【バスケットボール】近大相手に「走るバスケ」で快勝!

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◇2019年度関西学生リーグ戦第13日目◇対近大◇10月19日◇ノーリツアリーナ和歌山◇

[第1Q]関大28-21近大
[第2Q]関大25-23近大
[第3Q]関大14-18近大
[第4Q]関大18-17近大
[試合終了]関大85-79近大

前戦で京産大に敗れ、もう後が無い関大。今日は1巡目で接戦の末に敗れた近大との一戦に臨んだ。試合はリーグ戦前から取り組んできた「走るバスケ」がまさに具現化されたといっても過言では無いものとなった。

先手を取ったのは近大。留学生・パトリックのフィジカルを生かしたプレーで得点を奪う。しかし、すぐさま西村晴人(商1)のタフショット、足立臣哉(人4)のシュートで同点に追いつくと、ディフェンスリバウンドを確保するなど徐々に相手の攻勢に対応。


△西村

そこから速攻を仕掛け、尾﨑勇太ヘッドコーチ(=HC)が「勝つ要因となった一つ」として挙げた岸拓也(経2)にボールを集める。岸も期待に応え、スリーポイントを決めリードを広げる。すると、流れをつかんだ関大は関野日久(=はるく=文4)、菅原紳太郎(文3)のスリーポイントでさらに点数を重ねた。


△岸


△菅原

第2Q序盤、相手陣内でのパスミスからターンオーバーを許すなど、ミスが相次ぎ、一時は逆転される。しかし、山内佑真(経3)のドライブで再度逆転に成功すると、岸の連続3Pで試合は一気に関大の優勢に。足立に代わって入った福島大智(法1)のゲームコントロールも功を奏し、近大にリズムを作らせなかった。前半を9点リードで折り返す。


△山内


△福島

第3Qは相手も関大のプレスに対し、外から積極的にシュートを打つことで対応。さらにリバウンドの処理で守備が一歩遅れたところを突き、点差を縮められる。それでも、足立が全身を投げ出しながらもパトリックのブロックを掻い潜る気迫のプレーを見せ応戦。関野のスリーも演出し、なんとか相手の反撃をかわす。


△足立


△関野

第4Qになっても関大の足は止まらない。洗練された守備からのブレイクで攻撃を仕掛け続けた。全員の統率された動きで相手を翻弄(ほんろう)。セカンドボールへの反応も上回った。


△中谷颯吾(情4)

足立、関野の得点でリードを広げ、最後はこの日攻守に渡って躍動した岸がとどめを刺す6本目のスリーポイントシュートを沈めた。そのあとも守備からの意識を徹底し、最後の1秒まで相手オフェンスを完全に封じ込めた。

ブザーが鳴り響き試合の終わりを告げる。その瞬間、コート、ベンチそしてスタンドが歓喜の表情一色に染まった。

インカレに出場するためには負けられない試合。リーグ戦で優勝争いをする近大相手にも自分たちの走るバスケを徹底し、金星を挙げた。雰囲気は最高だ。リーグ戦は残り5戦。「勝った後のゲームが一番大事」と足立主将が話したように、まずは次戦の同大戦でも自分たちの走るバスケを徹底し、インカレ出場への道を切り開く。【文/写真:北島大翔】

