【サッカー】[なでしこ]雨上がりの大空に立ち上がれ。次節こそ、勝利を。

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◇2019年度関西学生女子秋季リーグ第5節◇対明国医大◇10月19日◇大阪体育大学◇

【前半】関大0-0明国医大
【後半】関大0-0明国医大
【試合終了】関大0-0明国医大

残すところあと2節となった秋季リーグ。武庫女大戦から3週間の中断期間中、「『意図合わせる』っていうテーマでやってきた」とMF田中杏実(人1)。惜しくも勝ち点3を手にすることはできなかったが、上位校である明国医大に食らいつき、伯仲(はくちゅう)した戦いを繰り広げた。

前半の立ち上がりから、気持ちのこもったプレーを見せた。FW塚原碧衣(政策1)やMF濱直海(人4)、FW笠原黎里花(社2)を中心とした攻撃陣が果敢にゴールを目指す。MF田中のパスカットなどから、チャンスを広げるもゴールネットを揺らすことはできない。


△FW塚原


△MF濱


△FW笠原


△MF田中

中盤には攻め込まれる時間帯が続くも、攻撃陣に加えて守備陣も奮闘した。17分、左サイドからの相手の鋭いシュートをGK井上沙季(商1)がしっかりとキャッチ。DF鳥本みずほ(法3)やDF成迫美咲(人2)の体を張った守りで失点を免れる。26分、FW塚原の左サイドからのボールにMF藤崎愛乃(人3)がヘディングで対応を試みるも惜しくも合わず。


△GK井上


△DF鳥本


△DF成迫


△MF藤崎

一進一退の攻防が続いた前半終了間際には、自陣ゴール前での危なげなシーンが増えるが、キャプテンであるDF吉田絢香(経4)の気迫あるプレーでゴールを守りぬいた。スコアが動かぬまま、前半を終える。


△DF吉田キャプテン

後半7分、FW笠原からMF濱、最後はDF成迫とボールを丁寧につなぐも、決定機を逃してしまう。その後、相手にボールを保持される時間が増えてしまう。後半11分に流れを変えようと、前節得点を決めたFW大田萌(文3)が出場。MF田中が相手ボールのパスカットに成功すると、そのままFW大田がシュートに持ち込むが、惜しくも枠をとらえることはできない。後半42分には、相手のシュートがゴールポストに当たるひやりとさせられる場面も。それでも、全員でゴールを守り抜き、試合終了のホイッスルが鳴った。


△FW大田

雨の降りしきる中、誰も足を止めることなく戦い抜いた。3週間という長い中断期間の丁寧な課題への取り組みが少しずつ実を結び始めた今節の戦い。勝ち点3をもぎ取ることはできなかったが、確実に勝利へ近づいている。雨上がりの大空に立ち上がれ、関大なでしこ。【文:髙橋周/写真:瀧川千晴】

▼足高監督
「(試合を全体的に振り返って)中断期間があって、その間にしっかり練習した成果は出ていたかなと思うけど。決めきれなかったというところは、あかんかったんかなと思う。1部のそこそこのチーム相手に互角に戦えたというのは自信になったけど、点が取れなくて勝ち点1しか取れなかった。今まで2部では80分ゲームだったのが、1部になって90分ゲームになって、そこそこ力のあるチーム相手だし、まあ紙一重だとは思うけどもね。(ハーフタイムには)前半はこういう風にメンバー変えるよって言ってて、ハーフタイム10分後に変えたけど。まあそこが狙い目で彼女にボールを集めて点を取ろうっていうのが、中断期間のテーマだった。けど、そこがなかなか繋がらなかった。まあ相手もそこがポイントだろうなと偵察もしてるだろうし、お互いにそういう形になってしまったのかなと思う。(後半の苦しい時間帯は)ペース配分かな。その辺がちょっと出来てないのかも。攻め疲れが出たのかなと思う。ここまでやれたらとは思うけど、まあこんな感じかなとは思う。(1部のレベルには)勝ちきれない。揉まれ方が違う。それってやっぱり、明国医大とかのほかの大学は、選手を強化で取ってる。その中でうち(関大)は一般の学生、指定校だとか浪人しながらでも頑張ってる学生なので、そこの差はね。ここ一番の勝負強さとか慣れっていう点では落ちるかなと思うけど、まあそんな点から考えるとよく頑張ってるんじゃないかなと思う。ただここまでやったんやったら、しっかり頑張って1部に残留しよう。常にまだ目標に向かってしっかりやろうっていう気持ちは持ってるだろうから。あとは、それをいかに引き出して勝てるかどうか。あと2つも負けられへん試合とは思う。まああと、他のリーグの試合も何試合かあるから、その結果次第でしょうね。(今日特に光ってた選手は)キャプテンはもちろんキャプテンなりにやらなあかんこともあるし、責任もあるし、それはやってる。下級生がよく頑張ってたなとは思う。全体が気持ちを込めて集中を切らさずにやってたなとは思いますね。(残り2節に向けて)そのサッカーが間違ってるっていうんじゃない。あとは決める決めないということで、自分たちが決めないと勝ち点3取れないよっていうことだけなので。あと2節だから、(勝ち点)6かな。6をどうしても取るよっていう気持ちを込めて、日々の練習に励んでくれたらなと思う」

