【空手道】男子団体組手と女子団体形が全国決めた!

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◇第62回全関西学生選手権大会◇10月6日◇大阪商業大学◇

【男子団体組手】
ベスト8
<1回戦>
対関学大 ◯  3勝2敗
<2回戦>
対同大 ●  0勝3敗→全日本インカレ出場決定

【女子組手】
2回戦敗退
<1回戦>
対武庫女大 〇 3勝0敗
<2回戦>
対天理大 ● 0勝3敗
<敗者復活戦>
対佛教大 ● 0勝2敗

【男子団体形】
予選敗退

【女子団体形】
準優勝→全日本インカレ出場決定

勝ち進めば11月に行われる全日本大学選手権大会への出場権を得られる今大会。全国の舞台を目指し、関大からは組手競技、形競技に男女ともに出場した。

先に行われたのは組手競技。男子の初戦の相手は今年の総合間関関戦で敗れた関学大だった。先鋒の橋本直人(経2)は終盤まで粘ったものの、立て続けにポイントを奪われ白星を挙げることはできなかった。次鋒の浜砂昭仁(人1)は両者決め切れない展開となる。残り7秒で中段突きを決め1ポイントを奪うとそのまま勝利した。


△橋本直


△浜砂

中堅の沼生僚太主将(経4)は開始30秒で1ポイントを奪われるとなかなか巻き返すことができない。終盤、攻め込むが得点を奪うことはできなかった。迎えた副将には小部拳斗(人2)の姿が。けがからの復帰戦となったこの試合で活躍を見せる。序盤に上段突きを決めるとその後もさらにポイントを奪い2-0で勝利した。


△沼生


△小部

2勝2敗で迎えた大将戦。中島郷(人3)が圧倒的な試合を披露。最初の1分で技有り3つで3ポイントを取ると、30秒の時点で5-0とした。残り16秒で上段突きを決め、6ポイント差で金星を挙げる。この勝利によって全日出場が決まった。その後、ベスト4を懸け同大と相まみえたが、先鋒から中堅までの3人が敗れ、男子団体組手はこの大会をベスト8で終えた。


△中島

女子団体組手は、初戦に武庫女大と対峙(たいじ)。先鋒・工藤晴香(情3)は中盤に技有りでポイントを取るとそのまま勝利した。「思い切って技を出せた」と振り返った中堅の望月彩寿美(社3)は序盤に上段蹴りを決めるとその後も中段蹴りでポイントを稼ぐ。最後は技有りで6点目を獲得し、開始約1分で白星を挙げた。大将の山口梨乃(社3)は惜しくも敗れたが2回戦へと駒を進めた。


△工藤

天理大との2回戦は3者とも白星を挙げられず。続く敗者復活戦では佛教大と対戦した。先鋒の望月は序盤に技有りを2つもらい苦しい展開に。中盤ポイントを奪ったが逆転はならなかった。続く山口も白星を挙げることはかなわず、関大の敗戦が決まった。「目標にしていた全日出場が達成できなくて全員が悔しい思いをした」と望月。女子にとって苦い大会となった。


△望月


△山口

男子団体形には西島幸一郎(経4)、赤木大翔(文3)、小野暉(文1)が出場。力強いクルルンファを披露。しかし、得点は伸びず、決勝に進むことはできなかった。だが、1年生も交えた新体制で臨んだ今大会は今後に必ず生きる試合となったはずだ。

女子団体形には藤本菜摘(人3)、谷口侑心(文3)、橋本萌花(人1)が出場。予選はこれまでずっとやってきたニーパイポを披露。一糸乱れぬ動きを終始貫いた。予選の結果は全体の2位。結果発表の後涙を流しよろこぶ3人の姿が。ライバルである芦屋大を僅差で下し、決勝への切符を手にした。

迎えた決勝、会場中の視線が集まるなか、堂々の演武を見せた。初めての決勝の舞台に緊張もあったが、終始力強く、息の合った形を披露した。関西頂点の座は昨年に引き続き同大が手にしたが「楽しんでやることができた」と谷口。今ある全力を出し切り、笑顔で大会を終えた。

男子団体組手と女子団体形が全日本インカレ出場を決めた。しかし、「みんな悔しかったと思う」と沼生主将。現状に満足することなく、1カ月後に控える全国舞台で躍進を誓う。【文:金田侑香璃/写真:坂井瑠那】

