【アイススケート】シーズン開幕!近畿選手権で関大勢躍動!

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◇2019年近畿フィギュアスケート選手権大会◇10月5日◇滋賀県立アイスアリーナ◇

【シニア女子SP】
1位 細田 57.57
3位 森下 54.31
8位 十倉 50.43
14位 久保 37.41
24位 髙木 25.89

【シニア男子SP】
1位 中村 76.75
2位 本田 71.88
3位 須本 69.83

ついにスケートシーズンの幕開けだ!今年もハイレベルな争いが繰り広げられた近畿選手権大会。関大からは、十倉日和(人3)、森下実咲(人2)、細田采花(法4)、久保舞和(人1)、髙木優衣(情4)、中村優(政策4)、本田太一(経3)、須本光希(政策1)の8名が出場し、ショートプログラム(SP)から躍動した。

シニア女子のトップバッターとして登場した十倉。「今日は不安があった」と話したものの、冒頭の3回転+2回転のコンビネーションジャンプを鮮やかに着氷。その流れに乗り、自身の課題としていた3回転サルコーも難なく決める。パーフェクトな演技を披露した十倉は、終了直後に笑顔でガッツポーズ。目標の48点を上回る50.43をたたき出した。


△十倉

第2グループには森下と細田が登場した。森下は、序盤から迫力のある滑りで観客を引き込んでいく。冒頭の3回転+3回転の大技を着氷。会場からは歓声が上がる。しかし、「狙いすぎてリズムがずれてしまった」。最初のジャンプを成功させたことで、完璧な演技をしたいという気持ちが高まり、続く3回転サルコーでは惜しくも転倒。その後はしっかりと立て直し、バーレスクの曲調に合わせたリズミカルなステップで会場を虜(とりこ)に。ミスはあったものの、54.31の高得点をマークした。


△森下

昨シーズンのトリプルアクセルの成功により、以前にも増して注目が集まっている細田。「飛び上がった瞬間に『きた!』と思って」と、冒頭の大技・トリプルアクセルを見事に着氷。しかし、残るジャンプで細かいミスが出てしまう。「コンビネーションジャンプは3+3にしたかった」。それでも、質の高い要素でしっかりとカバー。57.57という高得点をたたき出し、SP1位で明日のフリーを迎えることとなった。


△細田

第4グループには、新星の久保が出場。最初のコンビネーションジャンプは何とか堪えたものの、続く3回転サルコーで転倒。しかし、美しく繊細なステップシークエンス、音をしっかりと捉えた表現で会場を魅了。「緊張よりも不安の方が大きかったけど、楽しんで滑れた」と、1年生ながらも堂々とした演技を披露した。


△久保

最終グループには、今季でラストシーズンとなる髙木が登場。冒頭の3回転トーループの着氷でバランスを崩し、惜しくも転倒。残る2つのジャンプもタイミングが合わず、回転が締まらない。それでも、「引退のシーズンなので、楽しんで滑ろうということを考えていて」。表情豊かに音楽を表現し、華麗なスケーティングで氷上を舞う。思うような演技ができず、点数は25.89と伸び悩んだが、会場からは大きな拍手が送られた。


△髙木

続いて行われたのはシニア男子。第1グループには中村、本田が出場。大きな歓声とともにリンクに登場した中村は、冒頭のトリプルアクセルを軽々と着氷。その他の難易度の高いジャンプも全て成功させる。『マイウェイ』の壮大な曲に合わせた美しいスケートを披露。演技終了後、観客はスタンディングオベーションで中村をたたえた。


△中村

本田は、6分間練習でトリプルアクセルに苦戦していたが、本番では見事着氷。続く3回転+3回転のコンビネーションジャンプも軽々と決める。スピードに乗せた力強い滑りで会場を引き込んでいく。また、曲調に合わせたメリハリのあるステップシークエンスでも魅了。「まずはショートで良い演技ができて、満足しています」。本人も納得の演技で高得点をマークした。


△本田

最終グループに登場したのは、期待の新星、須本。今季がシニアデビューの須本は、最初のトリプルアクセルで惜しくも転倒してしまう。しかし、残る2つのジャンプはしっかり着氷。そして、質の高いスピンやステップでしっかりとカバーする。リンクを隅々まで使ったダイナミックなスケートを披露。「10点が満点だとすれば2、3点」と話したものの、69.83という高得点で、1年生ながらも堂々の3位に付けた。


△須本

シーズン初戦ながら、熱い戦いが繰り広げられた今大会SP。明日は男女ともに、フリーが行われる。西日本選手権への切符をつかむために、各選手たちは強気の姿勢で挑む。【文:竹中杏有果、森本明日香/写真:金田侑香璃】

