【サッカー】[なでしこ]先輩から後輩への最後のギフト。いざ、最終節へ。

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◇2019年度関西学生女子秋季リーグ第6節◇対追手門大◇10月27日◇大阪体育大学◇

【前半】関大0-1追手門大
【後半】関大0-1追手門大
【試合終了】関大0-2追手門大

『ゲームに勝って、勝負に負けた』と足高清司監督。関大ペースで試合を運ぶ時間帯が多く見られるが、図らずも失点を許してしまう。前節に引き続き、気持ちのこもったプレーで果敢に勝利に向かって戦い続けるも、猛攻かなわぬまま苦杯をなめた。

前半の立ち上がりには、MF藤崎愛乃(人3)やMF田中杏実(人1)のボランチを中心にボールを回し、関大ペースに持ち込む。また、FW大田萌(文3)の独走ドリブルで大きなチャンスメイク。しかし、ゴールネットを揺らすことはできない。


△MF藤崎


△MF田中


△FW大田

一進一退となった中盤だったが、前半25分に一瞬の隙を突かれ失点。しかし、焦ることなく冷静にプレーを続ける。DF鳥本みずほ(法3)やDF林祐里(人1)の粘り強い好守でゴール前への侵入を許さない。また、DF林のロングボールに反応したDF成迫美咲(人3)からMF濱直海(人4)、MF笹部麻衣(人3)と丁寧につなぎ、チャンスを図る。苦しい時間帯にもキャプテンのDF吉田絢香(経4)は「大丈夫、大丈夫」とチームを鼓舞し続けた。前半終了間際には関大の流れになりつつあったが、0-1のまま前半を折り返す。


△DF鳥本


△DF林


△DF成迫


△MF濱


△MF笹部


△DF吉田キャプテン

ベンチからの「ここからやで、ここから」という鬨(とき)の声に背中を押されながら、イレブンは続く後半に臨んだ。後半17分、相手のシュートにGK井上沙季(商1)が左手でのナイスセーブでゴールを守るも、その1分後、ゴール前での混戦で失点。


△GK井上

それでも、関大なでしこは専守防衛に徹するだけでなく、果敢にゴールを狙い続けた。DF成迫に加え、正確なパスが持ち味のMF真木悠花(文1)は、前へボールを送り続け、FW塚原碧衣(政策1)も前線に駆け上がり、ゴールへと走り続ける。しかし、ゴールネットを揺らすことができぬまま、試合終了のホイッスルを聞くことになってしまった。


△MF真木


△FW塚原

試合後、「入れ替え戦で勝って1部残留の結果を残すことが、最後に後輩に残せるものだと思う」と目を潤ませながらも前を向き、力強く語ったDF吉田キャプテン。“最後に後輩に残せるもの”、この“ギフト”を後輩たちに贈るべく、関大なでしこは最終節へと挑む。【文:髙橋周/写真:勝部真穂】

▼足高コーチ
「(振り返って)1つ変われば逆もあったことやから、そんなに力の差があるわけではないし、うちが攻めている時間に点が入っていればもっと変わった展開になっていたと思う。でも、言い方変えれば、これが1部と2部の差かなと思う。『ゲームに勝って、勝負に負けた』という感じ。サッカーの中身としてはそんなに力の差があるわけではないし、前半はうちの方が攻めていたと思う。そこで、最後のフィニッシュが悪かったり、点が入ってしまっていた。最初に入れられた点は、守備崩されてやられたわけでもないし、ラッキーパンチみたいな感じやったから、そんなに気にもしてなかったし、なんとか点が取れるんじゃないかと思っていた。でもやっぱり向こうはインカレに行きたいっていうのがあったし、負けたら下手したら入れ替え戦に行かなあかんっていうのもあって、気持ちが入っていたのかな。勝負にはなると思っていたが。(2失点目については)2点目はごちゃごちゃしていた。逆(に関大が得点すること)もあったかなと思う。ああいうプレーはあるから、あそこで足が出るか出ないか。そこは(相手に)執念がというものがあったのかな。別にうちの選手が悪いわけでもない。でも、そこが勝負の分かれ目。ゲームと勝負の違うとこかなと思う。(課題は)やっぱり決定力。そこの差が出た。執念の差。(未だ勝ちはないがチームのモチベーションは)決して下がっていない。(順位は)どんぐり状態で(数チームが勝ち点にあまり差がないので)気が抜けないとは思っている。どこかで順位が変わってくる。少なくとも(関大は)まだ下から2番目で、今日勝っていたら4番目くらいまで上がるという状態になっていた。むしろ、そういう点では、絶対に勝つという気持ちは選手みんな持っていた。それなりの集中力もあったし、練習もしてきた。ただ、厳しい試合の経験の無さがあった。なんぼ練習試合で勝っても、実践で勝てなければ意味がない。そこの厳しさっていうのがちょっと足らんのかなと。(次回は最終節だが)選手にも話をしたが、春の(2部リーグで対戦した)時にびわこと立命に負けて入替戦に回った。力としては負けるチームじゃない。(春は)技術面じゃなしに精神面で負けたと思うから、それだけは絶対に負けることのないように。以前やった時にも、こちらの方が厳しい練習をしてきているなと感じた。関大の名に恥じないように。同じ過ちを繰り返すことこないようにしたい。気の緩みのないようにしたい」

▼DF吉田キャプテン
「(今節について)勝たないといけない試合で負けてしまった。負けてしまったんですけど、もう最終的に残った目標として、しっかり入れ替え戦で勝って1部残留の結果を残すことが、最後に後輩に残せるものだと思う。勝てなかったことはほんとに申し訳ないと思う。まだ残されてる。次の入れ替え戦に向けてってことが目標になると思うので、まずそこに向けてやっていきたいと思う。(苦しい時間帯の『大丈夫、大丈夫』って声かけについて)自分たちが前で戦えて、ゴールに向かえてる時間っていうのも多かった。いい形も出てたり、自分たちのペースでボールを回せる時間も多かったりする中で、失点のところで突発的に入れられたりだとか、競ったところのプレーでやられてしまったりだとか。そこは自分たちディフェンスラインの甘さだったり、攻めてる時の対応の仕方が悪かったりしたのかなとは思う。『大丈夫』っていう声かけは自分にも言い聞かせてたし、周りも雰囲気的に落ちてしまうと自分たちは流れに持っていかれやすいので。だからそこでいい声かけをしよう、常にプラスの声かけをしようと試合中やってきた。(まだ勝ち星がなく、チーム的にも苦しい時期だが)ほんとに負けしかない状況で、女子だけじゃなくて関大サッカー部全体がいい流れじゃないってことで、自分たちが勝てば関大サッカー部全体にいい流れを持ってこれるし、今回勝つことで次の最終戦に向けていい流れを作れるってことはチーム内でも話をしてきた。勝つしかないってことを4回生中心となって、スタッフの方ともやってきたんですけど、結果がついてこなかったって感じ。(今節の負けを次節にどう生かすか)自分たちの攻めてる時間は多かったと思うから、やっぱりそこで決め切る力っていうか、リーグを通しての課題ってところが浮き彫りになって、甘さっていうのがやっぱり出てるなって思った。前回そうだったけど、練習からもっともっと厳しさを1週間の中断期間で詰めていきたい。次のびわこ戦で勝てるように頑張っていきたい」