【サッカー】【REDGROW】1点届かず敗北も、最終節に見せた「ナイスゲーム」

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◇Iリーグ2019関西Bブロック最終節◇対阪南大C◇10月6日◇関西大学中央グラウンド◇

【前半】関大0ー0阪南大C
【後半】関大0ー1阪南大C
【試合終了】関大0ー1阪南大C

ついに最終節を迎えたREDGROW。ホーム開催で、スタンドにはたくさんの部員たちが駆けつけた。「応援されるチーム」。東コーチの言葉が表すように、片時も応援の声は鳴り止まない。ピッチに立つ選手たちは、1つ1つのプレーに想いを込め、最後まで必死にゴールに向かった。1失点で敗れたものの、ゴールへの姿勢や体を張ったディフェンスは、関大の部員たちを熱くさせた。

開始早々、コーナーキック(CK)を獲得するが、これは後ろにはじかれる。カウンターを浴びるも、DF大橋遼太郎(法3)が体を張った守備を見せた。すると12分、FW西村勇輝(人4)がドリブルからシュートを放つ。GKに阻まれるも、チャンスは続き、CKのこぼれ球からMF村上怜(人4)がゴールを狙う。しかし、決定機には至らず、その後も連続でシュートを打ったが、ゴールネットを揺らすことはできなかった。


△FW西村

ピンチの場面ではGK畑澤健祐(法3)が体に当てゴールを許さない。MF山本琢真ゲームキャプテン(情4)も粘り強い守備で相手にシュートを打たせなかった。守りで粘った関大に39分、再びチャンスが。FW田中啓太(人4)からMF村上、FW西村とつながり、最後は左サイドからFW田中がシュート。しかし、相手GKの好セーブで得点にはならなかった。その後もDF坂本一馬(安全4)のパスからMF村上がカットインするも、シュートを決めることはできず。両者無得点の中、後半戦に突入した。


△FW田中啓


△FW平井陽祐(法4)

相手も攻めの姿勢を崩さなかったが、DF大田拓実(経4)のハードワークで攻撃の芽をつむ。交代で入ったMF梅田健太郎(シス理4)は持ち前のスピードと突破力でゴールに迫り、クロスを上げるも、中が合わせ切れず。12分にはFW田中啓の力強いミドルシュート。惜しくもキーパーにはじかれるが、攻め続けるREDGROWの選手たちにスタンドは一層盛り上がりを増した。

△MF堤

しかし、22分。一瞬の隙をつかれ、失点。関大の好守備が続いていただけに、痛恨だった。だが、失点直後でもスタンドの声援はさらに増す。ピッチもスタンドも、関大の部員は誰一人勝利を諦めていない。FW吉村恒輝(経4)、MF堤亘輝(安全4)は途中出場で、チームに勢いをもたらす。30分にはMF犬飼廉(文4)のCKからまたチャンスを作り、35分にはMF梅田のクロスで好機を演出した。最後までゴールに向かい続けたが、試合終了のホイッスルは無情にも最後の戦いに終わりを告げた。

「最後笑って終わりたかった」と悔しさを見せた山本琢ゲームキャプテン。しかし、試合終了後、REDGROWの選手たちに大きな拍手が送られた。「ナイスゲーム」と東剛史コーチも選手を讃え、チームの1年に幕が閉じた。だが、関大としての目標達成への道のりはまだまだ途中。今節の一体感を持ち続け、必ず『全員サッカーで日本一』を達成する。【文:勝部真穂/写真:長尾洋祐・髙橋周】

