【サッカー】【なでしこ】FW大田がハットトリック!!リーグ初白星で1部残留の望みつないだ!

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • mixiチェック

◇2019年度関西学生女子秋季リーグ最終節◇対びわこ大◇11月10日◇大阪体育大学◇

【前半】関大1-0びわこ大
【後半】関大2-0びわこ大
【試合終了】関大3-0びわこ大

引分けによる勝ち点はあるものの、いまだ白星のない関大なでしこ。2部降格の危機が迫る中、リーグ最終節を迎えた。びわこ大に対し引き分け以上で、2部2位との入替戦にまわり、負ければ自動降格が決まる。絶対に負けられない試合。関大のスタンドには、席を埋め尽くすほどの応援が駆けつけた。前半から攻めの姿勢を見せ、ついにはFW大田萌(文3)が先制点を決める。後半にはさらにFW大田が2点の追加点を挙げて、ハットトリックを達成した。最終戦にして初白星を挙げた関大。1部残留の望みをつないだ。

秋空を西日が照らす、少し肌寒い大阪体育大学のピッチ。春、関学大に劇的な勝利を挙げ1部昇格を決めたのもこの場所だった。思い出の詰まったこの地で、1部の意地をかけた戦いが始まった。

試合開始後、関大主導でゲームが進む。7分には、FW大田がゴール前でボールをキープし、FW塚原碧衣(政策1)にパスを出す。FW塚原のシュートはGKに止められたが、こぼれたボールにFW大田が詰め寄る。しかし、ここではゴールには至らなかった。相手の攻撃にはDFラインが落ち着いて対応。DF鳥本みずほ(人3)は相手ボールを冷静に奪い取り、前へ供給した。MF濱直海(人4)は左右に大きく動き、運動量で相手を圧倒。4年生の献身的な姿に連れられて下級生も熱くなる。MF笹部麻衣(人2)も積極的にシュートを打った。


△FW塚原


△MF濱


△DF鳥本


△MF笹部

セットプレーからチャンスを作るもあと1本が出ない。MF藤崎愛乃(人3)はミドルシュートを放つが、ゴールとはならなかった。それでも、自陣からパスをつないでゴール前まで運ぶとついにその時が。右サイドからMF成迫美咲(人2)がクロスを上げると、FW大田が頭で合わせ、ゴール。「ずっと(一緒に自主練を)やってきた成迫選手から自分が決めれたというのは本当にうれしい」とFW大田。待望の先制点にスタンドは大いに盛り上がりを見せた。


△MF藤崎


△FW大田

春のびわこ大との対戦は逆転負け。まだまだ気をぬくことはできない。後半に入り、応援の声はさらに大きくなりピッチに降り注ぐ。DF吉田絢香女子主将(人4)もチームに声を掛け続けた。DFラインがしっかり守って、流れをもたらす。すると41分またもFW大田がフリーキックからの混戦を制して追加点を挙げた。さらにその3分後、FW大田が3点目を挙げ、勝利を決めた。


△DF吉田女子主将


△FW大田

「応援の力って本当にすごい」とFW大田。スタンドとピッチが一体となって、つかみ取った1勝。まさに全員サッカーを体現したような試合だった。歓喜のリーグ初勝利となったが、まだ1部残留を決定したわけではない。泣いても笑ってもあと1戦。入れ替え戦を制して、笑顔で今シーズンを終える。【文:勝部真穂/写真:野村沙永】

▼足高清司コーチ
「遅いね。今頃ということやね。もう6回くらい関学と入れ替え戦をやってて。そもそもうちが春にしょうもないことをして関学に迷惑かけて、関学に悪いような気はするが、勝負の世界やから仕方ない。もうちょっと早く、勝てる試合を勝っておいたら、こういうことにはなってなかった。公式戦残っているのが、女子とトップだけ。他のチームの成績はかなり悪くて、その分プレッシャーを感じていたし、どうしてもやらなっていう。当初の目標はインカレだったから、自分らが甘かったっていうのは反省してると思う。このままでは終われないから、どうしても1部には残ってというテーマがあったから頑張れたのかな。(大田選手のゴールについて)今まで点が入ってなかった。硬さが見えたりして。1点入ったら変わるというのが今日のゲームだったと思うが、普段の力出したら、いつも通りできたらこんなもんかなとは思う。(入れ替え戦に向けて)一つ、インカレに行けなかった。上位に入って入替にまわらないという計画だったがそれもできず、入れ替えまで来てしまった。その辺の反省はあるだろうし、彼女たちもこのままじゃいけないと思っているだろうし。このまま1部に残って、来年は春から1部でもう一回やるぞっていう。もう少し力をつけてやらなあかんと思う」

