【レスリング】新戦力が台頭!4季ぶりの1部復帰なる!

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◇平成28年度西日本学生春季リーグ戦(2日目)◇5月15日◇金岡公園体育館◇

関大4-3帝塚山大
関大5-2天理大
関大4-3関学大

前日は新戦力の台頭もあり、危なげなく連勝を飾った関大。1部復帰に向けては、全勝で関学大との最終戦に臨むことが必要不可欠となってくるだろう。悲願成就のためにも、全戦力を結集し、勝負の1日が始まった。

初戦の帝塚山大戦は、強力な125㌔級の高澤との対戦を避け不戦敗。1つ星を落とした状況で試合が幕を開けた。61㌔級・大川将、65㌔級・大川慧は持てる実力を発揮し白星をつかむ。続く74㌔級・小山は敗れたものの、70㌔級の山岡が相手を力で圧倒。この勝利で帝塚山大撃破を呼び寄せる。だが、57㌔級の加藤が相手のペースで試合を進められ敗戦。星の差は五分となり、勝負は86㌔級の脇田に託された。試合序盤は静かな立ちあがり。互いに決め手に欠く状況が続くが、徐々に脇田が本来の力を見せる。相手に2回の警告が与えられてリードを奪うと、最後は攻めてきた相手をうまくいなしバックを取って加点。勝利を決定づけた。辛くも勝ちを奪い、全勝を守る。
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▲脇田

続く、天理大戦は61㌔級の大川将、65㌔級の竹本がテクニカルフォール勝ちすると、125㌔級の脇田は体重で上回る相手にフォールを奪う。勢いをつないだまま、関学大との全勝対決へと駒を進めた。
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▲竹本

迎えた関学大との2部優勝、1部復帰を懸けた大一番。試合前の円陣にもより一層の気合が入る。初戦を取って流れをつかみたいところだったが、61㌔級の大川将が相手に攻撃を封じられ敗北。このままズルズルと行くと思われたが、125㌔級の1年生、脇田が流れを変える。冷静なレスリングを展開し、相手を揺さぶる。タックルでも相手を圧倒。勝って勢いを取り戻した。65㌔級・大川慧は1分足らずでフォール勝ち。難なく相手を料理した。続く、70㌔級の竹本もフォールを奪い、ついに王手をかける。残り3試合で1つ勝ちを収めると、1部復帰が決まる有利な状況。まずは、74㌔級の山岡がマットに上がる。ポイント4-2とリードし、第2ピリオドも残り20秒。ここで、相手にバックを取られ追いつかれてしまう。山岡は続けざまに猛攻を受けるが、「最後は相手が攻めてくるとわかっていたので、うまく返せた」(山岡)。がぶり返しで2点を勝ち越し。その瞬間に試合終了のブザーが鳴り響き、2部優勝を果たす。選手たちは抱き合って喜び、4季ぶりの1部の舞台への思いを爆発させた。その後の86㌔級の小山、57㌔級の加藤は敗れたが、4-3で関学大に勝利。全大学に勝利し、強さを存分に発揮する形となった。
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▲大川慧

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▲山岡

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試合後、小山主将は「1部優勝も不可能ではない」と自信をのぞかせる。また、ルーキーの脇田は全勝。堂々としたレスリングで、関大の課題であった重量級にも一筋の光が差した。7月には、新人戦が行われる。脇田を含め、大川慧、加藤、一瀬、松下の5選手が出場予定。表彰台に上る姿に期待だ。格上との対戦に胸を高ぶらせる関大レスラーたちが、1部のキャンバスを紫紺色に染め上げる。【文:嶋健太朗/写真:三木勇人】
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▲小山(左)、山岡(右)

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▼小山主将
「(チームとしたは)やっとって感じ。優勝が決まった瞬間はさすが山岡だと思った。リーグ戦全体を通して下級生が頑張ってくれた。1年生は素晴らしい。藤本コーチが1年生を鍛えてくださって、成果が出た感じ。7月の新人戦も、このままいけば両スタイルで優勝を狙える力があると信じている。(1部リーグは)選手層の差があるが、仕方ない。言い訳できない。関学大が昇格してすぐに4位になったこともあるし、優勝も不可能ではない。個々の強さで4つ取ればいいだけなので。2部は7-0で全部勝って優勝することをノルマにしていたので、満足はしていない。1部を同等に戦うには2部では、1つも落とせないと思っていた。まずは、1部に上がって、昨年の尾崎さんの代を越えられた。次、1部残留で2個上の瀧さんの代を、3位になって村上さんの代を越えられたらと思う。それが恩返しにもつながるし、強い関大へとつながるから」

▼山岡
「(関学大戦の自身の試合について)正直、残り20秒で追いつかれて頭が真っ白になった。味方の声援が聞こえて立ち直ることができた。最後は相手が攻めてくるとわかっていたので、うまく返せた。試合が終わったときは泣きそうになった。(リーグ戦を振り返って)桃山大戦と天理大戦は後輩が勝って、4回生が負ける。不甲斐ないし申し訳なかった。最後勝ててよかったと思う。1回生は本当に頼もしい。脇田も加藤もいい試合でアグレッシブにいってくれた。1部は確実にレベルが上がる。接戦も多くなると思うので、ムードをよくしないと。4回生が勝てば下級生も盛り上がると思うし、自分が勝ってチームを引っ張っていきたい」

▼脇田
「とにかくうれしい。1年で入ってばかりで2部優勝の場に立ち会うことができて光栄。(初のリーグ戦は)最初はガチガチで地に足がついていない感覚だった。応援してくれる人のために頑張れた。(自分より階級が重い相手との対戦もあったが)力負けはある程度すると思っていた。横に入って相手を揺さぶって、重い相手はバテやすいので、そこで勝負した。1年生で全勝はうれしいが、修正点もあるので出来としては70点。新人戦を優勝して全国レベルの大会につなげたい。2部リーグ優勝にうぬぼれず、1つ1つの試合でベストなパフォーマンスをしていきたい」