【ソフトボール】髙井が力投!勝利呼び込んだ!

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • mixiチェック

◇第51回秋季関西学生2次部別リーグ第3節◇対大国大◇10月5日◇園田学園女子大学◇

関大000 000 01=1
大国000 000 00=0

(関)杉本、髙井、佐保ー日吉
(国)石川ー磯村

1(二)今橋
2(右)佐々木
3(左)佐伯
4(遊)辻
5(指)石橋
6(一)福嶋
7(三)森
8(捕)日吉
9(中)田平
FP(投)杉本

リーグ最終戦が近づき、負けられない試合が続くソフトボール女子。大国大との一戦は気の抜けない投手戦となった。

この日の先発は杉本樹菜(人4)。正確なコントロールを武器にチームを救ってきた。しかし、この日は制球が定まらず初回からヒットと死四球で2死満塁のピンチを招く。ここで6番新原を遊飛に打ち取り無失点で切り抜けたが、杉本はこの回で降板。

2回からは急遽髙井菜々(人2)がマウンドに上がった。「予定より早くて焦った」と言いつつも、この日も得意の速球が冴え渡った。リズム良く投げ込み大国大打線を寄せ付けない。唯一のピンチは6回。中軸に2本のヒットを浴び1死一、二塁と得点圏にランナーを背負う。それでも後続を三振、投ゴロに仕留め、得点を許さない。

四球でランナーを出した7回には右前に落ちようかという打球を右翼手・佐々木明莉(人1)がダイビングキャッチ。グラブの先でつかんだボールを決して放さず、見事なファインプレーを見せた。好守にも支えられ、髙井は6回3安打無失点でマウンドを降りる。


△佐々木

力投の髙井を援護したい打線だったが、大国大先発の石川は関大打線が苦手とする好投手。ライズボール、チェンジアップを打者によって投げ分ける巧みな投球術の前に2安打のみと沈黙し、試合は0ー0のまま延長戦に突入した。

延長戦になるとタイブレーク方式で無死二塁からスタートとなる。先行の関大は表に得点しなければ、一気にサヨナラ負けの可能性があるため、なんとしてでも1点が欲しい場面。この回先頭の鎌塚玲美(人2)が1球で犠打を決めると、打席には前の打席で安打の7番森香央理(人2)。守備では相手のバントを阻止する好判断も見せていた。「とりあえず、思いきって叩こう」と打席に立つ。3ボール1ストライクからの5球目を振り抜くと打球はセンター前へ。「良い当たりではなかった」と言う打球は飛び込んだ外野手のグラブからこぼれ、ついに難敵の石川から欲しかった1点をもぎ取った。


△鎌塚


△森

その裏、関大は3番手に佐保知里(人2)を投入。今季初の中継ぎ起用に「緊張した」としながら、気合いのこもった球で相手のクリーンアップに立ち向かう。犠打で1死、続く4番は得意の高めの球を振らせて三振。最後は遊ゴロに仕留め、わずか7球で勝利を決めた。

リーグ戦も残すところあと1試合。下級生が多く出場するチームを引っ張ってきた今橋この実主将(情4)を中心とした4年生もこれで引退となる。笑顔で集大成を迎えるべく、一丸となり勝利をつかむ。【文:水上壮平/写真:松山奈央】

▼今橋主将
「(相手の石川投手について)前までライズ多かったが、最近はドロップが多くなっていて。事前にドロップをはってたが、今日は打者によってライズ押してきたり投げ分けてきた。球自体打てる球はあるが、配球とテンポにやられた。野手の出し入れとかで相手のテンポを崩せなかった。(2番手の髙井)スピードも出ててコースも良くて安心感があった。あとは森がバント阻止とか、7回には佐々木のダイビングキャッチとか守備にも良いプレーが多かった。今のチームは本当に後輩が頼もしい。投手陣も後輩が良く投げてくれてる。個人的には調子が悪いことはないが、欲しいときに出れてないのでチーム助けれる1本を打ちたい。明日は最後のソフトになると思う。ソフトを大好きで終わりたいので、結果だけよりも最後まで楽しんでプレーしたい」

▼森
「とりあえず思いきって叩こうと打席に入った。ポテンヒットで当たりは良くなかったが、運が良かった。ラッキーだった。相手の石川さんはライズが良い投手。チェンジアップも挟んできて、みんなタイミングが合ってなかった。8回は初球から積極的に振っていこうと切り替えて、結果良い当たりではなかったが、点が入って良かった」

▼髙井
「(予定より早く登板)準備はできてたが、焦りはあった。今季は夏に骨折があってチームに迷惑かけたし、自分の中でも貢献できてないというのがあって悔しかった。何回から投げたとしてもゼロで抑えたいと思って投げた。けがをしたときに同期も先輩もアドバイスをくれてた。それでフォームを改善して、球筋変わったとか変化があった。これまでリリースまで体が開きぎみだったので、そこを正面に向かうようにして、手投げにならないように意識した。(6回1死一、二塁のピンチ)上位打線だったので、抑えないとと気持ちを入れた」

▼佐保
「先発でずっときてて、リーグで抑えは初。前節の武庫女戦からフォームが合わず、上手く体が使えていなかった。捕手の山下にボールを受けてもらって、アドバイスをもらいながら投げていた。調子はあまり良くなくて、今日も登板はないと言われていて、タイブレも他の人で行くと聞いていた。でも、表の2アウトで『佐保でいく』と言われて、投げていたから肩の準備はできていたが、心の準備ができていなかった。それでも、信用してもらっているということが優って頑張れた。(投球について)ランナーが得点圏にいる時は三振しかない、と野球をやっていたお父さんに言われてきて、三振を取るつもりで思い切っていった。調子の良し悪しじゃなく、もう本当に思い切りで。代えられた髙井の悔しさが報われるためにも、やるべきことをやるつもりで。タイブレは5分で終わる時もあって、そこまでやってきた1時間が無くなってしまうようなもの。緊張はとてもあった。終わった瞬間はホッとした。周りに同期が多いし、上回生もいてくれて、安心感があった。声を掛けてくれるし、自分も声を掛けやすいし、野手に救われた。絶対ゼロにしようと臨めた。関大は初心者から推薦まで色んな人が集まるチーム。みんなの思いを背負ってやってきている。(次節の最終戦に向けて)最初と最後はやっぱり勝ちたい。園田の優勝は決まったみたいだが、自分たちにやることはまだある」