【フェンシング】井上の穴埋められず龍谷大に敗北

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◇第68回関西学生選手権大会最終日◇エペ競技団体戦◇10月20日◇大山崎体育館◇

[結果]
●関大30ー45龍谷大
[出場メンバー]
勅使河原知大(社4)
木澤聡志(環境2)
清川雄伍(政策2)
宮津綾(シス理1)

関西インカレ選手権最終日はエペ競技の団体戦が行われた。関大は主力メンバーの一人である井上桂太(経3)が留学のため出場できず、この穴をいかに埋めることができるかがカギとなる。

トーナメントのシードは昨年の成績から決められる。関大はスーパーシードとして、ベスト8からのスタート。初戦の相手は龍谷大。服部、清胤と2人の全国出場選手がおり、中でも清胤は個人戦で3位の実力者。しかし、関大も勅使河原、木澤が個人でインカレを決めており、選手層では決してひけをとらない。

試合開始、まずは勅使河原と服部の全国クラス対決。開始早々、服部に1本取られ、大きな雄叫びで雰囲気を作られる。このままリズムを掴めず2ー5とリードされる展開に。


△勅使河原

2番手・清川は強敵・清胤相手に3ポイント奪う粘りを見せるが逆転には至らない。続く木澤はフルーレ競技を専門とする上田と対戦。相手の専門外なだけに 勝ちを見込んで臨むも、フェイントを多く入れてくる独特の動きに苦戦する。8ー15と、さらに点差を広げられてしまう。


△清川


△木澤

このままズルズルいきたくない関大はここで個人戦で29位と好成績を収めた宮津を投入。高校ではスポーツチャンバラをやっていたという異色の経歴を持つ1年生はここでその真価を発揮。服部に対し、6点を奪い差を縮めた。


△宮津

しかしその後、じわじわと点差を広げられ、30ー45で敗北。粂井(くめい)章宏監督は「気持ちの面でも絶対に勝つという意識が弱かった」と述べるなど反省の残る結果となった。

敗れたものの、エペ団体での全日本インカレ出場権は得た関大。約1カ月後に駒沢体育館で行われる大会に向け、技を磨き全国へ挑む。【文:水上壮平/写真:宮本晃希】

▼勅使河原
「(個人戦では)9位だったが、あれは去年の貯金。昨年上位8名は予選も免除でシードから戦える。良くはなかったと言うのが正直あって、試合までの調整できてなかった。それがそのまま結果として出てきたと思う。最初、同点くらいでいきたいと話していたが、リードされたのは痛かった。どこかで取れるというふうに思ってしまっていた。でも、からだが追い付いてないというか、気持ちと結果と差ができてしまった。戦略も徹底してなかった。自分の個人的な考えで進めてしまった面があった。(相手について)個人でそこまでの人も団体では良いということもある。うちで言ったら清川とか、宮津とかもそうだった。(井上の抜けた穴)やっぱり井上は安定してるし、自分がダメな時でも木澤と2人で取り返してくれる存在だった。今回は自分が最初に出たときに井上がいない分、取りに行くべきと考えるか、木澤を信じてあとがやりやすい環境で繋ぐかというところだった。もっと攻めすぎず、5点を取らないまでもリードしておきたいという気持ちが出てしまった」

▼木澤
「いつもは井上さんが流れを作ってくれて、自分と勅使河原さんがそれを繋いでという流れだった。今回は自分達で流れを作らないとということは考えていた。去年も当たっている相手なのでクセとか戦い方を分析して共有してはいた。でも、追う側と追われる側は全然違った。(フルーレ専門の相手に苦戦)仕掛ける技が違う。アームでさばかれた。エペ同士だとタイミングを取ったり、間を取るときがあるが、普段は無い間で飛び込んできたりと対応できなかった。(個人戦は12位)予選で良い感じだったから本戦トーナメントの当たりも良かったけど、同大のジャパン(全日本出場選手)と対戦したときに途中まで競っていたが、終盤取りに行ったところを連取された。今大会を通して、全体的に左にやられた。うちには左が井上さんくらいしかいない井上さんと同じタイミング勝負の人は分かるが、アーム勝負の人に対する技のバリエーションが足りない。もっとそのあたりを強化しないといけない」

▼清川
「個人では最初、あんまり自分のフェンシングができてなかったが、気持ちを切り替えて予選突破できた。団体戦では個人と違って他の人の点数からスタートすることになる。自分は現状実力的にチームで一番低いとは思うがその中でどう頑張るかだった。待ちつつ行けるときは行くという形で対した。相手はアンカーで隙を見せると簡単に取られる。(強敵に対し粘りの戦い)今回のポイントは突き直取っているのが多かった。次は自分で アタックしてしっかり取りたい。(自信のスタイルについて)自分は割りとまっすぐ伸ばすタイプで、突いてきた相手に対しては少し振り回すという形でやっている。自分の中で大学に入ってからのフェンシングは変わってきていて、最初はまわりのレベルの高さに悩んだこともあったが、今は木澤とも張り合えるようになってきたと思う。来年はさらに成長していきたい」