【バスケットボール】準備と徹底が結実した40分。チームスタイルを体現し同大下す

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◇2019年度関西学生リーグ戦第14日目対同大◇10月20日◇ノーリツアリーナ和歌山◇

[第1Q]関大15-8同大
[第2Q]関大17-16同大
[第3Q]関大20-16同大
[第4Q]関大21-7同大
[試合終了]関大73-47同大

目標の全日本インカレへ、負けはもう一度も許されない。前日、現在2位の近大から金星を挙げた男バスは、この日同大との一戦に挑んだ。強豪校を下した後の試合はメンタル的に難しいが、「みんな気持ち入れて集まろうって昨日の終わりから言っていた。ゲームのスタートからみんな良い準備ができていた」と足立臣哉主将(人4)。序盤からリードを奪うと、終始ペースを守って勝利を収めた。

試合開始直後は、お互いにシュートが決まらずゲームが落ち着かない。相手のファウルから足立主将のフリースローで先制すると、そこから速攻などで得点を重ねていく。交代で入った福島大智(法1)も早いペースでボールを運ぶと、関野日久(はるく=文4)がスティールからバスケットカウント。ディフェンスも機能し、相手の得点を1桁に抑え最初の10分を終える。


△足立


△福島


△関野

第2Qに入ると、相手のスリーポイントシュートが決まり、一時同点に追いつかれるが、「一番確率の悪いショットを相手が選択してくれてそれが入っただけ」(尾﨑勇太ヘッドコーチ=HC)と慌てることはない。西村晴人(商1)、岸拓也(経2)のスリーポイントで応戦すると、足立主将もコート外にダイブしながらバスケットカウントを沈める。リードを広げて後半へと折り返した。


△西村


△岸


△中谷颯吾(情4)

第3Qも関大ペースは続く。足立、岸のシュートでさらに相手を離しにかかると、山内佑真(経3)のスリーポイントもリングを通過した。さらに、菅原紳太郎(文3)がスティールから山内の得点を演出し、ゴール下からも得点。「何を言ってもきょうは菅原の復調が大きかった」(尾﨑HC)。勢いに乗る関大にさらに追い風が吹く。


△山内


△菅原

復調の菅原が最終Qでも活躍。バスケットカウントにゴール下にと得点を量産する。堅いディフェンスで同大のトラベリングを誘い、相手のミスを確実に得点に繋げた。試合時間残り2分になったところで、岸本寛太郎(商4)、岩本卓巳(文2)、下田竜至(情2)、松本隼汰(商1)らベンチメンバーがコートイン。岸本がスリーポイントを決めると、関大はこの日一番の盛り上がりを見せた。


△岸本


△松本

終わってみれば、73-47と大差での勝利。「しっかり相手にアジャストして、自分たちのやることを徹底しなさいと(言ってきた)」(尾﨑HC)。準備してきたことを徹底し、ディフェンスから走るというチームのスタイルを体現した試合になった。

一度たりとも負けられない戦いは続く。だが、「(全日本インカレへの)まだ希望が残っているっていう共通理解はみんな持っている。この1週間の準備と、ゲームが始まった時にそれが最初から最後までできる徹底の部分っていうのは自分たちが今一番やらないといけないこと」(足立主将)。「やることをやるしかないとチーム全員が思っているので、それをコートで表現したい」(菅原)。目指す場所へたどり着くために、やらなければならないことは分かっている。この先、どんなに厳しい試合が待ち受けていようとも、男バスが自ら歩みを止めることはない。【文:宮西美紅/写真:小田沙貴】