▼十倉
「今日はちょっと不安があったんですけど、まあ練習では何回かノーミスしていて、それが自信になっていたので。その自信をもって挑めたので良かったと思います。(持ち越しのプログラムに思い入れはある?)そうですね。一番思い入れのある曲かもしれないです。(最初のコンビネーションジャンプで勢いづいた?)最初の3+2跳んでも、サルコーで抜けてしまう時とかあるので安心はできないなっていう感じで、気持ちをしっかり持ちながらやっていました。公式練習では、サルコーは跳べていたんですけど、トーループをパンクしたりしてしまって。少し不安が残るような練習になってしまいました。(演技後のガッツポーズについて)この近畿ってすごく大事なので。ショート落ちがなくても、いい結果を残すっていうのを意識してやっていたので。喜びが出てしまいました(笑)点数はすごく良いと思いました。48点が目標だったので、50点に乗せれてすごくうれしいです。(トップバッターは緊張した?)いや、そんなに!何回か近畿で1番滑走になっているので(笑)あんまり意識はしていなかったです。フリーの見どころは全体を通して楽しめるような振付になっているので、そこを見て欲しいです!明日は西日本に行くための決定打になると思うので、ジャンプはもちろんスケーティングも最後まで気持ちを切らさずにやって、滑り切りたいなって思います」

▼森下
「出だしは良かったんですけど、2本目のジャンプで焦って転んでしまって。でも、そのあとのアクセルは降りることができたので、悪くはなかったかなという感じです。(最初の3回転+3回転は)すごく良くて。そこで流れに乗れたんですけど、次のジャンプを狙いすぎてリズムがずれてしまったかなと。点数は結構出たと思うんですけど、サルコー跳んでたらもう少し出ていたなと思うんですけど、それは次に生かしたいかなと思います。(今日の出来栄えは?)満足というわけではないんですけど、ある程度はまとめれたので良かったかなと思います。(SPのイメージは)今までとは違って、もっと大人っぽく滑れたらいいなっていうのを思っていて。滑りだけじゃなくて、中身も大人っぽくなりたいです(笑)フリーの見どころは、ステップのところで踊る感じの振付が入っていたり、結構激しいんですけど、それを踊りきれた時には結構いいものになると思うので。そこを見て欲しいです!」

▼細田
「(今日の演技を振り返って)トリプルアクセルが自分が思っていた以上にはまって、よかったかなと思います。(トリプルアクセルは)飛び上がった瞬間に『きた!』って思って、降りた瞬間はほかを失敗したらどうしようと思って緊張しました。コンビネーションジャンプは3+3にしたかったなと思います。アクセルは頑張ったけどほかをもうちょっと入れたかったなと思います。(今日の自分の演技に点数を付けるとしたら?)10点満点中だったら5点ぐらいです。でもその5点はアクセルだけ。ほかは0点ですね。(昨シーズンと同じ曲だが)夏に振付師さんがリンクに来て振付を見てもらって、同じ曲なんですけど、また新しい目標と気持ちで衣装も新しくして、昨年よりも大人って感じがします。(明日の演技は)トリプルアクセル2本で練習しているので、先生とも相談するけど、トリプルアクセルを跳んでノーミスできるように頑張りたいなと思います。(緊張はしたか)初戦という気持ちがあるので、毎年近畿選手権は緊張から始まって、西日本選手権でもっと緊張するという感じです。全日本選手権が1番楽しいですね。(アクセル以外で課題は)練習からどれだけミスしても先生が慰めてくれなくなったので、先生のレッスンもあってだいぶ滑るようになったけど、必死にスピンとスケーティングも練習したいです。(トリプルアクセルは)ある程度自分の感覚があるので、悪くても10本は成功するようになった。(ダウンタウンの浜田さんにもらった靴の履き心地はどうか)いい感じです。今日もエッジケースに付いている浜田大明神の頭を触ってきたんですけど、もしかしたらトリプルアクセルにその徳が全て流れてしまったのかなという感じです。今シーズンはずっとこの靴で滑ります」

▼久保
「今回、近畿はシニアで出るのが初めてなので、ジュニアと比べて緊張感も違うし、周りの人のレベルが高くて。自分劣っているなと思いました(笑)緊張感というよりかは不安の方が大きかったんですけど、最初のポーズ取った時には不安とか緊張とかも無くなって。結構楽しんで滑れました。練習で跳べていたものが、最近試合でなかなか跳べなくて模索中なんですけど、最近の中ではジャンプとかも結構締めれた方だと思います。最初の3+2はいつもに比べたら全然だめで。もっと確実に跳べるように、練習から日々重ねていきたいなと思います。(SPのイメージは?)今までは結構、きれい系の曲が多くて。一回チャレンジしてみようということで今季やっているんですけど、やっぱり表現するのが難しくて。もっと大人っぽさとか色気とかを出せたらいいねと思っています。(フリーの見どころは)表現力ですね。きれい系の曲は得意なので、曲の良さを引き出せるように頑張っていきたいです」