▼東コーチ
「ナイスゲーム。これが一番印象深い。このカテゴリーは4年生の人数が結構多くて、出たり出なかったりという時でも、1人1人自分の役割をしっかり理解してやってくれていた。実力も本当に高くて、1人1人がゲーム中に自分の良さをしっかり出してくれた。本当に今日のゲームもナイスゲームだった。印象的なのは、応援される選手が多いというところ。ただ単にゲームをやっているだけだと応援されない。人が見えないところで、チームのために動けたり、1人1人が学年の中で愛されるような活動を行なってきたり、そういう選手が本当に多くいた。最後の応援も、トップチーム以外は自主応援なんやけど、ほとんど4年生は全員来てくれて、背中を押してくれたというのも、今年のチームの象徴かなと思う。(1年を振り返って)実は今年は実力もすごく高くて、勝負ができるかなと思ったが、一番高かった力というのが、自主性というか、自分たちで自立して解決したり、作っていく力がすごく足りなかった。女子バレー部さんと合同練習したりとかいろんなアプローチした上で、練習を自分たちで考えさせたり、ミーティングも全部自分たちでさせた。本当はもっと勝つためのアプローチをしなければいけなかったかもしれないが、それよりは自分たちが社会出ていく上で、自分で責任を負う、自分たちで作っていく、自分たちで考えるということを大事にしてほしいと思った。それを1年間やってくれて、他のカテゴリーにない課題であったり、いろんな言われ方もされていたが、最終的には自分たちでチームをちゃんと作って、一つのチームとして最後を終えたっていうのはすばらしいかなと思う。(関大全体としての目標は続いているが)実はトップチームというのは全チームとつながっている。全員サッカーと言っているので。実はトップチームでもそういったところが足りなかったりとか、自分たちで考えて、自分たちで突破していって、自分たちで作っていくという力が足りなかったりする。だから、こちらからメッセージを。このカテゴリーは他大学のサブチームとか2番手のチームとの対戦が多かったが、その相手に対してこれだけチャレンジできるという試合展開をすることでトップチームや他のカテゴリーのチームにメッセージを発信できる、したいなという気持ちがあった。そういう意味ではREDGROWが調子のいい週は全チームが良くなっていくという流れを作れた。自分たちも関西大学の日本一に貢献できるとか、チームの一員としてかかわっていけるというところを全員が感じれた。こういう力でトップチームが良くなっていくようなスパイラルができ始めたかなという風に、このゲームを通じて感じた。ここから先のトップのリーグ戦にも期待してもらえたらなと思う」

▼MF山本琢ゲームキャプテン
「最終節で勝てなかったところは、最後笑って終わりたかったので、残念。でも、ピッチに出てる選手も出てない選手も、スタッフも応援も全部含めて、こうやって一つになって戦えるっていうのは関大の良さ。本当に関大に来て良かった。(1年を振り返って)REDGROWというチームは、関大の4番目のチームで、それでも日本一を目指して始動した。メンバーもいい選手ばかりで、4回生も13人と多く、下級生も気を遣えて。いい選手ばかりだけど、僕がもっとキャプテンとして引っ張っていければ、決勝トーナメントその先の全国大会までつなげれたと思う。日本一を取りたかったメンバーだった。REDGROWとしては試合が終わってしまったが、上手い選手もいっぱいいるし、トップチームで出るというところをみんな頑張っていれば、今関大は全員で、「競争で共創」ということで、競うところと共に創るということをしている。本当にそれができれば、下の底上げにもなるし、上のチームももっともっといい結果が出ると思う。まだまだ日本一取れるチャンスはあるから、最後はトップチームが日本一を取って、全員で笑って終わりたいと思う」

▼MF村上
「チーム全員で勝利を掴みに行ったが負けてしまい悔しい。ゴールを決めきる力がまだまだ足りなかった。しかし本気で応援してくれる仲間やピッチで真剣に戦う選手、また相手チームが全力で試合をしてくれたお陰で最高にエキサイティングな試合ができたと思う。全力を出し切った試合なので後悔はない。(1年を振り返って)毎年REDGROWにいたが、例年になく学年を超えたコミュニケーションがとれていたと思う。仲の良いREDGROWというイメージ。主因は、例年と違い選手が練習メニューを考えたからだと思う。下級生の意見を聞きつつメニューを作る段階で会話の量が増えたと感じる。そこで育まれた主体性はサッカーだけでなく、今後の人生で活かしていけるに違いない。Iリーグ日本一には届かなかったが日本一チャレンジをしたチームだったと思う。(関大サッカー部として)REDGROWの公式戦は終わったが、関大としてはまだ終わっていない。トップチームを目指してこれからも練習に取り組んでいきたい。また、日本一を取る為に全力でサポートしていきたい」

▼FW平井
「(最終節を振り返って)あれだけの応援をしてもらったのに、勝てなくて申し訳ない気持ちでいっぱい。チームの中でどこかに隙があったのかもしれない。良い試合をしても結果勝てなければ喜べない。チームで最後に笑えなかったのが残念。(1年を振り返って)チームとして全国大会出場、日本一を目指してやってきて、それを達成できなかった、関西の決勝トーナメントに進出できなかったのは悔しい。ただ、チームとしての団結感であったり、戦い方は時間が経つにつれて確立されていったので、個人的には楽しい1年間だった。後輩には来年頑張ってほしい。(関大としての「全員サッカーで日本一」に向けて)まだ日本一を狙えるカテゴリーがあるので、チームとして頑張っていければと思う」

▼FW田中啓
「最終戦だったので内容より結果的に勝ちで終わりたかった。負けという結果だか、力を出し切った負けなので仕方がない。(1年を振り返って)自分自身は前期の途中からREDGROWとして活動さしてもらったが、悔いのない1年になった。リーグ戦では出場機会にも恵まれた1年だったので3年間より濃いラスト1年になった。個人の結果としても悪くはなく、REDGROWとして試合で使ってくれたことに感謝したい。REDGROWのスタッフと共に人としても成長さしてもらった。4回生として充実した1年だったと思います。最終節では応援してくれたチームメイトには感謝したい。それをつぎは応援する側として全員サッカーで日本一につなげていきたい」