▼尾﨑HC
「これだけ準備して、これだけ徹底して、こういうゲームができると、やっぱりスカッとするっていう部分があるけど…悔やまれる試合は多いなあと思います。でも選手たちはよく頑張ったので。そういう姿が見れたので。ああいうディフェンス頑張って必死に走るっていうのがうちのスタイルなので、そのスタイルが昨日、今日と2日間続けて見れて、なおかつ結果が出たというのは良かったかなあと思います。(前戦では強豪校を下し、その次の試合というのは難しいと思うが)去年も近大に勝った後に流科大に負けて、この間も天理大に勝った後に立命大に負けてしまって。そういうゲームが続いている中で、やっぱり今日勝てたというのは大きかったかなと思います。(何か言葉をかけられましたか?)いや、全てのゲームの重さは同じなので。しっかり相手にアジャストして、自分たちのやることを徹底しなさいと。今日のゲームに関しては、前半24点しか取られていない。その中でペイント、ゴール下で点を取られたのは6点しかなかった。相手の84番にスリーポイント3本決められてるけど、それはチームルールとして、あそこの一番確率の悪いショットを相手が選択してくれてそれが入っただけなので。そういうディフェンスが続くとこっちが走れるリズムになってくる。何を言っても今日は菅原の復調が大きかったかなと思います。やっぱり悪い時はちょっと外に出てきてしまって、というのがあるけど、今日は先頭走ってペイントでシールしてくれて、そこに福島、足立がアタックできたというのがあるので。福島、足立のレイアップはほとんど菅原のアシストみたいな感じで。(これからも落とせない試合が続いていきますが)やることは同じなので。本当に準備と徹底しか言ってないので。しっかり休ませて、もう1回準備して、ゲームで徹底する。それに尽きると思います」

▼足立主将
「昨日良い試合ができて、この間も天理大に勝った次の試合で立命大に負けたっていう反省があった。朝の集合の時からみんな気持ち入れて集まろうって昨日の終わりから言っていたので、それがゲームのスタートからみんな良い準備ができていたので、スタートからすごい良い内容でできたし、全体としてそれが継続できたっていうのが勝因だと思います。(個人的には)昨日もガードとしてボールプッシュを求められて、自分的には昨日もすごく上手くいったイメージがあったので、きょうも入りからとにかくレイアップでゴール下までアタックするっていうことを意識してやれた。自分がしんどくなっても、昨日も大智(=福島)がすごい活躍してくれて、控えの選手がいるっていう安心感もあったのできょうは最初から飛ばして勢い付けられたかなって感じです。負けられないっていう意識は全員にあって、立命大に負けてちょっと沈んでしまった時はあったけど、やっぱり昨日の近大に絶対勝つという思いで実際に勝てて、まだまだ希望が残っているっていう共通理解はみんな持っているので、それがきょうの勝ちに繋がったと思うので、(全日本)インカレにまだまだチャンスはあるっていうのを忘れずに、来週からのゲームもやるべきかなって思います。(来週に向けては)相手の対策ももちろんするけど、自分たちのやっていることが正しくて本当に徹底してゲームをすれば、関西のどこのチームにも勝てるチャンスは絶対にあるので、この1週間の準備と、ゲームが始まった時にそれが最初から最後までできる徹底の部分っていうのは自分たちが今一番やらないといけないことだと思います」

▼菅原
「昨日近大に勝ったけど、このリーグ戦強いチームに勝った次の試合を落とすことが何回かあったからみんなで同じ過ちをしないように勝つという共通意識を持って臨んだ。1ピリからディフェンスでみんなの足が動いて、相手の得点を抑えることができたっていうのが今日の勝ちにつながったと思う。1戦も負けられなくなってきて、逆に吹っ切るしかないと思っている。あとは自分たちのやれることをチーム全体がどれだけできるかがこの後の全勝につながっていくと思う。1戦も負けられないプレッシャーで精神的にきついところもあるけど、やることをやるしかないとチーム全員が思っているので、それをコートで表現したい。次の試合は大院大と大体大で、大院大は1巡目では勝ったけど、今連勝続きで勢いのあるチームなので、まず自分たちのディフェンスをしっかりやって、相手のエースに得点を取られないようにチームみんなでペイントエリアを守って勝つ。大体大戦は1巡目で出だしからリバウンドをたくさん取られて、試合の流れが大体大のまま試合が終わってしまった。なので、2巡目は出だしのリバウンドのところを徹底して相手よりみんなで走って、自分たちのバスケができれば勝てると思うので頑張りたい」