【弓道】26 年ぶりの快挙!リーグ優勝果たし、王座進出!

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◇令和元年関西学生リーグ順位決定戦◇対京橘大◇大阪大学弓道場◇

【試合結果】
関大133-122京橘大(全160射)

最高の笑顔で「1」のポーズをとる選手たち。関大が26年ぶりに1部リーグで優勝を果たし、王座出場権を獲得した。泣いても笑っても最後のリーグ戦。昨季に1部昇格した関大にとって、このリーグ戦は挑戦でもあり、苦しい1年の集大成だった。

初立から気持ちの入った射を見せた。「いつもは11とか10とか低い数字を練習で出していた」と井上裕文(法2)が語るように、過去のリーグ戦でも初立の前立は的中数が伸びなかった。だが、今回は違った。4人中3人が皆中し、15中をたたき出して流れをつくる。続く後立も同じく15中を出し、立ち上がりから流れを関大のものにする。2立目もペースを保ち、59-49(全64射)と差を付けた。

しかし、3立目では前立が9中を出し崩れてしまう。それでも、一人一人が集中して耐え切り、なんとか10中差をキープ。4立目ではリリーフとして落に石川智大(安全4)が入り、1本も抜かずに前立を支えた。澤田達矢(経3)も「今までの試合の中で一番あたった」と大一番で力を発揮。最終立は少し数字は落ちてしまうも、最後は岡田将吾主将(文4)の皆中で締めくくった。結果は133-122(全160射)と堂々の勝利。関大がリーグ優勝を成し遂げた。

春の新人大会から始まり、関西選手権、インカレ、選抜大会と思うような結果は残せず。全タイトル制覇を掲げていた関大にとって苦しい1年間だった。迎えたリーグ初戦では京橘大に競り負けて、王座への道のりに雲がかかった。それでも勝利だけを求めて練習を続け、ようやくたどり着いた。26年ぶりに挑む王座。「関西リーグでは僕たちはチャレンジャーだったけど、王座になったらもっとチャレンジャーになるので、謙虚におごらず日本一を見据えて」と津田純平(シス理3)。これまでの苦しみも、この日の喜びも、全てを力に変えて伊勢に乗り込む。聖地で「1」を掲げる姿を思い描いて。【文/写真:野村沙永】

▼岡田主将
「(優勝は)言葉にできないですね、ほんとにうれしい。(この試合に向けて)個人としては本当に最後の最後だと思っていて、生涯最後の試合だと思ってやったのでずっとそれだけを考えていた。最後の一本だと思って悔いなくやろうと思ってやっていた。チームとしても、リーグ戦は今年最後の試合だったので、最後しっかり勝って終わろうと思って、いつもやっていることを出して、それぞれがベストをつくすことができたらいい結果で終われるかなと思っていたので、その通りになって良かった。(試合を振り返って)始めにちゃんと大きい数字を出して安定できたことがとても良かった。前立はずっと低迷していたけど、試合で結果出してくれて、今まで初立で大きい数字を出せていなかったので、最後の最後にいいやり方で始められて、いい流れで試合を運ぶことができたので、いい試合内容だったと思う。1年間を振り返って)とても苦しかった。選手権は勝てなくて、夏からはリーグこそはと思ってやっていた。この1年間も頑張ってきたけど、4年間頑張ってきて良かったなと思う。(王座に向けて)今の実力では全然足りないことはわかっているので、この勝利は勝利で切り替えて、王座に向けてもっと厳しくやっていかないといけない。それぞれが自分の全力をつくしてやれば得るものは絶対あるので、それを得るためにやっていきたい。それが経験なのか、勝利なのかはわからないけど、全力でやっていきたい」

▼石川
「(優勝は)とてもうれしいの一言。(この試合に向けて)4回生として、副将として春から試合に全然勝てていなかったので、自分が最後にしっかり出て一本も抜かないという気持ちで王座出場を決めようと思って引いた。(試合を振り返って)初立が的中的に大きかったので、その勢いでいってくれて良かった。向こうも強い実力があるチームだとわかって、苦しい試合展開だったが最後に結果を見たら接戦ではなかったけど、引いてる側は切羽詰まって苦しかったと思う。(リリーフで入って)ここで一本も外せないなという気持ちで、アドレナリンも出まくって、抜けないと自分に腹くくってしっかりやりました。(1年間を振り返って)春は新人戦で京橘大に競射で負けてしまって。大阪府選手権も関西選手権もインカレも、選抜も全部負けてしまったので、最後勝てず結果がでなかった。練習から監督コーチ含め、主将の岡田もきついことを言い続けてきて、1年を通してもしんどかった。負けても負けても、粘って次の試合と立て直して頑張ってきたことが最後つながったのかなと。(王座に向けて)26年ぶりの快挙ということで、僕自身含めて今の実力だったら勝てないので、1年間しっかり苦しい練習をしてきたけど、残りの1カ月は今まで以上のしんどい練習をして、王座で優勝できるように頑張る」

