【ソフトテニス】2部優勝果たすも、1部昇格ならず

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◇平成27年度関西学生春季リーグ戦◇5月2・3日◇マリンテニスパーク北村◇

 

【総合成績】

2部 優勝(4勝1敗)

 

昨春全勝優勝を果たすも、入替戦で涙をのんだ関大。再び1部昇格を目指した戦いが始まる。

 

初戦は京大と対戦。一番手の島田・島津組はゲームを取り合う展開に。島津の巧みなボレーとサーブで相手を揺さぶり、ファイナルを制した。二番手の浅井・三宅組は浅井のストロークがさえ渡り、際どいラインにボールを落とし込む。また、三宅も相手の返球にうまくタイミングを合わせ、相手コート前にたたく。終始主導権を握った2人はストレートで勝利を飾り、他を寄せ付けなかった。三番手は玉井がエントリー。コートを広く使ったラリー戦で相手のミスを誘う。威力のあるサーブで相手からエースを取るなど3ゲームを連取。4、5ゲーム目は落としてしまい、そして、サーブ権のある6ゲーム目。両者互いに譲らずポイントを取り合うも、最後は玉井に軍配が上がる。ゲームカウント4-2で勝利し、関大は3勝。勝利が決まっても攻撃の手を緩めることなく、続く石田・辻組、榊原・妹尾組も相手を圧倒し勝利した。5試合全てを勝利で収め、幸先の良いスタートを切った。

リーグ

次の戦いは大商大。昨秋は1勝4敗で勝利を逃した相手だ。関大はこの試合から少しペアを入れ替えて挑んだ。一番手は、石田・辻組。ミスを連発し、1ゲーム目を落としてしまうも、2ゲーム目は相手の動きを見極め、ナイスショットで取り返す。ゲームカウント2-2にした後、2ゲームを奪われてしまい、敗戦となった。二番手の榊原・島津は最初の2ゲームを失うも、しっかり立て直し、力のあるショットで相手のコンビネーションを打ち崩す。2-2に戻すも、最後は粘り負けてしまった。0勝2敗と後がなくなった関大。三番手・玉井が挑む。両者互いに譲らない展開となり、迎えた5ゲーム目。15回にも及ぶラリーでミスを誘発すると、力のあるストロークの返球でアウトを取り、ポイントを稼ぎこのゲームを制す。大きな1ゲームを取り、6ゲーム目も順調に点を重ねる。ベースライン手前にボールを落とすなど、強気な攻めで勝負をものにした。

1勝2敗で四番手に浅井・三宅組を送り込む。三宅が速いスマッシュを決めるなど、1ゲーム目をものにする。しかし、2ゲーム目は攻撃がかみ合わず、1ポイントも奪えなかった。取っては取られの緊迫した勝負の行方はファイナルまでもつれ込むことに。浅井の好プレーが光り、相手も取るべきところでポイントを取り、カウント5-5。サーブ権が関大に回ってくると、浅井が力のこもったサーブを放つ。当てるだけになった相手のリターンはラインを越え、アウト。アドバンテージをつかむと、最後は浅井のストロークの返球がラインアウトとなり、接戦を制した。関大ベンチが大いに沸いた。

三宅ボレー

2勝2敗として最後は羽柿・妹尾組に託された。序盤はうまく攻められず、2ゲームを失ってしまう。相手からポイントを思うように奪えなかったが、3ゲーム目は、相手のミスでデュースに持ち込む。関大がアドバンテージを取るも、相手がボレーを仕掛け、食らいつく。羽柿のスマッシュでもう一度ゲームポイントをつかむと、妹尾がボレーを決め、1ゲームを取った。

