【ハンドボール】最終節勝利を逃すも、創部初のリーグ準優勝!

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◇平成28年度関西学生春季リーグ戦最終節対武庫女大◇5月8日◇関大中央体育館◇

【前半】関大12-12武庫女大
【後半】関大12-12武庫女大
【試合終了】関大24-24武庫女大

約1ヶ月の間にここまで8試合とハードなスケジュールで戦ってきた。厳しい日程にも負けず、1敗でリーグ最終節を迎える関大。今日の結果次第で創部初のリーグ準優勝が決まる。関大らしい「楽しんで勝つ」ハンドボールで歴史を塗り替える。

この日は、慣れ親しんだ中央体育館でのホーム戦。会場には多くの関係者が詰めかけ、偉業達成に向けて選手たちの背中を押す。いつもより長く円陣が組まれ、気持ちを一つに今季最終戦に挑む。

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関大のスローオフから試合が始まると、いきなり激しい攻防となった。「当たっていたけど、押し込まれる場面が続いた」(古賀主将)。ここ2試合、鉄壁の守備を誇っていたディフェンスが相手のスピードに崩され、一進一退の展開が続く。しかし、このまま相手に流れを渡さないのが今年の強さだ。ここまでオフェンス陣をけん引してきた古賀、川﨑がこの日はより一層の輝きを放つ。

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果敢に攻め込む川崎に、放ったシュートを確実に決めていく古賀。

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前半12得点のうち、二人だけで9得点を稼ぐ圧巻のプレーを披露した。白熱した攻防が続き、12-12の同点で前半を折り返す。

勝負の後半戦、しかし、相手のオフェンス陣をとらえきれない。連続ポイントを許し、相手に流れが傾きかける。前半9分過ぎには2点差をつけられ、厳しい展開になった。しかし、古賀が「関大らしく、全員で楽しんでできた」と振り返ったように、ここから関大が目指すハンドボールが繰り広げられる。途中から出場する稗田が角度のないサイドから2連続で得点を奪うと、片山愛も遠い位置からシュートを決める。

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圧巻だったのは、サイドの片山綾。チームメイトが2分退場で1人少ない状況で、チームを救う一撃をネットに突き刺した。

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苦しい時間帯に、古賀、川﨑以外から次々と得点が生まれ、全員で戦う姿勢を存分に見せつける。残り3分で2点差とし、後は時間が過ぎるのを待つのみ。しかし、相手の猛攻をしのぎ切れず、残り10秒でまさかの同点に追いつかれる。最後まで緊迫した展開は、両者一歩も譲らない引き分けに終わった。

最終節を勝利で飾れなかったものの、創部初の準優勝が確定。チームを支え続けた古賀とGK清水がベストセブンを獲得した。表彰式後は、選手たちから笑顔があふれる。古賀は「ディフェンス面は収穫。でもまだまだ続くし、これからも頑張りたい」と今季を振り返った。歴史を塗り替えた選手たちの飛躍はまだ序章に過ぎない。今度は一番高い頂へ、歩みを止めることなく突き進む。【文:高橋良輔/写真:谷 風花】

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▼寺内監督
「開き直って、実力を出せればいけると思っていた。シュート力がある選手とポストのどちらにマークするのかバランスが取れずに最初はやられていた。想定はしていたが、ばたばたしていた部分があった。シンプルに練習通りにと思って徐々に対応できるようになったと思う。ディフェンスで前に出ることができずに、上から打たれる失点が多かった。オフェンスは、古賀、川﨑を中心に藤村も頑張っていたし、片山綾も要所で決めてくれた。全体的に良かったと思う。でも、右サイドがもう少し決めていたら、違う展開になったかもしれない。(リーグを振り返って)休みなく良くやったと思う。体大には負けたけど、同大と武庫川はよく粘って追いついた。遅攻からの攻撃は関西のどこよりも実力はあると思う。でも、全国のレベルを見てもっと精度を上げていきたい。関西のレベルは正直下がっていると思う。大教大には勝てると思っていたし、2位という結果にも満足することなくやっていきたい。もちろん自信にはなったけど、それだけで満足しないというところ。ディフェンスからの速攻が課題。これから関関戦、西日本に向けて修正していきたい。4年生の負けない気持ちが強いので、そこに乗っかってうまくいったと思う。創部初の2位はうれしいことだけど、そこに天狗にならずにこれからもやっていきたい」

▼古賀主将
「試合を通して点を取った後のディフェンスを粘ることができずに、なかなか連続得点に持っていくことができなかった。取って、取られての繰り返しでなかなかリズムに乗れずに苦しい展開になってしまった。今日も速攻を走らせないと言っていたが、徹底できなかった。今までの試合はしっかりと戻れていたけど、スピードで圧倒されて当たっているけど押し込まれる場面が何度もあった。詰め切れなかったと思う。今日だけではなく、このリーグを通してシュートミスがあった。ノーマークシュート、大事な場面でシュートを決めきらないと苦しい展開になる。でも、ディフェンスは良くなったと思う。相手のリズムにさせなければ、体大、大教にも互角に戦える。自信になるゲームも多かったし、速攻で戻れるようになったのは収穫。最終節に近づいていくにつれて、関大らしさ、思いっきり楽しめた試合が多かった。しんどい展開でも楽しんで、勝つことにつなげていきたい。まだまだ続くし、1年間あるのでこれからも心がけていきたい。次は新人戦。リーグ期間中はしっかりとサポートをしてもらったので、次は4年生がサポートできるようにしていきたい。下の学年がしっかりと中心になってやっていって欲しい。西カレに向けてチーム内で刺激しあってやっていきたい」