 三浦詰平
[最多ポイント賞] 三浦詰平

[ベストシックス]
GK 石田龍之進
FW 三浦詰平
FW ロウラー和輝
DF 高井優希
DF 佐々木亮悦

関西12連覇を成し遂げた。だが、試合を振り返り、FW三浦詰平主将(人4)がつけた点数は赤点だった。他の部員も振り返るようにこの試合ではコミュニケーションが不足し、関大の守りを見せることができず、一時は2点差をつけられた。しかし、第2ピリオド(P)以降に追い上げ、接戦をものにし、全勝優勝を果たした。

試合開始1分、いきなりピンチが訪れた。パスをカットされパックを奪われると、そのままゴール前まで運ばれて相手選手とGK沼田智也(人4)が1対1に。中央から放たれたシュートは、右ポストに当たりなんとか難を逃れた。しかし、それ以降もなかなかいつものようにプレーすることができない。パスカットされ、相手に攻め入れられる場面が多く見られた。関大も負けじと、パックをゴール前まで運ぶも決定打は出ず、第1Pは中盤に差し掛かる。

先にスコアが動いたのは同大だった。「試合前から(全体的に)フワフワしていた」(三浦主将)。相手はその隙を見逃さず、ディフェンスをかわし、先制点を奪った。その後、関大もFW川島広暉(人1)がゴールネットを揺らし、試合を振り出しに戻した。

しかし、第1P16分、再びピンチが訪れる。反則によるキルプレー(数的不利な状況)で、相手にパックを支配される時間が続いた。シュートを何本も放たれ、守り切ることができず、2失点を喫した。なんとか追いつきたい関大。第1P残り30秒で、DF高井優希(社3)からパスをもらったFWロウラー和輝(商3)が得点を決めた。2-3と相手に1点のリードを許し、第1Pを終えた。

1点ビハインドで迎えた第2P。徐々に関大がパックを支配し始める。そして、14分、試合が振り出しに戻った。「貪欲にゴールに向かっていった」と國塚李久(人3)。ゴール前で2人のディフェンスに挟まれながらも、執念でパックを押し込み、同点ゴールを決めた。

リズムをつかみ始めた関大は、16分、FW瀧本風斗(情3)のゴールでついに逆転に成功する。右サイドでのフェイスオフで、ロウラーからパックをもらった瀧本がそのままゴール裏を通り、左サイドからパックを滑り込ませた。待ち望んだ瞬間に、この日一番の歓喜の声をあげて喜びをあらわにした。

4-3とリードし、最終Pを迎えた。12分、相手に鋭いシュートを放たれるも、沼田智が倒れこみながら体でゴールを守る。その沼田智が弾いたパックを瀧本が奪い、ディフェンスをかわし、ゴール前まで駆け上がる。しかし、放ったシュートは惜しくも止められてしまう。

その直後、瀧本が再びチャンスを作った。パックをアタッキングゾーンまで運び、左サイドの三浦に平行にパスを出す。ゴール前、約6メートル付近から三浦が放ったシュートは誰にも触れられることなくゴールへと吸い込まれた。

決していいとは言えない試合内容だったが、接戦の末につかみ取った勝利は、チームを成長させる要因になったと三浦主将は考える。これから控える試合は、今まで以上に厳しいものになると予想される。ジャイアントキリング、全国制覇に向けてコミニュケーションを取り、チーム一丸となって戦い抜く。【文:遠藤菜美香/写真:竹中杏有果、遠藤菜美香】


▲三浦


▲佐々木隆


▲石田


▲ロウラー


▲高井


▲佐々木亮

▼三浦
「僕はキャプテンとして、精神的な支柱としてチームを引っ張るだけじゃなく、得点やアシストの面でもチームを引っ張らなきゃいけない。看板セットで出させていただいているので、そういった使命があると自覚してプレーしていた中で、個人タイトルを全ていただけたというのは、素直に嬉しいです。こういった賞をいただけたのは周りのセットの支えがあったり、指導者の方の指導のおかげだと思うので、感謝の気持ちを忘れずに、今後の試合に臨んでいきたいです。今日も調子はそんなに良くはなかったですけど、2ピリ、3ピリからは自分のプレーを取り戻せつつあったので、復調の兆しが見えたように感じので、前向きに捉えていきたいと思います。今日の試合は試合内容だけで見たら負け試合と言っていいと感じていて。そう感じているのは僕だけじゃないと思うんですけど、試合前のアップでみんながフワフワしてるというか、落ち着きがないなと感じた。そう感じてたことが良くない結果として現れて、一時は2点差をつけられてしまった。内容としては負け試合なんですけど、接戦をものにできたのはチームとして成長できたと思います。それでも、僕たちは関西では圧倒的な力の差を見せつけて勝っていかないといけないチームだと自覚しているので、そういった部分では今日は20点、30点の赤点の試合だと思う。守りの部分が良くなかったので、最近の課題であるペナルティキリングや、ポジションが崩れた時に誰が入るのかっていうのを、今日はコミュニケーションが不足していたと思うので、これからの練習で突き詰めていきたい。ペナルティキリングのときはディフェンスがワンニーダウンして相手のパスコースを塞いで、それと連動してフォワードがバックドアを見るっていうのは練習で意識してて、そこは今日は少し改善されていたと思う。それは前向きに捉えていきたい。ただ、プレーオフで5対5では失点がなかったんですけど、今日失点してしまったので、課題として反省していきたいと思います。全日本選手権はプロチームとの戦いで、しかも相手がひがし北海道クレインズといって、僕の地元のチームで小さい頃から憧れで、あのチームに入りたいと思って、小学生の時にアイスホッケーを始めて、そのチームと最後に試合ができるっていうのはすごい光栄なことだと思います。胸を借りるつもりで、もちろん勝つつもりで、ジャイアントキリングを起こすつもりで戦いたいと思います。全日本インカレはまだ関西勢で優勝したチームがない、関大が準優勝したのが関西勢の最高成績なので、悲願を達成して、歴史を塗り替えたいなと思います」

