【準硬式野球】酒井宏、瀧上がアーチ競演!逆転で2回戦突破!

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • mixiチェック

◇平成27年度関西地区トーナメント大学トーナメント大会(全国大会予選)1次Bブロック2回戦対大教大◇5月4日◇兵庫医科大グラウンド◇

大教大 000 200 000=2
関 大 000 102 10×=4

(大)喜納―吉村
(関)小川―瀧上

 全日出場へ向け、負けられない戦いが続く関大準硬ナイン。2回戦は大教大に中盤まで苦しめられたが、二人の右打者の活躍で逆転勝ち。3回戦進出を決めた。

 試合は雨が降る中で始まった。「もしかしたら5回で終わってしまう可能性もあったので、3回までに絶対に先制点を取ろうと話していた」と深井主将。しかし、その3回まで無得点に終わると、関大の先発・小川が4回2死から右越えの2点本塁打を浴び、大教大に先手を取られる。

 それでも、前日にコールド勝ちを収めている打線は直後に反撃に出る。3番・倉井が左中間への二塁打でチャンスを作ると、4番・出口の一ゴロの間に三進。5番・瀬川の適時内野安打で1点を返した。
_MG_2811

 さらに、6回にも先頭の倉井が内野安打で出塁。2死となるも、前日から打撃好調の6番・酒井宏を迎える。「ホームランで逆転というのは頭にちらついていた」。真ん中低めの直球を捉え、勢いよく振り抜いた打球はぐんぐん伸びて左中間フェンスの向こうで弾んだ。殊勲の一打に「自分でもかっこいいと思った」と自画自賛。両親も観戦に訪れていたという酒井宏はガッツポーズで喜びを爆発させ、ベンチを飛び出したチームメートに祝福を受けた。
_MG_2878

_MG_2886

_MG_2900

 まだ終わらない。7回、先頭の8番・瀧上が放ったライナーが左翼フェンスを越える。今季からスタメンマスクを被る期待の2年生にうれしい公式戦初本塁打が飛び出し、リードを広げた。
_MG_2913

 「逆転してもらってからは一球一球大事にして、気合を入れて投げた」と小川も本調子を取り戻した。躍動感あるフォームから投じる変化球がさえ、5回以降相手打線を0点に封じる。9回2失点の好投でチームを勝利に導いた。
_MG_2865

 前日とは変わり、緊迫した接戦を制した関大。逆転の2点本塁打を放った酒井宏は「まだまだ引退する気はない」と4年生全員の思いを代弁した。負けたら終わりというプレッシャーの中、小川、瀧上ら頼もしい下級生の活躍も光る。2年ぶりに全日王者に返り咲くまで、ナインの戦いは終わらない。【吉見元太】
_MG_2988
▼深井主将
「球場に助けられた。試合前に雨が降っていて、もしかしたら5回で終わってしまう可能性もあったので、3回までに絶対に先制点を取ろうと話していた。初回はチャンスを作れていたが、そこでクリーンアップが返せなかったことが課題。不運な形で2点取られたが、そこでみんなの目の色が変わって、『絶対に追いつく』って気持ちになれて、直後に1点返せたのが大きかった。オーダーもリーグ戦からがらりと変えて、良く振れている選手を出している。特に6番の酒井の存在が大きい。昨日も振れていたし、今日もチャンスで最高の形で応えてくれた。小川は変化球が良かったので、それ中心にまとめてくれたのが良かった。ストレートも回を重ねるごとにまとまってきて、不運な2失点はしたけど、よく頑張ってくれた。(トーナメントでは情報の少ない相手との戦いだが)初回が始まる前の投球練習や、先頭打者が返ってきた時の情報の共有を大事にしていて結果も出ている」

▼小川
「最初から後のことを考えずに投げたが、初回はばたばたしてしまった。雨で変化球がちょっと抜けていたが、途中から止んでくれて変化球でストライクが取れるようになった。(被本塁打は)まさか入るとは思わなかったので、びっくりした。逆転してもらってからは一球一球大事にして、気合を入れて投げた。今日の先発が決まったのが、昨日の試合後のミーティング。3連戦なのでどこかで投げると思っていたので、気持ちは準備していた。これで明日は気分よくベンチで試合を見れる。明日勝てば2週間空くので、ちゃんと練習して投げられるように頑張る」

▼酒井宏
「(本塁打は)自分でもかっこいいと思った。真ん中低めの真っすぐを少しすくうイメージで打った。昨日もホームラン性の打球が1本あったけど、落ちてしまって惜しかったから、もう1本打ちたいと思っていた。(倉井)久樹が塁に出てくれていたから、ホームランで逆転というのは頭にちらついていた。みんなが喜んでくれたのが一番。勝ちたかったので最高。自分が打って盛り上がってくれるみんながいるから、また打ちたいと思える。今日は父と母が来てくれて、めっちゃ喜んでくれていた。自分が必死にやることで人が喜んでくれるのはいいなと思った。試合自体を振り返ると、序盤は必死にやっていたのはスタメンの中でも数人だけ。やばいやばいと思って声をかけていたが、なかなか響かなかった。明日も油断していると危ない。試合になった時に動けるかが最後の勝負。今日みたいにプレーでも、声でも引っ張っていけたらいいと思う。まだまだ引退する気はない」

▼瀧上
「負けたら終わりなのでプレッシャーも感じつつ、先輩のために頑張るという気持ちでやっている。自分は試合を大きく左右する立場なので、みんなが盛り上がっているときは落ち着いて、元気がない時は活を入れるように、メリハリをつけるようにしていきたいと思っている。小川は実力があるので、いつも通りにできれば大丈夫だと思っていた。試合中に改善点があればベンチでしっかり話もできているので、この調子ならこれからもしっかりやっていける。(守備のタイム時には)太田さんが一旦間を置こう、落ち着こうという感じで来てくださる。小川は変化球が良かったので、最終回も変化球中心でいくという確認ができたし、タイムを入れることで気持ちとしても変わってくる。(本塁打について)打ったのはど真ん中のストレート。2ボールになって甘い球が来ると思った。絶対に(塁に)出ようと思って、自分のスイングをしようと考えていた。明日からも一戦必勝で頑張りたい」