▼DF吉田絢香キャプテン
「(試合を振り返って)今日は勝たないとインカレに自力で出るには無理っていうとこで、みんなのモチベーションも上がってたと思うし、勝ちに行こうってことで(試合に)入った。前半は自分たちの時間が来てたりだとか、後半もシュート打ててたりとかでいいシーンもあったけど、決めきることが出来ないっていう自分たちの弱さというか甘さが出てしまったという試合だったと思う。(試合前のチームの意気込みは)試合前はピッチに立つ選手も、ベンチにいる選手も、怪我で出られない選手も、全員が一人一人の役割を果たそうっていう話はしてた。ピッチに立つ選手はピッチに立つ責任を持って、そういうのが体を張る守りだったり、ゴールを果敢に目指したりっていう姿勢に繋がったのかなと思う。(キャプテンから見て)CBかな。いつもはDF林祐里(人1)なんですけど、変わって国広明香だった。いつもやったことない、組んだことの無い選手だったけど、声も切らさず出してくれたし、しっかりしたプレーで戦ってくれてたし、4回生として最後やるべき事をやってくれてたなと思う。(修正すべき点は)得点のところで、点が取れないってところが課題だと思う。ゴール前の練習だったり、シュートを果敢に狙うっていう勝負にこだわるっていうか、ゴール前の1対1は負けないっていう厳しさをもっともっと練習中に伝えて、緊張感のある練習をしていきたいと思う」

▼DF国広明香(人4)
「(久しぶりの出場について)ずっと出れてなくて、まあ自分自身も出たいなと思ってたんですけど。やっと今日出れて、試合前にも(吉田)絢香には、自分に頑張ってほしいって言われてた。その気持ちにも応えたくて、自分なりに精一杯やったんですけど、引き分けに終わってしまって悔しい。けど、インカレへの道はまだ残っているので、ここからまだ頑張っていきたいと思う。(今節の課題を次節へどう生かしていくか)やっぱり雨でスリッピーだったので、流れるボールとか、後半に攻め込まれるシーンが多かったと思う。しんどくなってきたときにどれだけ正確につなげていけるかどうか、ゴールまで確実にボールをつないでいけるかが課題。そこを克服して、次は点を取れるように、また無失点で終われるように練習からしっかり取り組んでいきたいと思う」

▼MF田中杏実
「(今日の試合を振り返って)明治国際は、去年自分たちは唯一勝てた大学。だからこそ、余計に勝ちたくて。3週間の中断期間があって、『意図合わせる』っていうテーマでやってきた。コミュニケーションをピッチ内でめちゃめちゃ取って、いい雰囲気で臨んできたからこそ、絶対勝ちたくて。どうしても勝ちたいっていう思いから、パスを前線につなぐっていうのを急ぎすぎて、つながらなかったり、パスミスが起きてしまったりだとか、いいところまで持っていっても決めることができないっていう。そんな課題がある中で、修正できずに全然決められへんかった。だから、その課題を次の試合までにもっと改善していかないといけないっていうのを感じた試合だった。(勝ちたいという気持ちが垣間見える体を張ったプレーが多く見られたが)今日の試合は勝たないと正直インカレは難しくて、ちょっと厳しいなって。次は1部リーグ残留に向けて。残りの2節は絶対勝たないといけない。あと、追手門大とびわこ大との試合。びわこ大は、8位で7位の自分たちより唯一下の学校。絶対勝って残留しなあかん。4回生ともっと長くサッカーするためにも、絶対勝たなあかん試合。そう思ってる。勝ち点6絶対取りたい。(次節までの期間はどう過ごしていきたいか)自分たちは朝練で、しかも時間も短い。1回生とか1限から授業があったりするし。そんな短い練習の中でも、短時間に質の高い練習ができるようにみんなでコミュニケーション取って、絶対次は勝つっていう強い気持ちを持って、練習に取り組んで、試合も勝ちたい。(次節の相手、追手門学院大学のイメージは)すごいパスをつないでくるイメージ。中盤、自分のボランチのポジションの選手がめちゃ強いイメージがあるから、余計自分は運動量あげて頑張らなあかん。(次節は)もっと自分とか、もう一人の(ボランチである)愛乃(=MF藤崎)さんを起点にもっと展開する。自分が起点となって、ゴールを狙いに行けたらいいなと思う」