▼石田
「(ベスト6に選ばれて、今のお気持ちは?)数字的には良い数字が残せたとは思うんですけど、4試合出させてもらった中で完璧にできたっていう試合が無くて。やっぱり細かいミスだったり、改善しなければいけないなっていう所をたくさん感じたので。来年ももし、ベスト6を取るとしたら、自信を持って完璧にした上で受賞できたらなと思います。(今リーグを通して何か目標とかはありましたか?)チームとしてはシャットアウト、完封したいっていうのがあって。シャットアウトするっていうのは守りに関して、数字の面では完璧にできたっていうことの表れなので。得点に関しては、結構良いプレーが続いていたので、とにかく失点を抑えようっていう目標でやっていたんですけど。結局、関関同立の試合では達成できなかったので、残念です。(個人としては)数字にとらわれるのは良くないとは思いつつも、やっぱり数字は大事だし、インパクトを残したい。インカレに向けて、関東のチームに『関大いつも失点してるな。守りは大したことないんだな』とかは思われたくなかったので。2試合とか3試合連続で完封するくらいの勢いでいきたいと思ったんですけど、やっぱり要所要所でのミスが多かったので。そこは達成できなかったですね。(今後意識していきたいことは?)この秋リーグは、大事なところでやってしまうと、試合が決まってしまうかもしれないっていう失点をしたりとかがあって。ロングシュートで決められてしまうとか。そういうミスはしたくないので、練習から1本1本のシュートを集中して止める。あとは、プレースピードがここから一気に上がっていくので。今までは少し力を抜いていても大丈夫だったシーンで、気づいたら敵がシュートを打ってくる。こういうことにならないように、最後まで集中力を切らさないでプレーする。そのために栄養とか、睡眠とかの試合前の準備をしていきたいと思います」

▼川島
「流れは結構向こうに持っていかれた試合だったんですけど。最終的には勝利できたので、気持ちよかったです。(自分のプレーに関しては)1点決めれたんですけど、最後に少し良くないことをしてしまったので。そこは次回からの改善点かなと思います。(今リーグで意識していたことは?)まず、正確にパスをつなぐことです。あとは、しっかりとしたコンタクトでチームを盛り上げることですね。(今リーグの)良かった点としては、一生懸命当たりに行って流れを作っていけたところは良かったんですけど。悪かった点としては熱くなりすぎて、ペナルティが多かったところですね。(今後の取り組みは)コーチとかキャプテンとか、幹部の代表方の期待を裏切らないように、しっかりと落ち着いたプレーをして。そしてチームにしっかりと貢献して、上級生たちの援護射撃できたら良いかなと思います。インカレでは優勝を目指しているので。今年は関東もどこが勝つか分からない状況なので、1つ1つの試合で熱い気持ちを持って。最終的にはしっかりと勝って、結果を残してきたいと思います」

▼高井
「チームとしては先制点を許してしまって、なかなか流れに乗れなかったんですけど。それでも最後の最後に逆転できて、勝てたっていうのは収穫かなとは思います。個人としては、結構最後の方は足が動いていなかったので。もう少し体力を付けないとなという感じですね。(今リーグで意識していたことは?)秋リーグはどの試合でも失点が続いてしまったので。とりあえず失点は0というのを目標にはしていたんですけど、今日もやられてしまって…という感じです。(今リーグで)良かった点としては、ベンチの雰囲気とかは去年に比べて盛り上がるし、そこは良いかなと。悪かった点としては、失点。練習はしてるんですけど、どうしても全体の意識で欠けてしまっている部分があるので。もう少し守備の意識をFWもDFも持っていくことが必要かなと思います。(今後の取り組みについて)関東との試合になると、いつも以上に相手に攻められる時間が長いと思うので。守っていてもぐちゃぐちゃになってしまう時とかがあるので、そういうときのコミュニケーションを多くとるようにしたりとかですかね。守備がやっぱり課題なので。インカレは、準々決勝で中央大と当たるので。まずはそこを勝って、ベスト4も勝って、優勝します」

