【ハンドボール】残り4分の執念!驚異の粘りで意地見せた!

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◇平成28年度関西学生春季リーグ戦最終節対関学大◇5月9日◇関大中央体育館◇

【前半】関大12―10関学大
【後半】関大10-12関学大
【試合終了】関大22-22関学大

開幕2連勝を飾り、最高のスタートを切った今季リーグ。しかし、その後は4戦白星から見放され、3連覇の夢も消えた。コートに立つ選手たちは、昨年の歓喜の瞬間を知る選手たちばかり。もう一度、関西王者に返り咲くために浮上のきっかけをつかみたい。苦しむ関大セブンの最終戦が幕を開ける。

今日の相手は、ライバル関学大。しかも、会場はホーム関大で行われる。昨年の優勝メンバーのOBもこの日は駆け付け、みっともない試合はできない。思いを一つに、関学大撃破に挑む。しかし、最初に流れをつかんだのは相手だった。序盤から連続得点を許し、開始10分で3-6とリードを許す。しかし、この日はホーム戦ということもあり、劣勢に立たされてもスタンドからは大声援が響き渡る。これに選手が奮起。前節からサイドのポジションに入った栗原がこの日もスピードに乗った速攻で得点。これに主将恩塚、永川がポストシュートで続いた。

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15分以降はリズムを取り戻し、関大ペースで試合が進む。4年生の田辺や、投入直後に得点する上本の意地も見られ、前半を12-10とリードして折り返す。

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最終戦、ホームで勝利を狙いたいが、関学大も黙ってはいない。GK衣笠が幾度となく好セーブを連発するも、ついに15分過ぎにリードを許す。その後も連続得点が奪えない時間が続き、差が広がる。ここ何節か続いている試合展開通りとなり、勝利が遠のいたかに思われた。場内も静まりかえり、不安がよぎる。残り4分で4点差。絶望的な点差となったが、ここから最後の意地を見せる。GKを下げての7人攻撃で相手ディフェンスを翻弄(ほんろう)。この日影を潜めていたスピードに乗った攻撃が繰り広げられ、シュートチャンスも確実に決める。29分過ぎには、上本の得点でついに土壇場で振り出しに戻す。

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場内のボルテージも一気に加速する中、さらに勝ち越しを狙った。しかし、場内にブザーが鳴り響きタイムオーバー。22-22の同点で幕を閉じた。

勝利こそならなかったものの、残り5分間は勢いに乗ったら手がつけられない昨年の関大の姿が復活していた。シュートも確実に決め、全員で相手をのみ込む。最終結果は6位と今季リーグは非常に苦しんだが、最後の最後でチームに希望の光が灯った。このまま終わるわけにはいかない。もう一度オフェンス面を鍛え直し、必ずリベンジを果たす。【文:高橋良輔/写真:谷 風花・三木勇人】

▼中川監督
「点が取れない。前後半で速攻がでなかった。最後は走れていていい展開になったけど、あれを何とかきっかけにしたい。(改善点は)オフェンス面でも、特にシュート力。攻撃の形も見直さないといけない。そこを修正して次の戦いに挑みたい。(インカレ出場権は持ち越したが)次の西日本でしっかりと勝ってまずはインカレを決めたい。西カレまでどれだけ攻撃力をつけられるか。頑張っていきたい」

▼恩塚主将
「惜しかった。このリーグを通じて自分らの課題がはっきりしたと思う。攻撃面は今後を見据え、改善していかないといけない。でも、残り5分の集中力は見事だった。できる力は持っているので、あれをきっかけにしたい。(今季リーグを振り返って)2戦目までは自分たちのやりたいプレーができて結果もついてきた。でも、レベルが上がるにつれて、自分たちのやりたいことができなかった。そこを何とかしようとして力が入りすぎていた部分もある。ディフェンスから速攻をもっと意識していかないといけない。(今季6位でインカレ出場権獲得は持ち越し)まずは次でしっかりとインカレを決めたい。インカレで結果を出すためにいい試練だと思って、チャンスだと思ってやっていきたい。全員が食らいついて、やりにいく。挑戦者の気持ちを持って西カレに挑みたい。ディフェンスは守れていると思う。オフェンス面を見直して、全員が取り組んで行きたい」