【サッカー】[ULTRAS]『最後の試合でも成長』全員サッカーでULTRASの戦いに幕。

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◇Iリーグ2019関西Aブロック最終節◇対阪南大B◇10月13日◇阪南大学高見の里グラウンド◇

【前半】関大1ー3阪南大B
【後半】関大2ー0阪南大B
【試合終了】関大3ー3阪南大B

阪南大ホームながらたくさんの応援が集まった関大ULTRASの最終節。先制点を許すも、直後にMF小坂田知弥(人4)のゴールで同点に追いつく。その後2点を奪われたが、後半、4年生2人のゴールで再び同点に。逆転とまではならなかったが、最終戦はチームの成長を感じさせるゲームとなった。

開始早々、MF青木真生都(商2)が果敢にゴールに向かう。右サイドからシュートを放つも、これは相手GKにキャッチされた。前半30分を過ぎたあたりから、相手も攻撃を加速。コーナーキック(CK)からピンチを迎えるが、ここはGK池村太一(環都4)が冷静に対応した。しかし、38分、相手陣からドリブルで突破され、そのままフリーな状態でシュートを打たせてしまい、失点。先制点を許し、チームが沈むかと思われた。だが、ここでMF小坂田が魅せる。失点のわずか2分後、得意のミドルシュートを決め、ゲームを振り出しに戻した。


△MF青木真


△GK池村


△MF小坂田

関大側のスタンドが沸き立つ中、相手選手は冷静だった。43分、一瞬の隙から2点目を奪われる。さらに前半終了間際、左サイドを崩され3点目も献上した。


△MF足立翼(人1)


△DF吉田伸弘(法2)


△MF橋本広幸(経3)


△MF森隼平(商1)

2点差を追う後半。FW安田駿也キャプテン(経4)が積極的にボールを奪いに行く。FW木戸口蒼大(情3)も奮闘し、ゴールを狙う。すると、全国社会人選手権大会を終え、鹿児島県から帰ってきたFCの選手たちが応援に合流し、さらに関大を盛り上げる。「感動しました」とDF粂井駿太(社4)。ここからULTRASはさらにギアを上げた。


△FW安田駿キャプテン


△FW木戸口

14分、ゴール前でPKを獲得し、絶好のチャンスが訪れる。キッカーはFW安田駿キャプテン。ボールをじっと見つめ、集中する。放たれたシュートはゴールネット左に吸い込まれ、待望の追加点が生まれた。さらに関大ペースは続く。DF浅羽悠成(安全2)からパスを受けたMF久乘聖亜(政策1)がシュート。これはわすがに左にそれたが、その後もMF佐藤涼(商4)のパスカットからゴールに迫り、チャンスをつくる。アディショナルタイムに入っても、追加点を諦めない。DF浅羽が再びゴール前に運び、CKを獲得。一度ははじかれるが、MF佐藤がボールをキープし、DF粂井にパスを出す。すると、DF粂井が劇的なゴールを決めた。ホイッスルが試合終了を告げる。逆転はかなわなかったが、終盤の追い上げに、関大の大応援団からも大きな拍手が送られた。「いつもやったらこのまま点差が開いたまま終わっていた」とFW安田駿キャプテン。最後の最後にチームとしての成長を見せた。


△PKシーン


△DF浅羽


△MF佐藤


△DF粂井

応援が力になったと、ULTRASの4年生全員が口にした。午前中に試合を終え駆けつけたTOPチームや、鹿児島県から帰ってきたばかりのFCの選手たちを含む、大勢の応援団に「関大らしい」とMF小坂田。FW安田駿キャプテンはその大声援の中プレーできて「幸せな時間だった」と振り返った。ULTRASとして、全力を尽くした選手たちだが、関大サッカー部の目標である『全員サッカーで日本一』の目標はまだ達成していない。TOPチームの力、下部カテゴリーからの底上げの力、そして応援の力。総力戦で日本の頂点を目指す。【文:勝部真穂/写真:宮本晃希】

▼FW安田駿キャプテン
「4回生は最終節という言で全員出てて、1年間通じてやってきたことをやろう、勝ち負けも大事やけど、それよりも今までやってきたことをやろうって言って入った。なかなか、正直内容は良くなかったかもしれないが、いつもやったらこのまま点差が開いたまま終わっていたってところを、最後3-3の同点まで追いつけたというところは、チームとして1年間やってきて、成長できた部分かなと思う。勝ちたかったけど、この経験を1年間通して下級生たちが感じ取ってくれて、来年からに生かしてくれたらと思う。(応援について)TOPの選手も試合終わってから来てくれたり、FCの選手も鹿児島で試合があったが、そのあと来てくれて。ああいう熱い仲間が応援してくれる中で最後できたっていうのは、勝てなかったが、すごい幸せな時間だった。(1年間振り返ると)結構負けたが、絶対に勝てへんなっていう試合正直なくて、自分たちが有利かなと思って競っても最後負けてしまうという感じだった。なかなか勝ち切れなかった、結果が残せなかった1年だったと思う。(TOPチームのリーグも残っているが)今日はしっかり区切りのところで、Iリーグは終わったが、ここで切らさずに、こっから自分たち4回が先頭に立って今まで以上に引っ張っていくという意識で。自分たちがインカレに出て、チームを救うくらいの気持ちでやっていきたい」

