【野球】要所でチャンス繋ぎ、同大1回戦快勝

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◇令和元年度関西学生秋季リーグ戦第5節◇対同大1回戦◇10月2日◇南港中央野球場◇

同大000 000 100=1
関大000 031 00X=4

(同)髙橋恭、西村―栗林
(関)高野、香川―久保田拓

1(中)安藤大
2(三)久保田有
3(一)上神
4(遊)野口
5(右)倉川
6(左)吉川
7(二)坂之下
8(捕)久保田拓
9(投)高野

3つ目の勝ち点獲得に向け、好発進を切った!立命大、京大を倒し、今節で迎えるのは同大。今春では、3回戦にもつれ込んだ末にサヨナラ負けで勝ち点を献上した苦い相手だ。

先発マウンドを任されたのは、サウスポーの高野脩汰(商3)。同大の不動のエース・髙橋恭との投手戦が予想された。2週間ぶりの試合に、十分な調整ができないまま臨んだという高野は、いきなり先頭打者にヒットを許す。その後も、ほぼ毎回ランナーを出し、いつもの高野らしくないピッチングが続く。「調子は悪かった」と、納得の表情を見せることはなかった。

それでも、不調の左腕を打線が支えた。両チーム無得点のまま前半戦を終えるかと思われた5回裏にゲームが動く。8番久保田拓真(社2)が痛烈なレフト方向へのヒットで出塁すると、1番安藤大一郎(経2)がチャンスをつなげる。2死一、二塁で打席には最近好調の久保田有哉(情2)。「いい場所に行った」。返した打球はセンター前に落ち、沈黙を破る先制打に。さらに、ルーキーながら得点力の要となっている上神雄三(法1)も走者一掃の三塁打で続き、この回一挙3得点となった。


△久保田有


△上神


△久保田拓


△安藤大

そして6回、唯一スタメン出場の4年生・倉川竜之介(文4)が右中間へのヒットで二塁に進むと、6番吉川周佑(経3)の犠打で三塁へ。1死三塁で打順が回ってきたのは、坂之下晴人(人2)。「バントに自信はある」。そんな坂之下へのサインはスクイズだった。粘った7球目、慎重にバットに当てたボールが白線の内側に落ちた瞬間、倉川がホームベースに突っ込む。ダメ押しのスクイズで4点目を挙げた。


△倉川


△坂之下

疲れの見え始めた高野は、制球が乱れ始め、7回に1点を失うと、8回2死で四球を与えたところで降板。「完封を狙っていたが、しょうがない」と、次のピッチャーにマウンドを託した。

2番手投手として出場したのは、今季2度目の登板の香川麗爾(れいじ=文2)。ボール先攻の投球でいきなりヒットを許すものの、三塁手・久保田有の好守で難を逃れると、最終回もマウンドへ。最後は連続三振で同大打線を抑え、ゲームを終わらせた。


△香川


△左から、坂之下、久保田有、安藤大

試合前半は予想通りの投手戦となったが、中盤のチャンスどころでしっかり得点したことが勝利につながった。これで、難敵から1つ目の白星を勝ち取り、波に乗った関大ナイン。ストレートで勝ち点をつかみ、次節に迎える最大のヤマ場・近大へ、さらに勢いを付けたい。【文/写真:松山奈央】

▼早瀬監督
「こんなにたくさんヒットが出るとは思わなかった。上神のタイムリーも良かった。プレッシャーもありながら、しっかりやってくれている。春にはないものがオープン戦から出ていたから期待はしていた。リーグでも内容のあるヒットが出ているし、維持して、もっといい状態を目指したい。連勝するに越したことはない。いい勝ち方ができたから、この流れで明日に臨みたい」

▼高野
「調子は悪かった。調子が悪くてピッチング練習も全然できず、直前の2日くらいしか投げれていない。調整不足で投げづらさはあった。ずっと投げていたら感覚が分かるが、指のかかりが安定しなくて、球が抜けてしまう場面が多かった。完投を狙っていたから、代えられたときは『え・・・』となったが、ヒットも結構打たれていたし、しょうがない。春はたった1失点とかで負けていて、自分が今季4勝できているのは完全にバッターのおかげ。先制してくれてありがたい」

▼久保田有
「(先制打について)点を取れたら勢いづくから、取れたらラッキーくらいのつもりで。いい場所に行ったから、『落ちてくれ!』と思っていた。3,4,5番が頼もしいから、1、2番でどうにかチャンスをと思っていた結果が出て良かった。(8回の好守について)全然体は動いていない。もっと守備は鍛えないと。4年生がベンチで必死にやってくれていて、もし自分ったいがダメでも先輩がいるという気持ちで、やりやすい中でやらせてもらっている」

▼坂之下
「(6回のスクイズについて)サインはスクイズだった。バントには自信がある。プレッシャーはあまりなかったが、もし失敗したら流れが向こうにいくから絶対に決めないとと思っていた。決めたときはホッとした。全体的に、練習の取り組み方から春より全然良くなっているのは感じる。同期の活躍に置いて行かれないよう、自分の長所を生かして、守備と声で頑張っていきたい。明日もとって2タテしたい」