▼DF坂本一
「試合前に決勝トーナメント進出の可能性はなくなって、本当に最後の公式戦ってことで、REDGROWで1年間積み上げてきたものを出せるように全力でプレーした。スタンドに本当にたくさんの仲間が駆けつけてくれて最高の応援をしてくれた。そんな中でプレーできてほんと幸せだった。負けてしまったけど、ナイスゲームだったと思う。(1年を振り返って)個人としては前期ほとんど試合に出ることができず、悔しさがあった。後期少し試合に絡めるようになった。それは自分が成長できたからだと思う。コツコツと積み上げてきたものが結果として少しはあらわれたんじゃないかなって感じる。今年のREDGROWは選手主体で練習をやってきて、月日が経つにつれてどんどんチームが成長していくのを感じた。決勝トーナメントに進出して全国大会に出て、もっともっとみんなと一緒に戦いたかったのが正直な気持ち。REDGROWとしての公式戦は終わってしまったけど、関大として日本一をとれるチャンスがある。自分になにができるのか考えて行動していきたい」

▼FW吉村
「REDGROWとして公式戦で戦える最後の試合、なんとしても勝って終わりたかった。1点ビハインドで出番を迎えた後半25分。自分の役割は前線からの守備。前線で溜めを作り攻撃に厚みを出すこと。FWとして点を取ること。そして勝ちたい。それだけを考えてピッチに立った。しかし、シュートチャンスはありましたが決めることができなかった。結果は負けてしまったが、最後にREDGROWの仲間と、応援してくれる最高の仲間と戦えたことが本当に幸せだった。(1年を振り返って)今年の1年間はサッカー選手としても人としても成長できたと感じることができる一年だった。もちろん悔しい思いもたくさんした。一時期は選手としての自信を失い落ち込んでいた。そんな時勇気をくれたのはREDGROWの仲間だった。頑張るきっかけをくれたのはスタッフの方々。そのおかげで選手として一皮剥けることができたと思う。そしてスタッフの方々は技術面だけでなく人間性の部分も指導してくれる。今年はいろんなことがあり指導を受け、人として少し成長することができた。今年はつらいことも多くあったがスタッフの方々や仲間の支えがあり充実した楽しい1年間だった。試合の際、スタンドからの応援が凄まじく、力になったし、全員サッカーを実感することができた。REDGROWとしての公式戦は終わったが関大としてはまだ何も終わっていないので1人1人がチームのためにできることを考え、そして全員サッカーで日本一を取りにいきます」

▼DF大田
「(最終節を振り返って)最後に勝って終えれなかったことは、シンプルに悔しい。でも、最終節を中央グランドで出来たことがとても幸せだった。アップからの4回を中心とした応援、たくさんの保護者の応援のおかげで最高の雰囲気の中でプレーできた。最終節を通じて改めてこのチームに入って良かったと思った。(1年を振り返って)この1年は学生主体ということをテーマに取り組んできた。その中で自分たちで練習メニューを考えてやることが多く、とても大変だった。やらされている感覚が全然なかった。そのおかげもあり、とても大きく成長出来た1年だったと思う。(関大としての「全員サッカーで日本一」に向けて)僕たちの公式戦は終わってしまったけど、全員サッカーで日本一のためにできることはまだまだあるし、下のカテゴリーからチームを盛り上げて勢いをつけていくことがとても大切だと思う。そういう意味でも公式戦がないこれからの時期を大事にしていきたい」

▼MF犬飼
「応援してくれた仲間にまずは感謝の言葉を述べたいです。ありがとう。本当に良い仲間を持ったと心の底から思う。試合については、全員で最後まで諦めず最高のプレーをしようと。今まで1年間やってきた全てを、自分がこれだけ成長したんだという部分を、熱いプレーでみんなに示そうと望んだゲームだった。実際ピッチに立った選手は学年関係無く熱いプレーができていたと思うし、今シーズン戦ってきた中でもベストのゲームであったと思う。正直、結果も欲しかった部分はあるが、後悔はありません。ナイスゲーム、ナイスプレーだったとピッチに立った全員に伝えたいと思う。(1年を振り返って)関西大学体育会サッカー部として活動した4年間の中で一番成長した時間だったと思う。自主性や自ら行動を起こす力、仲間への声かけ1つにしてもピッチ内外から多くを学べた1年だった。ついてきてくれたみんなと環境を与えてくれたスタッフに感謝しています。(関大サッカー部として)FCは全社が残っていて日本一になる可能性があるし、TOPもまずはインカレ出場に向けてのリーグ戦があります。その他SOLEO、ULTRAS、女子も公式戦が残っている。REDGROWとしては公式戦が終わってしまったが、他のチームの全ての公式戦が終わるまで自分ができることをしようと思う。全員の悲願であるインカレでの日本一を成し遂げる為にチームの後押しをしたい」