▼MF小坂田
「1失点して、自分は結構ミドルシュートが得意なので、打つチャンスがあれば打とうと思っていて、たまたまこぼれてきたので、シュートを打ったら、たまたま入った。それは良かったが、1-1で、もう1失点してしまうっていうところに関して言えば、まだまだ甘かった。でも、今年の流れとしては1―3になった時に、そのままズルズル負けてしまうという感じだったが、2点取り返して、最終的に引き分けに持っていけたというところは少し成長した部分かなと思っています。(今節の3得点はすべて4年生が取ったが)自分たち4年生はなかなか今年試合に出れてなかった。最終節で、こういう風に全員出させてもらって、やっぱり結果的に勝ちたいというのはあったし、自分たちの得点でチームに対して貢献出来たらなとは思っていた。(たくさんの応援があったが)FCの選手が途中から来てくれたのは試合中でも、ちらっと見えて。来るっていうのは知らされてなかったが、関大らしいかなって。ホームの阪南よりも多い人数が応援に来てくれて。関大に入って良かったなと感じています。(これからは)僕は主務もやっているので、ピッチ外のところももっともっと突き詰める部分があると思うし、選手としてもTOPチームにからめるように、ULTRASとしては終わったが、『全員サッカーで日本一』というのはかなえられていないので、そこに貢献できるように日々努力していく」

▼MF粂井
「いやー、しんどかった。今年は。しんどかった。4回生としての行動ができてないっていう風に、ちょうど4週間前くらいに言われて、自分だけ。それはまあ自分でも実感してたが、そこから自分も頑張るようになったっていうか、集合とかでも発言したりした。そういうところは、最後のゴールにもちょっとはつながったんじゃないかと思う。(最後のゴールは気持ちが入っていたか)いつもより気持ちが入っていたっていうことは、ない。いつも通りっていう感じ。そんなに気負ってするタイプでもないので。(応援もたくさんで、途中からはFCの選手が鹿児島から駆け付けていましたが)感動しましたね。あれは。試合中、FCの何人かここで歌いながら入ってきたときはほんまに試合中泣いた。普通に。頑張ろうと思った。(これからは)ULTRASにいる以上はやっぱ上目指してやらなあかんと思うし、4回生もIリーグは終わったが、まだまだ上目指してやらなあかんし、それがまたチームの成長とか、インカレ今はちょっと厳しい状態だが、そこにもつながっていくと思う。チームの底上げが最終的に、チームの目標である『全員サッカーで日本一』につながってくる。だから、終わったけど、頑張ってやろうとは思う。チーム全体としても上を目指そうと思える雰囲気を促せるように、4回生として最後までやろうと思う」

▼GK池村
「(ULTRASとしての試合が終わって)後輩を日本一に連れて行きたかったし、自分自身も行きたかったと思っていて、その面においては結果としては残すことができなかったが、4年生としての自覚が付いてきて個人としては成長できたと思います。(今日の試合について)チームとして負けている状況で追いつくって面では成長したと思っていて、個人としてはもうちょっといけたんじゃないかと思う。(今日の応援については)応援は絶対力になって、集中しないといけないんですけど、聞いている部分もあるし、それでプレーが変わったりはある。関大としては全員サッカーで日本一をやってきてるんで、Bチームとして上に上がって試合に出ていくということはやっていこうと思ってるし、引退するまでは気を緩めずに選手として上を目指していこうと思う」

▼DF佐藤
「(ULTRASとしての最後の試合を終えて)今までやってきたことをやろうというのと、チームとしてやっていることを全力で出し切ろうというのを試合前に話していて、2点ビハインドの場面でいつもだったらそこから立て直せずに引きずる形が多かったが、今回は最後まで90分間戦って同点まで追いつくことができたのは最後の試合で成長できたと感じた。(応援について)本当にすごかった。応援のために頑張ろうと思えた。(ULTRASとしての1年について)自分はTOPから降りてきた何人かの一人で、最初はモチベーションがみんなバラバラで主体的に練習ができていなくて、下級生が多い中で少ない4年生が引っ張っていく力がなかったと感じていた。でも、監督とコミュニケーションをとる中で、徐々に自分らが引っ張って、相手チームの分析や偵察をしたり、主体的に自分らから練習を作ろうとしたり、夏ぐらいからチームとして一体感を持ってやっていけてた。それでも最後で結果に結びつかなかったというのが今年の課題で、今日の試合もそうだが、チャンスが多かったのに結局勝ちきれないというのが今のこのチームの課題かなと思うし、今後の関西大学体育会サッカー部としての課題でもあるのかなと思う。(サッカー部としてのこれからは)TOPの下のチームなんで、インカレのメンバーに入るチャンスがあって、また明日からみんなで競争しようというのを最後のミーティングでもやったんで、明日からモチベーションを落とすことなくやっていきたい」