勢いに乗った2人は、足を良く動かし、果敢に攻める。その攻撃が実り、もう1ゲームを奪取した。その後は相手にゲームをとられるも、次ゲームは羽柿のナイスショットで勝利。勢い、流れを呼び込み、そのままファイナルを迎える。相手のミスでまず1ポイントを取ると、妹尾が角度のあるボレーを決め、得点を連取。妹尾は大きなガッツポーズを見せ、関大ベンチも盛り上がりを見せる。しかし、徐々に流れが傾き、ペースを握られてしまう。最後まで全て相手に先手を打たれ、後一歩のところで勝利を逃した。相手を追い詰めたものの、2勝3敗と悔しい敗戦を喫した。

 

リーグ戦1日目最後の試合は履正社衣装スポーツ専門学校と対戦。相手に付け入る隙を与えず、5勝0敗で完全勝利を収めた。

 

関大は2勝1敗で2日目を迎える。1日目終了時点で全勝は大体大のみ、1敗は関大、龍大、大商大となり、一勝が大きく結果を左右するに違いない。2日目は全勝の大体大との大一番で幕を開ける。大体大とは昨春入替戦で対戦し、僅差で敗戦。昇格を阻まれた相手でもある。関大ソフトテニス部の進化を見せる戦いが始まった。

 

一番手に起用されたのは榊原・島津組。序盤は相手にポイントを許すも、徐々に立て直し、デュースに。榊原のパスショットで、先手を打つと、相手がネットすれすれの絶妙な高さに打つも、それがネットに当たり、相手コートに跳ね返る。1ゲーム目をものにした。2ゲームは競った試合となり、三度のデュースの末、惜しくも敗れてしまうも、3ゲーム目は島津の絶妙なボレーと榊原の巧みなストロークで相手を圧倒。勢いそのままに力強い打球で押し、関大に1勝目をもたらす。良い流れのままに浅井・三宅組がコートに立つ。順調に2ゲームを先取するも、相手の反撃に遭い、盛り返されてしまう。試合の行方は7ゲーム目に。常に主導権を握りながらも相手に粘られ、6-6。先にアドバンテージを取るも、なかなか次の1本が決まらない。4回繰り返した後、浅井が短いボレーをたたき込む。相手は拾おうと走るも追い付かず関大に得点が入る。長い戦いは浅井の速いストロークが相手コートを抜け、終止符が打たれた。

勝利まで後1つに迫り、三番手は玉井。ラリー戦の後に、打球の勢いを殺した打球で仕掛ける。それが見事決まるなど、1ゲーム目を取る。また、右に左に打球を自由自在に操り、相手を翻弄(ほんろう)。3ゲームを連取し、勝利の瞬間が刻一刻と迫っていた。4ゲーム目は失ったものの、迎えた5ゲーム目。シーソーゲームとなり、なかなか連続ポイントが挙げられない。互いに際どいところに打ち込む分アウトになる場面が目立つも、浮いた球を見逃さず、スマッシュを決める。勢いのあるストロークも決まり、見事勝利を収めた。玉井は両手を突き上げベンチにいる仲間と喜びを分かち合った。3連勝の後、石田・辻組は惜しくも敗戦。しかし、羽柿・妹尾組は勝利し、4勝1敗で因縁の対決を制した。

 

リーグ最終戦は龍大と対戦。一番手の榊原・島津組、二番手の浅井・三宅組はファイナルまで戦い抜き、勝利を収める。三番手の大黒は3ゲームを連続で落としてしまうも、4ゲーム目から反撃を開始する。ファーストサーブがなかなか入らない相手はダブルフォールトを連発。相手のミスに付け入り、また、相手の動きをしっかり見極めた多彩な攻撃でポイントを量産。3ゲームを取り返し、最終戦へ突入させる。ファイナルは均衡した試合となるが、最後は大黒がポイントをもぎ取り、試合終了。3人で勝負を決めた。さらに、4番手・5番手も勝利し、5勝0敗で圧勝した。