▼尾﨑ヘッドコーチ
「今日のゲームについては、ほぼ準備の部分と徹底の部分が光ったのかなと思います。40分間、全部ではないけど90㌫はミスなく徹底できた。それが勝ちの要因だと思います。岸はうちの飛び道具だと思うので、岸のスリーポイントっていうのは西村だったり山内、中谷とかああいうプレイヤーがスペースを作って、足立と関野と菅原がそこに供給できるようにバスケットをする感じ。決め切ったのはやはり岸のおかげなんですけど、岸のシュートっていうのはみんなで作ったものである。そこを確率よく決めてくれた岸は勝つ要因となった一つだと思います。外を捨てていたわけではなくて、(相手の)リズムを崩すのが大事。パトリックが決め、他の日本人選手が決めるとなると流れは向こうに行ってしまう。ただ、近大の一番の強みは走れるとこなので、そこをシャットして、パトリックのところをしっかり守りながらも、周りの選手のリズムを崩すことを一番の目的にしてやっていました。1巡目と大きく違うのはパトリックのオフェンスの面で高さを意識しなかったこと。すごいフラストレーションが溜まってましたし、ブロックされていたけどファウルになってもおかしくないプレーばっかりだったので、そういう意味ではオフェンスの部分やったなと思います。(走りの部分で関大がリードしていたと思うが)相手はオフェンスリバウンドが取れると思って取りに来るので、その分リバウンドを頑張れば、走れる。バスケットの流れとして一番いい形やったと思います。(残り5戦に向けて)もう準備と徹底に尽きると思います。バスケはマグレがないスポーツだと思っているので。今日のゲームもマグレだとは思っていない。どれだけ準備をしてどれだけ徹底するかというのが一番のスポーツ。これだけ得点が入る分個人もチームも力の部分で試される。そういう部分では準備と徹底に尽きると思います」

▼足立主将
「相手に留学生がいるということで、他のチームとは違った守り方でインサイドのところをしっかり守ろうということをやった。それが本当にマッチアップしている人だけじゃなくて、5人で1人を守るみたいな意識で最初から最後まで徹底できた。今日の勝因だと思います。相手の対策は変わることは無かったけど、1巡目とは違って自分たちがやらないとダメなことが徹底できたというか、自分たちが変わって勝つことができた試合でした。(今日のキーマンは)チーム的に見れば、岸がしっかりと点を取ってくれて、安定して点が止まる時間が無かった。個人的には大智(=福島)が自分が休んでいる時にも活躍してくれて、ボールプッシュを忘れずにレイアップまで行けていた。やっぱりチームの層の厚さというか、誰が出ても同じプレーができていたという面で活躍してくれた。個人的には大智が一番良かったと思います。相手のリング下に大きい選手がいたんですけど、それでもレイアップまでいって、何本もブロックされたんですけどそれでも諦めずにこぼれたボールを点にしたという展開がずっと続いていた。走るバスケがすごい徹底できていたと思います。みんなまだインカレ諦めてないですし、チームの雰囲気も京産大にも立命大も競って負けているんですけど、今日みたいなゲームができるっていうことはまだまだみんなすごい希望を持ってプレーしていると思う。今の勢いを忘れずに明日のゲームを一番大事にして、勝った後のゲームが一番大事やと思うのでそこに焦点を置いてやりたいと思います」

▼岸
「相手は高さがあってリバウンドがあるので、そこをしっかり守れるように意識した。2巡目に入ってから、シュートタッチが結構良くて、厳しいチェックとかもあるんですけど、臣哉さん(足立臣哉)や大智(福島大智)がいいパスを出してくれる。パスがあってのスリーポイント。入って良かったです。日久さん(関野日久)がパトリック(近大)のところを抑えてくれていたので、僕が突いていた選手も結構リバウンドに入っていたけど、しっかりボックスアウトして、自分が取りに行くって意識を持ってリバウンドにいっていた。関大の持ち味であるブレイクが1つでも多く出せるように、しっかりチームの意識を統一して、関大らしいバスケットをしていけば(残りの試合の)全勝も見えてくると思う。全勝を目指して頑張っていきます」

▼福島
「インカレを目指している中で今日は落とせない試合だったので、出た時は自分の仕事をやろうとそれだけを考えていました。(パトリックは)大きかった。でもそこを嫌がってアタックしなかったら一気に相手に流れがいってしまうので嫌がらずにいきました。流れが悪い時はベンチもコートも沈んでしまうからベンチにいる時もコートにいる時も盛り上げようと思っている。シーズン入った時から大事にしていることを出せたのかなと思います。自分たちのバスケをやれない時間はやっぱりしんどくなってくるので、どうやって自分たちの走るバスケに持っていくかということを考えて戦っていきたいです」