▼MF梅田
「(最終節を振り返って)すばらしい応援と最高の試合会場で最終節を迎えられたことにとても感激しています。試合には惜敗しましたが、僕自身は、サッカー人生の集大成にふさわしいプレーができた。すべては家族、REDGROW、応援の皆様の力のおかげであり、心から感謝しています。この関西大学体育会サッカー部REDGROWで過ごすことができ、本当に幸せ者です。(1年を振り返って)改めてREDGROWで過ごすことができて本当に良かったと思う。他のカテゴリーには無い空気感、自主性、チーム力など。自由度が高いからこそ選手1人1人の自覚と責任が成長にダイレクトにかかわってくる。A、B、Cチームは全国大会の常連チームだが、このDチームであるREDGROWだからこそ全国大会に出場が決定した時は、歓喜にあふれると思う。REDGROWだからこそ学べるもの、成長できること、こんなやりがいのあるチームで1年間過ごせたことをとても誇りに思います。(関大としての「全員サッカーで日本一」に向けて)代々受け継がれし目標である全員サッカーで日本一。この目標を体現することはもちろんであるが、達成できなかったとしてもこの伝統あるマインドを後世にも伝えていけるよう最後まで全力でサッカー部の活動に注力していきたい」

▼GK星加浩弥(人4)
「(最後の公式試合を終えて)僕自身けがが続いてしまって、4回生、SF生ながらプレー面でチームを引っ張っていけなくて、残念な気持ちだった。けど、そんな自分をこの仲間たちがよく理解してくれたおかげで、チームになじむことができた。何をしたらチームが良くなっていくかっていうのを後輩に伝えることはできたと思う。すばらしいチームだっただけに、こんな感動するくらいいっぱい応援してくれるチームを作り上げられただけに、こういう残念な結果で終わってしまったことに残念な気持ちはある。けど、こんな先輩の姿を見た後輩たちはやってくれるようにアプローチする。信じるっていうか。社会人になっても、関西大学体育会サッカー部を気にかけて、どんどん良くなっていってくれればなと思う。(サッカー部員としての残りの生活をどう過ごしていくか)TOPチーム含む僕らのカテゴリー(REDGROW)以外のカテゴリーはまだ全国に行けるチャンスがあるっていう事なので、そいつらがほんとに集中できるような環境を僕らが率先してつくることができればいいなと思う。そのためにも練習だったり、プレー以外で貢献、サポート。サポートは率先して僕らがやれればいいし、練習でも活気あるプレーで全国の望みがなくなったチームでもこんだけやってるんだぞっていうか、そんなのをREDGROW全体で見せれたらいいな。4回生も腐らずにしっかり残りのサッカーライフを全力でやるとともに、チーム全体で促して、そういうところを目指してるサッカー部なんだっていうところを後輩に伝えていければいいと思う。(星加選手にとって関西大学サッカー部とは)ほんとにかけがえのない宝物でした。僕は一時期サッカーをけがの影響でやめるかもくらいに、体が思わしくない状況が続いてた。それでもやってこれたのは、関大サッカー部の仲間たちのおかげ。スタッフ、OB、自分の家族もそうですけど、そういう自分の周りの環境に恵まれていたから、最後まで頑張ることができた。最後まで頑張ってきたからこそ、いろんなことも学べたし。ほんとに関西大学サッカー部全員に感謝してます。特に同期には。まあ、一緒にゴールを守ってきたGKにはほんとに感謝してます」

▼FW西村
「REDGROWは、シーズン当初はどうあるべきか試行錯誤することも多かったけど、後期には良い状態になってきて、今日は最高の状態だった。今は本当に幸せです。最後の笛が鳴ったときは『絶対泣かんやろ』って思ってたけど、こみ上げてくるものがあったし、仲間を見ると、言葉にできないものがあった。僕らはサークルって言われるくらいの雰囲気だったけど、笑顔だったり、楽しくやることだったり、そういうREDGROWらしさは忘れずにやるつづけてきたつもり。その中でも、向上心を持つことだったり、本気で取り組んできた。いろいろ突き詰めたり、話し合ったり、全員でコミュニケーションが取れていたかなとは感じる。(前節のゴールは)自分はピッチ内でなかなか結果が出なくて、点も取れていなかったけど、最後の最後でゴールを決められて、みんなに感謝している。本当に良かった。(今後へ)関大は『全員サッカーで日本一』を掲げていて、それに対して一人一人がどう関われるかは大事になる。自分が先頭に立って引っ張っていけたら」