4勝1敗でリーグ戦を終えた関大は2年連続の優勝をつかみ、入替戦へと駒を進めることになった。

 

kaki

ついに目の前に1部昇格をとらえた。入れ替え戦の相手は近大。応援にはOBや女子も加わり選手を後押しする。一番手に送り込まれたのは榊原・島津組。前衛の島津がボレーを決めると、榊原は相手前衛との駆け引きを制し、得点を決めるなど互いに良いプレーを見せる。しかし、相手も譲らずファイナルゲームへともつれ込む。ポイントを先行し、カウント5-3と有利に試合を運ぶ。しかし、ボレーを決められると関大が連続でミス。先にマッチポイントを与えてしまう。デュースに持ち込みたいところだったが、またしてもボレーを決められ、先勝される。二番手にはリーグ全勝と好調な浅井・三宅組。ファーストサーブをしっかりと決め、リズムをつかむ。浅井が攻めのストロークを見せると、三宅もポーチボレーを決めるなど、得点を積み重ねていく。ゲームカウント3-2とリードで迎えた第6ゲーム。デュースに持ち込まれるが、相手のダブルフォールトでアドバンテージを取ると続けて相手のミスで1勝1敗のタイとした。三番手の玉井は試合中に雨が降ってくる中での試合に。粘る相手に対し、玉井はこらえきれずミスが出てしまう。なかなかリードが奪えず苦しい展開。必死にボールを追いかける玉井だったが、最後はストロークが外れ、敗れてしまう。後がなくなった関大。石田・辻組で巻き返しをはかった。しかし、立ち上がりから相手ペース。後衛の石田が左右に振り回され、返したボールを前衛に決められる苦しい展開となる。前衛の辻も思うようにボレーが決まらず、イライラを爆発させるシーンもあった。最後まで攻めの姿勢は見せたが、流れを変えることはできず、ストレート負け。通算で3敗目を喫し、1部昇格を逃した。

入れ替え戦

 

1部昇格を目標にこれまで戦ってきたソフトテニス部。2部で1位となり、入れ替え戦への切符をつかんだものの、1部昇格は逃してしまい、今秋のリーグ戦も2部での戦いが決まった。「持ち的には負けてなかった」という島田主将の言葉通り、相手を上回る気持ち、応援、そして最後まであきらめない姿勢が物語っていた。そういった姿勢はきっと次につながるはずだ。個々の課題を改善し、次の西カレでは団体戦制覇を狙う。【吉田佳奈】

 

▼島田主将

「(1日目)秋季リーグが終わってからは単純なミスをしないように、一球の大切さを意識して練習していた。全員で1部に上がりたいという気持ちが出ていて、チーム一丸となって臨もうと話していた。初戦の自分の試合は、なかなか切り込み切れなかったけど、なんとかつながったかなという感じだった。自分のメンタル的に受け身になってしまっていて、自分から打つボールが少なかったように思う。攻め切れたというよりは、ポイントとして相手のミスで入った。しかし、しっかりそこをちゃんと打てたかなと思う。大商大戦は正直なところ最初の2本が痛かったかなと思う。3、4番手が頑張って天秤に持ち込んでくれた。5番手も良くやってくれた。ずっとリーグ戦で大商大と大体大を倒すのが目標だった。今日大商大も1敗したため、入替戦のチャンスはある。明日は始めから向かっていきたいと思う」「(2日目)悔しい。気持ち的には負けてなかった。大事なところでポイントが取れなかったのが大きい。全員で1部昇格を狙っていた。今回のリーグは全員で戦っていたが結果的に残念な形になってしまった。僕たちの目標は1部昇格だったので、そこにたどりつかないと戦えない。2部で1位というよりも1部に上がれなかったという悔しさの方が大きい。いつも通り練習したことを本番でぶつけるようにアドバイスした。選手は一生懸命やってくれた。ちょっとの差が大きい。西カレは団体戦で優勝という目標を立てている。ここという時のポイント、試合の入り方、精神的にもまだまだ弱いと思う。日ごろの練習から密度の濃い練習を考えていかないといけないというのが課題。悔しい思いはもうしたくないので、コートで喜べるように一生懸命練習していきたい」

入れ替え玉井