▼津田
「(優勝は)ふつうにうれしい。(この試合に向けて)コーチがおっしゃっていた通り、悔いが残らない射と、自分の思ういい射をしっかりやりきろうと思って挑んだ。(試合を振り返って)最近は前立が最初調子が良くなくて、後ろが耐えるっていう感じだったけど、今日は前立も最初から頑張ってくれて、その流れで後立も最初からいい数字が出せたので、それで相手を圧倒できたかなと思うので、そこは勝因になったと思うしいい流れをつくることができた。(1年間を振り返って)個人的に全く活躍できてなくて、リーグも初戦と2戦目も思うような的中は出せず足を引っ張っていて、焦りもあったけど自分のできることをしっかりやり切ろうと思っていた。最後の最後にこういう結果がついてきたので良かった。(王座に向けて)関西リーグでは僕たちはチャレンジャーだったけど、王座になったらもっとチャレンジャーになるので、謙虚におごらず日本一を見据えて、この1カ月を過ごしたい」

▼澤田
「正直、試合に出れるかわからなかったので、それでちゃんと出られて、今までの試合の中で一番あたったので、もうめちゃくちゃうれしい。最初はすごく緊張して、心臓もバクバクしていた。でも今までと違っていい緊張だった。(この試合に向けて)自分の課題である伸び合いと、射が小さくならないように気をつけること、息が上がらないようにすることを意識していた。(試合を振り返って)途中で崩れたけど、そこからちゃんと立ち直せたし初立からいい数字で入れたので、試合運びは良かったと思う。(1年間を振り返って)最初は応援する側だったので、何とか頑張ってほしいと思っていた。やっと自分の番が回ってきても、インカレではボコボコにされてリーグ頑張るぞって思っていたけど悔しい思いもした。1年中ずっと、悔しい思いをし続けてきたけど、最後に報われるような結果が出た。今日まで頑張ってきたことは無駄じゃなかったと思える試合だった。(王座に向けて)自分のできる限りの一番いい射を、全国の強者ぞろいの大学に見せつけてやるっていう気持ちで、結果がついてきたら万々歳。やっと今年1部に上がってきた中の王座なので、チャレンジャー精神を忘れずに最後まで戦いたい」

▼増田哲也(人3)
「調子があまり良くない状態で試合に出たけど、調子が良くないのはシンプルに自分の努力不足なのでそこをしっかり王座に向けて照準を合わせてやっていきたい。(この試合に向けて)昨日も自分は調子が悪くて、今日も付け矢が全然あたらなかったけど、自分が出る可能性が高いから、自分が出てもあてられるように調整だけはしっかりしようと思っていた。あと、控えに石川さんもいて安心できたし、前の3人が頼もしいので、自分は腹くくってしっかりやるしかないなと思って調整をしっかりして試合に出た。でも、結果としてあたらなかったので、そこは自分の努力不足だったので、しっかりやっていきたい。(試合を振り返って)実力を発揮できた人もいれば、微妙かなという人もいたので、全員が実力を発揮できるようになることももちろんだし、全員のレベル自体がもっと上にいかないと王座で勝てないと思う。あとは、4回生の岡田さんや石川さんが活躍されていて、さすがだなと。4回生の底力を感じた。(1年間を振り返って)自分は結構試合に出させてもらったけど、個人的に貢献ができなかったので、まだまだ足りない部分が多いんだなというのが率直なところ。でも、最後に勝てたことはみんなの頑張りが実ったので良かったという気持ちと、ここから始まりだと思う。王座に向けてみんなでもう一度気を引き締めたい。(王座に向けて)調子をいい状態に持っていく。調子を戻すのは練習しかないと思うので、練習していきたい。関大としては26年ぶりの王座ということで、部員で経験している人は一人もいないので、チャレンジャーとして臨みたい」