▼ロウラー
「今年のチームとしては、出だしが悪いっていう試合があまりなくて。でも、今日は出だしがあまり良くなかったので、油断していたのかなと反省するところですね。それでも、3-1から逆転して勝てたので、得るものはあったかなとは思います。(今リーグで意識していたことは)個人としては、敵のゴール前に立って、相手のGKの邪魔をするとか。フェイスオフや守り。そういう細かいところは絶対に忘れないようにしようとは思っていました。(チームとしては)特に、ペナルティキル。こっちが反則したときに、失点が続いていたので。どうにかそこを改善しようと話し合っていました。(今リーグで)良かった点としては、守りは自分としてはあまり崩れた試合は無くて。そこは自分的には良かったかなと思います。(悪かった点としては)攻めの方が、リーグを通して良い時と悪い時で波があって。そこをどうにか一定にしていかないとなと思います。(チームとしての課題は)得点はどの試合通しても良く取れていたので。その代わり失点が増えてしまったので、そこはチームで話し合って改善していかないとなとは感じています。(今後の取り組みについて)今までもやっていたんですけど、よく話し合って。1プレーごとに自分たちの意思を共有しあうのは大事だとは思います。(インカレは)もちろん優勝を目指してやっているので。自分としてもチームとしても、自分たちが目指しているホッケースタイルに少しでも近づけるように頑張りたいと思います」

▼佐々木亮
「正直、ゴールもアシストもあんまりしてないのでびっくりしてるんですけど、でも、ディフェンスの面で見てくれたんだなぁって思うと嬉しいです。1年生のときはあまり試合に出れてなかったけど、せっかくチャンスをもらったので、ゴールを決めたいなって思っていた。結果、大量ではなかったんですけど、取れたので良かったなと思います。自分はコーナーでの一対一が得意だと思ってて、試合でもそれでパックを取って攻撃につなげれたかなと思います。自分がキルプレーで出てるときに失点する場面が多くて、自分が声をかければもっと点を防げたと思うので、もっと声を出していきたいと思います。自分はフィジカルが弱いので、ちゃんとご飯食べて、ウエイトもして、チームメイトとコミニュケーションもとって、チーム力を高めていければいいなと思います」

▼國塚
「今大会の試合で、ピリオドを通して負けているっていう状況がなくて、その状況で2ピリ入って、早い段階で追いつきたいなって思って。そのためにはゴール前にパックを集めることが得点につながると思って、貪欲にゴールに向かっていった結果が同点ゴールというかたちになって良かったです。まだ、調子は全開ではないので、スタートは出てなかったんですけど、チームのために何ができるかなって考えて、日々行動しています。僕自身スコアに絡むことが必要だと思うし、絡んでいきたいので、技術力の向上とか、もっと周りを見てパスを出したりとか、最良の判断があると思うので、上手い人のプレーを見て、向上させたいです。あと、守りの面がちょっと弱いかなと思う面が多々あるので、修正して全体的にレベルアップしないと、関東の大学とは通用しないんじゃないかなと思うので、重点を置いて頑張っていきたいです」

▼瀧本
「点を決めたときは嬉しかったです。自分はいつもゴール前でスクリーンに入るので、キーパーを見えなくする役割があるので、それにいこうと思ったらパックが出てきたので合わせただけです。夏に10分間の反則をしてるので、反則をしない、チームに迷惑をかけないっていうことを意識していました。自分のプレーの特徴は、ゴールを入れるっていう感じじゃなくて、パスを出していく感じかなと思います。立命大戦は結構いい試合ができたんですけど、今大会はなかなか点が決められなかったり、先制されたりとかが多かったので波があるので、チーム状況を安定させられるようにしたい。インカレはベスト4を取られたので、シード権を取り返すつもりでチーム一丸となって戦います」

▼佐々木隆
「新人賞取れたのはうれしいんですけど、春と比べると秋は全然プレーも良くなくて、なんで取れたのかなと思います。でも、これを自信に頑張ります。今大会はポイントを取ってチームに貢献しようと思った。1巡目は取れたんですけど、2巡目から調子も上がらなかったです。納得のいかないシーズンだったかなと思います。ゴールは結構できたので、もう少し視野を広げて、アシストもできたらなと思います。ポイントを取ることも大事なんですけど、次はポイントだけじゃなくて影で支えるというか、センターポジションなので、みんなを支えて、指示出せる選手になりたいです。自分のプレーの特徴は1年生らしい粘り強さかなと思います」

▼池田
「リーグ戦の中盤に怪我して、1ヶ月くらい氷に乗れなかったけど、来シーズンに向けて体づくりはしっかりして、いいスタートを切れるように準備していきたい」