▼DF吉田女子主将
「やっと勝てたということで、うれしい気持ちはあるが、次の入れ替え戦に気持ちはみんないってると思う。関関戦で、関学には絶対に負けられない。そこに向かってやっていこうと。大田は得点力のある選手で前にいたら怖い選手というのはわかっていた。リーグ戦通してなかなか点取れない中でも、点を取っていたし、出れない時期もあって悔しい思いもしたと思うけど、結果を残すことで自分のポジションを獲得してきていた。今回も点を取るっていう意気込みを言ってから入っていたので、絶対に取ると思っていた。全体としても、今日は絶対に勝たないといけないという気持ちが入ったいい試合だったと思う。男子もいたおかげで、自分たちの時間が多かったり、苦しい時間帯でもプラスの声掛けが応援からもきていたので、自分たちの流れに持っていくことができた。部員みんなに感謝してます。パスワークはいつも練習の中で言っていて、当てて落として、3人目の動き出しというところを常に言っているので、練習でやってたことが試合に出た。練習の中から試合のイメージを持って取り組めていたのかなと思う。(公式戦が残っているのはなでしことトップだけだが)残ってる身としてはやっぱり勝って関大に貢献して、ちょっとでもいい成績を残したい。それに自分の試合が終わった人たちが、サポートして、雰囲気作りとかもしてくれて、今日もたくさん応援に来てくれている。トップの選手も昨日試合で今日も練習があって、みんな練習がある中でもこうやって夜遅くに来てくれる。本当に仲間を背負って立っているというところをもう一度自分たちは認識して、その人たちの思いを背負って戦うというところでもっと責任感を持って1戦1戦戦っていきたいと思って。今回も入替戦かかった大事な試合ということでみんなも応援来てくれて、熱い想いをぶつけてくれたので、本当に勝つという気持ちで、自分たち全員で戦えたと思う。(関学大とは春の入れ替え戦でも戦ったチームだが)関学さんは自分たちに春負けたということで絶対に次は勝ちにくると思う。でも、自分たちも関関戦は負けられない。強い気持ちがぶつかり合う試合になるとは思うが、心は熱く、頭は冷静にして自分たちらしいサッカーをできたらなと思う。(入れ替え戦が最後の公式戦となるが)4回生として最後の試合になると思うが、しっかり自分たちで勝って、後輩たちに残せるものはしっかり1部に残留するというところだと思うので、そこに向けて練習からもう一回気を引き締めてやっていきたい」

▼FW大田
「このリーグで一回も勝ててなくて、この試合引き分け以上で入替というのはわかっていて。自分はFWに途中でなったので、もう点を決めることしか考えてなかった。結果的に3点入って良かった。うれしかった。どこのポジションに入ってもやることは変わらない。でも、その中でFWというのは特に点を決める。ゴールに近いので、点を決めるのが仕事っていうのは分かっていて。DFラインは他の選手に任せている分、自分は前で活躍しようと思ったし、それで結果としてこうなったのは良かった。うれしい。(ゴールを振り返って)1点目のヘディングシュートは前節の追手門戦で、シュートを打つ機会が結構あったのに枠外してしまっていて、自分の課題と思って1週間ずっと自主練とかで取り組んできてて、あげた成迫選手といつも自主練をしていた結果。ずっとやってきた成迫から自分が決めれたというのは本当にうれしい。やってきて良かった。前半に点を取りたかったが、なかなか点が遠くて、自分もあまりシュートを打てなかった。春にびわこ戦で1点決めてから逆転されたというのが自分らの脳裏にあったから、後半入る前にそれを全員に伝えて、逆転されないように、追加点早めに行こうというのは言っていて、2点目、3点目を決めれたのは良かった。2点目から3点目はわりとポンポンと入った。2点目が遠かった。(応援について)応援の力って本当にすごいなって実感した。応援の声とか『おぉー』とかそれだけでもう一回行こうとか、もう一回走ろうとか、もっと頑張ろうって思えるのが本当にいいチームだと思うし、自分らの試合前とか試合後一緒に歌ったりするのを相手チームとかが見ていたら、本当に関大いいチームだなと思えて、応援の力が本当に今日の試合の力になった。(入れ替え戦は)春は自分たちが立命に負けてしまって、関学と入れ替え戦をすることになってしまった。今回は逆でまた関学とあたるのは、何か縁があると思う。一番接点があって、仲のいい大学とはいえ、やっぱり勝負なので、ここは絶対に負けられない。自分らは3回生なので4回生に勝たせたいっていう気持ちがあったが、なかなかインカレ出場という目標は遠くて、このリーグも勝ててなくて。でも今日勝てて、4回生の笑顔というのは本当にうれしいので、次節も絶対に勝って、4回生とできる最後の試合を笑顔で終えれるように頑張りたい」