【ホッケー】全日本インカレ開幕!課題残りながらも初戦突破

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◇第68回男子全日本学生選手権大会1回戦◇対北海道大◇10月23日◇於・大井ホッケー競技場◇

[第1Q]関大1-0北海道大
[第2Q]関大1-0北海道大
[第3Q]関大0-1北海道大
[第4Q]関大2-0北海道大
[試合終了]関大4-1北海道大 

課題の残る全日本インカレ初戦となった。リーグ戦真っただ中に開幕した全日本インカレ。1回戦は北海道大と対峙(たいじ)した。第1クオーター(Q)から得点を積み重ね、第3Qで1点こそ失ったものの、3点差をつけて快勝。しかし、「雰囲気が悪かった」(近藤弘明主将=環都4)と、決して満足のいく試合内容ではなかった。

第1Qに先制点を手にした。開始3分時点でペナルティーコーナー(PC)を獲得すると、FB濱口達也(シス理4)がストレートでシュートを放つ。そのボールはゴールネットに吸い込まれ、濱口は力強く拳を天に突き上げた。好スタートを切り、その後も積極的にボールを奪う。残り時間が5分を過ぎると攻防戦は激しさを増し、そんな中このQ2回目のPCを獲得。これも濱口がゴールを狙うも、今度は決まらず。終了間際には相手に攻め込まれるが、得点を奪われることなくこのQを終えた。


△濱口

続く第2Qでもスコアは動く。開始直後からPCを獲得し得点を狙う関大だったが、なかなか決めきれない。さらに、相手にもPCのチャンスを許し、同点を覚悟するが、GK若生知嵩(化生1)の好セーブで死守。そんなとき、待望の追加点を挙げる瞬間が訪れる。サークル内にボールを運ぶと、ここぞとばかりにFW笹木大聖(経3)がタッチシュートで押し込み見事ゴール。「自分が決めないとなと思って打った」と、好機をものにし2点目を手にした。だが、このQでトータル3回ものPCのチャンスを得たがそこで得点をすることはできず。どこか晴れない表情のまま試合を折り返した。


△笹木

そのまま完封したい関大だったが、第3Qでまさかの失点を喫する。FB田中大貴(文4)のプレーから相手にPCを献上し、必死のディフェンスも実らず失点。1点差に詰め寄られ、雰囲気は右肩下がり沈んだ。すかさず取り返そうとパスをつなぎゴールへと向かうが、得点には至らず。「ミスが多くなって雰囲気が悪くなって、その雰囲気に対してイライラして、という悪循環」と、近藤弘主将。不安をぬぐい切れずこのQを終えることとなった。

だが、最終Qでチームが真価を発揮する。「しっかり守れた」と、ディフェンスの要である濱口の言葉通り、得点のチャンスを与えない。そんな中、関大は絶好機を狙った。


△FW粕渕正真(人1)


△MF上田隆ノ介(文2)


△近藤弘主将

このQ終盤にかけて、ボールは笹木のもとへ集まった。相手がイエローカードで1人欠き、この日最大のチャンスに。残り3分半時点で、粕渕から笹木へボールが送られるも、決めきれず。だが、このミスが笹木に火をつけた。「自分が決めないと」。その一心で、ボールを押し込む。見事ゴールへと収まり、笹木はこの日1番の笑顔を輝かせた。


△笹木

ラスト30秒にも関大は歓喜に沸いた。残りわずかな試合時間でボールをキープし続ければ勝利がやってくる中、最後まで貪欲に得点を狙い続けた。MF森川大(人3)がボールを運ぶ中、ゴール前に飛び込んだのはFW正岡純也(法4)。「絶対決めてやるという気持ちで押し切った」と、思い通りに出された森川からのボールを執念でゴール。試合終了間際でのダメ押しの得点で、勝利を一気に手繰り寄せた。