▼髙木
「コンディションはもともとそんなに良くなくて。でも、引退のシーズンなので、楽しんで滑ろうということを考えていて。トーループ降りた後も、「転んじゃった!」とは思ったんですけど、そのあとのステップとかは楽しめて。いい演技を見せるぞ、曲をしっかり表現するぞという気持ちで、お客さんも意識して滑ることができたので。自分の中では満足だったんですけど、25点というのが初めて出たので。ジャンプ抜けただけでここまで下がるっていうのは、まだまだ練習が足りないなと思ったので。でも、切り替えてまた明日も頑張りたいなと思います。直前、軽いけがで練習できていなかったんですけど、なんとかジャンプを構成に組み込めるくらいには持ってこれたので、明日もしっかり臨みたいです。(フリーの曲はシカゴ。中学一年生頃にも使っていましたが、思い入れは?)大人っぽい、色っぽい演技をしたいです。木原万莉子ちゃんに振付をしてもらって。すごく自分的に気に入っているプログラムなので、ジャンプも頑張りつつ、見せるところはしっかり見せたいなと思います」

中村▼
「(今日の演技を振り返って)ジャンプはまずまずかなという感じです。ルッツだけちょっとよくなかったかなと思います。ステップがまだちょっと合ってないのでそこが西日本に向けての課題かなと思います。(オフシーズン中は)ほぼ毎日充実した練習をできていましたし調子も全然悪くなかったので、今日はジャンプに関してはシーズン前のようにちゃんとできたのではないかと思います。初戦にしてはまずまずなのでいい出だしになったのではないかと思います。希望としてはショートプログラムで4回転を入れたいですけど、まだまだショートプログラムで入れられるほどの確率ではないのでちょっと博打のところがあります。明日のフリープログラムでは入れるつもりでいるので、明日は4回転サルコーを頑張りたいです。ショートで4回転を入れるのはフリーで成功してからにします」

▼本田
「6分間が思ったほど良くなくて。アクセルの感覚が悪かったんですけど、その中でもしっかり着氷できたっていうのは自信になりました。昨シーズンは自分の中では完璧な踏切だったのに、ギリギリということが多かったので、そこは成長かなと思います。夏に林コーチと長光コ―チの合宿に参加させてもらって、そこで刑事君(田中刑事=倉敷芸術科学大)、櫛田一樹(=関学大)、太一朗(山隈太一郎=明大)とかのアクセルを跳べるメンバーが集まっている中で練習できて。そこから自分の意識も変わったというか、良い方向に向いているんじゃないかと思います。今シーズンは夏ごろからは結構、日本で練習することが多くて。一応コーチ不在という形でやっているので。その分、いろんな先生方にアドバイスをもらったり、先輩や後輩たちといろいろ話し合いながら練習してきたので、それがすごい良い方向に向いていると思います。ジャンプの状態自体は悪くないんですけど、まだ4回転がいま一つという感じで。明日はやらないんですけど、西日本、全日本に向けてしっかり組み込めるように。あとは今日はミスがなかったんですけど、アクセル以外のジャンプでミスが出ないようにというのを徹底して、99㌫、できれば100㌫ですけど、本当に99㌫しっかりできるくらいに確実にしていきたいです。去年は本当に悔しい1年だったので。今シーズンは初戦からしっかりノーミスを目指して、高い水準で練習をしていこうというのを目標にしていて。まずはショートで良い演技ができて、満足しています」

▼須本
「何とも言えない悔しさが残るんですけど、今の自分の実力はこんなものだと分かっていたので。全日本をピークに上げていけるようにしたいなと思います。靴を変えたというのもあって、慣れるのに時間がかかってしまって。それも言い訳にしか過ぎないんですけど、1週間では合わせられなかったというのが分かったので。(今シーズンのSPは)自分がスケートをしてきた中で、やったことの無いような音楽で。『レミゼラブル』を使った時も、『雨に唄えば』を使った時も自分にできるのかなと思って振付したんですけど、今回も同じ気持ちでした。(シニアデビューに関して)シニアの雰囲気には慣れました。この試合がシーズン初戦という人が多いんですけど、自分はもうすでに今季6、7試合こなしているので、シーズン序盤だからという言い訳にせずに、ここからしっかりいい演技を続けていきたいと思います。(今日の出来栄えは?)点数をつけるのは難しいですけど、10点が満点だとすれば2、3点。アクセルもそうですし、プログラムの完成度も自分の中では良くなかったので。結果は今回は気にしないでおこうと思っているので、明日は4回転を入れる予定なので、パンクをしないようにしっかり締めて、降りれるように狙っていきたいなと思います」