【卓球】粘りを見せるも、1部の壁は高く 秋にリベンジ誓う

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◇平成28年度春季リーグ戦入替戦対京産大◇5月14日◇大阪経済法科大学体育館◇

【結果】関大2―4京産大

25年春以来、1部の舞台から遠ざかっている関大。今季リーグも連敗スタートで、1部昇格に暗雲が立ち込めた。しかし、そこから盛り返し、リーグ最終節も勝利。来季1部に向けて、可能性が残る入替戦に回ることになった。

「絶対に勝ちたい」。主将・田頭を筆頭に選手たちが、格上の京産大撃破を狙う。

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第1シングルスに登場したのはカットマン松本。チームの気持ちをプレーで見せたいが、劣勢な状況に立たされる。第1、2セットともに序盤に突き放された。しかし、相手のボールを粘り強く返し、ラリー戦に持ち込む気迫は見せる。

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0-3とストレート負けを喫するも、一矢報いるプレーを随所に見せつけた。

第2シングルスは南木。気迫で流れを引き戻そうとプレーするが、カットマン相手に苦しむ。第1セットから一進一退の攻防となるが、持ち味の強気の攻めは健在。5連続得点などで相手を苦しめ、14―12と接戦をものにした。こ
れで勢いに乗った南木は第2セットから圧巻のプレーを披露。

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エースにスマッシュと相手コートに叩き込み、3―0とストレート勝ち。関大が息を吹き返す。

簡単には引き下がらない関大は、増田が第3シングルスに挑む。同期の南木の活躍に続きたいところだが、相手も簡単には引き下がらない。息詰まる長いラリー戦となり、両者打ち合った。

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勝負どころで不運なネットインやミスからリードを許して、惜敗。どのセットも接戦となるが、勝ち切れずにストレート負けを喫した。

関大が勝つためには、1部を経験している相手に必死にしがみつくしかない。ゲームを取り返したい第4試合目は、南木・北岡ペアのダブルス戦。北岡がカットで相手のリズムを崩し、それを南木がスマッシュで決める。息の合ったコンビネーションプレーを見せつけた。

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また、この日は、南木が絶好調。シングルスに続く出場で、サービスエースにスマッシュと安定したプレーでチームをけん引した。セットカウント0-2から2-2に持ち込む驚異の粘りを見せるが、最終セットを9-11で惜敗。このゲームを落とし、1-3と相手に王手をかけられた。

もう負けが許されない第5シングルスには、ダブルスに引き続いて出場する1年生北岡。気持ちを切り替えるには、わずかな時間しかなかったが、ベンチから全員が声をかける。

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スタンドから見守っていた男子部員からも声がかけられ、諦める選手は一人もいない。その気持ちを北岡がプレーで応える。

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カットマンとして幾度となく、相手のスマッシュを返し続けて場内も固唾をのんで見守った。ラリー戦となり、セットを取り合う一進一退の攻防を続け、勝負はファイナルセットへ。6-9と絶望的な状況に追い込まれるが、ここからが圧巻だった。気迫あふれるプレーで驚異の6連続ポイントで勝負あり。ガッツポーズも何度も飛び出し、大接戦に終止符を打った。

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続いて行われたのは第6シングルス。この試合も1年生の鈴木が登場した。フレッシュな勢いのある若手コンビで、最後の田頭主将にまでつなぎたいが相手の実力が一枚上だった。

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相手の強打を拾い続けて意地は見せるものの、壁は高い。ストレート負けを喫し、この瞬間、関大の敗戦が決まった。

死力を尽くしたい戦いを開口一番「悔しい」と思いを語った田頭。今季は1部を目指し、あと一歩届かなかった。しかし、リーグを通して北岡、鈴木の台頭や、3年生コンビの南木、増田の検討も光った。勝負どころでのメンタル面を今一度見つめ直し、秋には悲願の昇格を果たす。【文:高橋良輔/写真:笠井奈緒】

▼田頭主将
「ずっと1部昇格を目指してやってきた。リーグ期間に自信を持って挑んだが、接戦の場面で焦っていた。チームで一致団結も徐々にでき始めていたけど、接戦の時にミスが多くて、実力はあるのに、メンタル面が課題。本当は2部で優勝したかったが、入替戦に回ってまだ、1部に挑戦できる。絶対に勝ちたいと思ってこの1週間練習してきた。しっかりと接戦に持ち込めたのは良かったけど、やっぱり気持ちで弱気になっていたと思う。思い切ってやっていた部分もあったけど、勝てる可能性もあったので悔しい。リーグを通して1年生2人には助けられた。大活躍だったし、今後も頑張って欲しい。秋こそは絶対に優勝したい。弱点を改善して、特にメンタル面を見直して新しい関大で秋リーグを迎えたい」