△正岡

なんとか得点を重ね、初戦を突破した関大。だが、課題も多く、試合後その表情を曇らせた。次に控える相手は、強敵・法政大。相手は格上だが、目標のベスト8に向け負けるわけにはいかない。一晩でどう課題を修正できるか。関大の全日本インカレでの戦いは、まだまだ終わらない。【文/写真:中西愛】

▼近藤弘主将
「今までの北海道大学を知っているから、少しなめていたところがあの1点につながった。勝てたから良かったが…。今日は油断というか、ディフェンスラインがバラバラだったのと、雰囲気がよくなかった。みんな怒っていた。テンション的に上がっているところがあったのでミスがあった。ミスが多くなって雰囲気が悪くなって、その雰囲気に対してイライラして、という悪循環。そこがバラバラになった原因。(中盤に攻められていたが?)前の試合のときに、中がガラガラになっていたからそこを埋めようとやってたが、中は埋まったが、危険な場面でも中に出して相手に取られるというシーンが増えた。もっとサイドも使えたらいい。(良かった点は?)前と同様でフリックが1本と、フィールドゴールで点を入れることができたところ。今日の試合は課題が多かった。戦術というよりかはモチベーションが悪かった。(次戦に向けて)勝ちに行く。ただ今日のようにはうまくいかないと思う。格上相手に対して、まずできるところは走り負けないこと。まず第一に頑張っていきたい」

▼濱口
「1部に上がるために、強豪とできるいい機会なので、まず1戦勝って次の法政大学に挑もうと意気込んだ。しっかりと点を取り切って、圧倒しようとしたが、後半にエンジンがしっかりかかってきたので、もう少し早く円陣がかかれば良かった。第2、3Qが微妙だった。第4Qは最後しっかり点が入ったので良かった。(最初の得点について)始めからストレートで行こうと思っていた。先制点をとれたのはよかった。(第3Qに相手に得点を許したが?)PCからなので仕方ないかなとは思うが、PCの取られ方が悪かった。後ろから手を出して、カードも出ている。もう少し下からいけていれば、ましだったかもしれない。もしかしたらPCになっていなかったかもしれない。もったいなかった。(次戦に向けて)格上だし、いつも法関戦も勝てていない。なんとかいい試合してあわよくば勝って、目標のベスト8に行きたい」

▼正岡
「(残り時間わずかだったが?)後半で3点取ろうという目標をキャプテンが掲げたので、みんな必死だった。時間もない中でこっちがボールを持っていて。森川がそのボールを持っていた。あいつはあそこにしか出さない。そこに走っていったら、やはりそこに出してきた。曲者なので、絶対決めてやるという気持ちで押し切った。もっとそれまでに取るべきところはあったが、1点を取られてしまって全体の雰囲気が悪かった。取り返そうとしている中で、1人でも出ている人がやってしまったってなると、そこから悪循環になっていく。ミスした分も取り返してあげれるぐらいのFWの得点力とかが必要になってくる。すっきりとした勝ちというよりかは、どちらかといえば反省点のほうが多かった試合。無失点で勝つのが理想だった。(次戦に向けて)僕が1点取って、山田慧人が2点取って、粕渕が1点とって、笹木が6点ぐらい決める。キーマンは笹木」

▼笹木
「(第2Qの2点目は?)ラッキーだったし、濱さん(濱口達也)が1点決めてくれていて、1点だったら逆転される可能性があったので、自分が決めないとなと思って打った。(決めた後は?)この流れで3点、4点、5点と、取っていこうという風に思っていた。(第4Qの得点について)その前の粕渕の出してくれたいいパスで、本当は決めるべきだった。そのシュートミスもあったので自分が決めないとなと思っていた。自分の想像だと、5点、6点と点差が開いて、FWも1、2年生が多いので、その子たちにこのインカレで試合経験を積ませてあげたい気持ちがあったが、4-1というのは残念な結果。(次戦に向けて)今日ほどはチャンスがないと思う。今日みたいにシュートミスをしていたら負けてしまうと思うので、決めきるところは自分が決めきって勝利に導きたい」