▼沼生主将
「負けてしまって申し訳なかった。(小部選手が復帰戦しましたが)あの子の味は出てたと思う。向こうが頭が良かった。相手が同志社で、何回も試合をしていたから、読まれたところもあったと思う。自分は力不足でした。今日に向けて、練習は厳しかったと思う。みんなで盛り上げて、コーチ陣も毎回来てくれて、いい練習を積んでいたと思う。だからこそみんな悔しかったと思う。結果に関しては、やっぱりあそこで勝ちたかった。それが自分たちの目標でした。当たり的にも今回は良かったと思う。今年が一番いける年だったから余計に悔しい。課題は、足腰。足腰がまだまだ足りないなと思った。あとは、2回戦目から(試合時間が)3分になった。練習で3分もやることがあまりなくて、そこの増えた1分が響いた。中島はあそこで緊張したと思うし、本人も『緊張した』って言っていたけどあの場面でしっかり勝ってくれた。あとは、先鋒で2回出た橋本。今日がデビューで、ポイント的には負けてしまったけど、互角に戦っていたし、全然やり合えてた。今一番成長している子。今後も期待できると思う。あと1カ月で引退なので、思う存分頑張りたい。もっと高い目標をみんなが見ることができるような実力を付けていきたい。自然と高い目標を持てるような実力とか気持ちをこれから持って欲しいし、頑張っていきたい」

▼望月
「目標にしていた全日出場が達成できなくて全員が悔しい思いをした。自分は1試合目は調子が良くて思い切って技を出せたけど、試合を重ねるごとに緊張もあってあまり言い動きができなかった。けがと向き合いながら今日を迎えた。全員で全日を目標にってことでとにかく勝ち切るっていう気持ちを持って練習に励んできた。1試合目は蹴りも出せて、落ち着いてできていたからそこは良かった。4回生がけがをしていたこともあって今回のメンバーで臨むことになった。(今大会を通して)やっぱり気持ちが大事だなと思いました。全日の出場は果たせなかったけど、まだ試合がいくつか残っているので、自分たちの課題を見つめ直しながら頑張っていきたい」

▼西島
「新しいメンバーも入ってきてくれたので、新体制の気持ちで一から作り直してきた。練習メニューとかも変えたりして、個人の力というよりも総合力を高めることを目指してきた。(今日は)100点中であったら2点。2週間ぐらい僕ら3人で山に籠もったんですよ。標高の高いところで練習することによって形を通すに当たって必要な体力も付くので。小野くんは上手かったと思う。1回生だと結構緊張してペースが速くなったりすることもあるけど、落ち着いた様子で形が打てていたのでそこはすごい評価できるし、度胸があると思った。1回生ながら戦力になっていたと思う。点数低かったのは俺の責任。(自身の4年間について)薄い。めちゃめちゃ薄かった。高校のときに比べてもっと練習をしておけば良かったなっていうのと、無駄な時間が多かったかなと。でも、この1年は無駄じゃなかった。1、2回生のとき、無駄にしちゃったのでそういうところで振り返れば後悔しかないです。悔しかったです。悔いがないって言ったら嘘になりますけどこの負けを来年に生かして欲しい。負けたことで終わらず他の大学の真似をするのもいいし、盗んでもいいからこれをバネに次に切り替えていって欲しい。もう僕はサポートすることしかできないんですけど、無責任だけどこの思いを後輩に託したい。時間は無限にはないので、あっという間だと思うので有効に使って欲しいと思います」

▼谷口
「2年越しでライバル校に勝てた。決勝に残ることを目指していたので全員で泣いてよろこびました。予選は全員でアップの仕方も考えながらやった。全員落ち着いて出し切れたと思う。決勝は初めての舞台で緊張もしたけど、楽しんでやることができた。これまで決勝に残ることが全然なかったので、できたのがうれしかった。分解も本当に全部初めてだった。先輩とか、指導してくださる方とかみんなに見てもらいながらできた。今日に向けては、団体戦なんですけど全員が全員の技を出し切って合わせられるようにしてきた。良かったのは、やっぱりニーパイポ。ずっとやってきた形だし、応援の力もあって出し切ることができたので。全日本でも残れるように頑張ります」