【重量挙】全日本個人、関大勢躍動!

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◇平成28年度第62回全日本学生個人選手権大会及び第28回全日本女子学生選手権大会◇5月6~8日◇はびきのコロセアム◇

 

【女子53Kg級】 4位 有働 トータル136㌔

【男子62Kg級】 11位 番場 トータル220㌔

【女子63Kg級】 2位 柴田 トータル162㌔

【男子77㎏級】 2位 白草 トータル293㌔

【女子68Kg級】 4位 下原 トータル170㌔

【男子+105Kg級】 4位 尾添 トータル301㌔

 

全国から選手が集い、大阪府羽曳野市で3日間行われた今大会。関大からは7名の選手が出場した。うち柴田と下原は昨年度の本大会でも好成績を収めている。また、今まで幾度も優勝経験を持つ白草など、注目選手の活躍にも期待がかかる。

 

1日目に出場したのは女子53㎏級の有働と男子62㎏級の番場だ。最初に女子53㎏級が行われ、有働が場内に入る。スナッチでは、1回目に5㌔を選択し失敗するも、同重量2回目では堂々と頭上に差し挙げ成功。3回目の58㌔も、苦しげな表情を浮かべるが、一気に持ち上げ成功させた。続くジャークでは、1回目に76㌔、2回目に78㌔を選択。クリーンでややふらつくも、いずれもジャークでは危なげなく成功。しかし3回目の83㌔で、立ちあがることができずに失敗。「3本ともしっかり成功できるようにしたい」と決意を新たにした。

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今大会初出場の番場。スナッチ1回目では100㌔を選択し、難なく持ち上げに成功。だが、103㌔を選択した2回目は立ちあがることができずバーベルを落とす。3回目も同重量を選択するが、重さに耐えきれず失敗。次に挑んだジャークでも、「1回目は自然に取れるが、次に続かない」と話すように、1回目の120㌔は成功したが、125㌔を選択した2回目では、立ちあがるも後ろにバーベルを落としてしまう。気を取り直して3回目も同重量に挑戦。ふらつきながらもバーベルを肩まで持ち上げクリーンを成功させるが、両腕でバーベルを支えきれず、後ろに落とし失敗。「次の大会では進歩した姿を見せたい」とリベンジを誓った。

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2日目は4人の選手が出場。最初に登場したのは女子63㌔級の柴田だ。昨年の同大会では58㌔級で優勝を経験しているが、3月の練習中で第一肋骨を折ってしまい未だ本調子は出ない。2週間後に行われる全日本選手権大会を見据え、今大会では重量をセーブ。「全日本で1本目に触る予定」の重量を3回目に選択し、スナッチは72㌔、ジャークは90㌔を成功させ、2位の成績で表彰台に上った。

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77㎏級は植と白草が出場。まず先に植の試技が行われた。普段は85㌔級で出場するが、今回は減量し77㌔級で挑むも「いつもの調子戻ってこなかった」。スナッチ1回目の115㌔は、バーベルを差し上げ、ふらつきながらも踏みとどまり成功したが、2回目の120㌔では立ちあがれず失敗。3回目では122㌔とさらに高い数値に設定するも、重さに耐えきれず転倒してしまう。切り替えてジャークでは137㌔を選択。しかし1、2回目ではジャークで差し上げる途中で落としてしまい、3回目は差し上げたものの踏みとどまれず記録なし。トータルで0㎏になってしまった。だが、「体重を増やせば調子戻るはず。元の階級で、練習を重ねていく」と前向きな姿勢を見せた。

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次に登場したのは白草。「出るからには優勝」と意気込むが、2週間前の試合で肩を痛めてしまい、万全の体調ではない中試技をスタートした。スナッチでは3回目で失敗したものの、1回目に128㌔、2回目に132㌔を選択し成功。だが、次のジャークは「スナッチは耐えたが、ジャークは不安が残った」。1,2回目は成功させたものの、3回目の166㌔の挑戦では重さに耐えきれずクリーンで失敗となる。トータル293㎏で2位に輝くも、「最低限の試合だった」と悔しげに振り返った。

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2日目のラストを飾るのは下原。体調不良で練習ができずにいたことから、慎重に重量を選択し試技をスタートさせた。1回目に68㌔を難なく成功させ、次いで72㌔も成功。3回目73㌔では、すぐに立ち上がれず苦戦するも、ふらつきながらバランスを取りバーベルを頭上に差し上げた。続くジャークも、なかなか立ち上がれない場面もあったが、3回ともすべて成功。「この状態で6本ともすべて成功できてよかった」と安堵の表情を浮かべた。

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3日目唯一の出場となった尾添。スナッチ1回目に135㌔を選択するが持ち上げることができない。2回目も同重量を選択するが、同じく失敗してしまう。しかし3回目に重量を136㌔に増加。今度は勢いよく立ち上がり、ふらつくも成功させた。ジャークは1回目に165㌔を選択。難なく成功させるが、2、3回目に選択した170㌔は、クリーンこそ成功するも、ジャークでまっすぐ立ち止まることできず失敗。トータル301㌔で試技を終えた。

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柴田と白草がそれぞれの階級で2位に輝いたが、2人を始め選手全員が決して現状に満足していない。すでに次の大会を見据え、より高みを目指して練習に励む。【文/写真 三浦優泉】

 

▼有働

「今大会は表彰を狙っていたわけではなかったので、とにかく1㌔でも新記録を出すことを目標にしていた。体調を崩していたこともあって、すべて成功できなかったことが悔しい。それぞれ3本ともしっかり成功できるように、日頃、から意識して練習を行いたい」

▼番場

「自分の課題が見えた試技だった。1本目は自然に取れるけれど次が続かない。2本目にどうしても耐えきれずに落としてしまう。今後の目標であるスナッチ120㌔、ジャーク140㌔でトータル160㌔を上げることができるよう、まだまだ練習を積み重ねていく」

▼柴田

「第一肋骨が折れていて、まだ完治はしていないので、今回は無理しないように重量を1週間前から調整していた。今後の目標はトータル170㌔だが、まだ満足にスクワットなどトレーニングができていない。本格的に練習再開できれば足の動きや感覚をしっかり感じて調子を戻し、次の全日本で入賞できるようにしたい」

▼植

「減量もあって、いつもの調子が戻ってこなかった。いつもなら上げられる重さも全然上げられなかった。(今大会をふまえて)減量せずに元の階級に戻って、記録をどんどん上げていきたい。体重増やせば調子も戻ると思うので、練習を重ねてバンバンあげていく」

▼白草

「スナッチはできたが、自分が思っているより肩を痛めていて、満足にジャークで重量を上げられなかった。2位にはなったけれど、最低限の試合だったなという感じ。特に、3本目にどちらも取れなかったのが、勝負どころに勝てなかったので悔しい。今後は怪我をしないような試合や練習をより意識する必要がある」

▼下原

「ベストには全然届いていない。2週間前から満足に練習できていないことが大きい。けれど、この状態で6本とも成功できてよかった。目標はスナッチ76㌔、ジャーク100㌔。全日本で自己新記録を狙いにいきたい。」

▼尾添

「コンディションはまあまあ。けれど結果がついてこなかった。(スナッチで3回目に重量を上げたことについて)取れるという自信があった。逆にジャークでは1本目に取って流れを作ろうと思った。今後はもっと成功率を上げて、上位を狙えるよう頑張りたい」