▼中井雄基(シス理3)
「(優勝は)うれしいけど、全然実感が湧かない。高校時代は、実力はついたけど結果は全然残せなくて、悔しい思いをした。大学に入って、いろんなことを経験して、しんどい思いがあった中での結果なので、ここまで長かったなと思う。(この試合に向けて)個人としては8月くらいから調子が落ち込んでいて、インカレとかも出られなくて悔しい思いもあった。リーグ戦もあまりいい結果は出せなくて、とにかく自分の調子を取り戻さなければいけない、迷惑かけられないと思ってチームのためにということを意識して試合に入った。(試合を振り返って)あたってよかったなと。最終的に2が出たり、的枠に弾かれた矢が2本もあったり、王座に対して実力が足りてないということが意識できた。詰めれるところはあったかなと思う。(1年間を振り返って)ほんとに苦しかった。府選だと結果が出ていても、関西選手権とか関西規模になると結果が出なくて。個人としても結果が出なくて、予選すら通らないっていうのもあったので、まだ終わりじゃないけど、こうやって結果が出てとても良かった。(王座に向けて)もっと射を詰め込んで、精神的にも足りてないところは多いので、伸び合うという意識が足りない。もっと意識して一回り大きくなって伊勢に挑みたい」

▼井上
「夏から、まずは王座に行くということを目標にしていた。初戦で京橘大に負けて、立命大が勝ってくれて何とかこの順位決定戦にこぎつけて勝てたのでうれしい。この一言につきる。(この試合に向けて)コーチが、心拍数を上げることでパフォーマンスが上がるということをメンバー練習終了時の円陣で言ってくださっていた。立に入る前にも毎回毎回コーチから言ってもらっていたので、それしか考えていなかった。(試合を振り返って)個人的にはあまりよくなかったと思うけど、今日は前立が65中だったけど、普段のメンバー練習だと60中いくかいかないかのギリギリのところだった。今日は初立が15中でしたけど、いつもは11中とか10中などの低い数字を練習で出していた。チームとして見ると、前立は途中こけたけど、出だしとつなぎはいい感じにできて良かった。8人全体で見たら雰囲気も良かったのでいい試合運びができたと思う。(1年間を振り返って)長かった。去年のリーグ期間はほとんど試合には出ていなくて、今年は新人戦からずっと出させてもらっていた。今年の部の目標は全タイトル制覇と掲げていたけど、男子は上半期ほとんど結果を残せていなくて、メンバー練習からもコーチ監督から厳しい言葉や檄が飛んできたので、何とかコーチ監督を伊勢に連れていきたいっていう思いがあった。この1年長かったけど、今日勝てて良かった。(王座に向けて)このリーグ4戦と順位決定戦は前立の大前として引いていたけど、部員はたくさんいるので、みんなこのポジションを狙ってくると思う。しっかりこのポジションを守り切って伊勢で、王座で関大の前立の大前として引いて1回戦、2回戦と勝って、決勝で活躍したい」

▼吉田智哉(情2)
「(優勝は)率直にうれしい。(この試合に向けて)前の冨田くんが練習ではあまり調子が良くなかったので、一緒に頑張ろうって言って、冨田くんを助けられたらいいなと思って入った。(この試合に向けて)もうちょっとあてたかった。今回のリーグで一番大きい数字が出せたので、チームとして最後にこれが出せて良かった。(1年間を振り返って)成長しました。弓道以外のところでも人間的に成長できたかなと思う。(王座に向けて)一番あてたい。やっぱりあてるためにメンバーとして出ているのであてて活躍したい」

▼冨田涼太(シス理2)
「(優勝は)もう、本当にうれしい。(この試合に向けて)今までリーグ4戦やって全て引かせてもらっていたので、今回も20射絶対に崩れずに優勝に貢献できたらいいなと思ってやっていたけど、最後1出してしまって悔しかったけど、メンバー全員が頑張ってくれていたので優勝できて本当にうれしい。(試合を振り返って)みんな最初はあたっていたので、これは勝つ流れなんじゃないかなって思っていたけど、コーチに毎立毎立油断せずに、自分のベストを出し切るようにと言われていたのでそれを意識していた。(1年間を振り返って)自分は大学から始めた初心者で弓歴1年半くらいだけど、こうやって引かせてもらっていたので、全力でやることを意識してやっていました。絶対に岡田さんを関西一の主将にしたかった、関大を関西一のチームにしたかった。(王座に向けて)全部引かせてもらって、王座優勝に貢献したい」」