【バレーボール】宿敵・親和女大倒した!!いざ全勝優勝へ。

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◇2019年度関西大学連盟秋季リーグ第7日◇上位リーグ第2節◇対親和女大◇9月29日◇龍谷大学◇

[第1セット]関大 25ー21 親和女大
[第2セット]関大 16ー25 親和女大
[第3セット]関大 25ー20 親和女大
[第4セット]関大 25ー19 親和女大
[セットカウント]関大3-1親和女大

上位リーグ2戦目の相手はスピードと正確さで他チームを圧倒する、春季リーグ王者・親和女大。その完成度の高いバレーには関大も苦しめられてきた。春の対決では1-3と遠くおよばず。「苦手意識を持っている」と山本愛梨沙(商4)も前日のインタビューで話した。しかし、この秋の関大は一味違う。そう簡単には崩されるチームではない。今こそ進化を見せる時だった。第2セット、自分たちのミスもあり流れを渡してしまう。だが、交代で入った江口夏鈴(人3)が持ち前のレシーブ力とパワースパイクで躍動。一気にリズムを取り戻した関大は、攻守かみ合ったプレーで残りのセットをつかみ取り、宿敵を見事に下した。

第1セット立ち上がり、石田成実(人3)がレフトから決めると、今度は小林瑞季(商2)、長畑蒼衣(人2)がライト攻撃で得点を重ねる。春に苦しめられた親和女大の速攻に対しすぐに対応することはできなかったが、相手のミスにも助けられ、どちらにも転ばぬシーソーゲームが続いた。セット中盤から、いまやお馴染みとなっている、関大のピンチサーバーの投入が行われる。芦田彩音(人1)は1年生とは思えない安定感を見せ、守備を固め、近藤初帆(文4)は巧みなサーブ技術に加え、ピンチを救うスーパーレシーブでチームに貢献した。土台のしっかりしたチームはやはり強い。エース・原幸歩(文3)は、後衛に支えられ、次々とスパイクを決める。粘りを見せた関大はセット先取に成功した。


△長畑


△小林瑞

しかし第2セット、珍しい石田のスパイクミスから始まると、ラリーでも負け、流れをつかめない。フェイントやプッシュで揺さぶりをかけてくる相手への対応も遅れ、あっという間に5点差がついた。それでもリベロ山本が瞬発力を発揮し相手のクイックを拾うと、升谷未来(人1)がレシーバーを吹き飛ばすアタックで反撃の兆しを見せた。だが、キャッチで乱され、点差は縮むどころか広がっていき、ついには今リーグ初、セットを落としてしまった。


△升谷

川西花菜子主将(人4)と山本の4年生コンビは打開策に、スタメンを守り続けていた石田を外すことを決める。交代で入ったのは、レシーブ力に定評のある江口。「ずっとベンチで声を掛けてくれてた」と川西主将は、実力がありながら出場機会に恵まれない中、チームのために努力し続けた江口に、チームのピンチを預けた。一方の江口も、いざコートに立ちプレーする中で、コート内の選手の熱気に「奮い立たされた」と、気を引き締める。江口のパワーのあるスパイクと、安定したレシーブ力がピタリとはまり、再び関大のリズムに変わった。原の調子は今日も良く、力のこもったスパイクで得点を重ねる。要所で江口のスパイクも光り、第3セットを取り返した。


△江口


△原

勢いに乗った関大は、春季王者を前にしても無敵ぶりを発揮。原の活躍が目立つが、それには小林瑞やミドル陣の攻撃が効いていた。「マークが崩れて打ちやすくなる」と原自身が最もそれを実感している。さらに、4セット目にもなると、関大の守備は鉄壁と化していた。芦田彩、近藤、江口、山本、川西が織り成す防護網はどのチームにも引けを取らない。セット中盤には関大が主導権をつかみ、最後は今日のヒロイン江口のスパイクで気持ちよくゲームを締めた。


△芦田彩

苦手意識を払拭し、見事リベンジを果たした。ゲーム途中に不安要素が見つかっても、瞬時に対応できる、チームの層の厚さが大きな勝因となった。日毎に安定感の増す川西女バレだが、試合間の1週間で、さらにパワーアップする、修正能力の高さも魅力。また優勝へと前進した。次なる戦いの舞台は関大。ホームの力で1勝をつかみ、関西王者への道を進んでいく。【文:勝部真穂/写真:髙橋周】


△岡田哲也監督

▼川西主将
「今日はほんまに苦手なチームで、去年からずっと勝ててないし。勢いだけでは勝てる試合ではないと思っていた。1セット目から自分たちが攻め続けていたが、2セット目からやっぱり親和も手ごわいので、やられだした時に、メンバーチェンジで替わった江口とかが、めっちゃ頑張ってくれた。そことやっぱりエースが頑張ってくれたので、自分もだし、4回の(山本)愛梨沙とかが引っ張って勝ちたいという気持ちを出して頑張れた。勝てたのがほんまにうれしい。(石田さんを変えたのは)普通にミスするだけならいいが、雰囲気とかを悪くしてるというのを、自分とかリベロの山本が察知していたので、それだったら他に動いている子がいたので、賭けてみようと思った。案の定ほんまに頑張ってくれた。ずっとユニホームとかも、着るか着れないかの状況で、ずっとベンチで声を掛けてくれてた子なので、ほんまにこういうときに頑張ってくれて、本当にうれしいなと思っている。(相手の)つなぎもいいが、こっちも夏休みとかずっとつなぎを中心にやろうと言っていて、自分とかリベロを中心にやっていた。でも、今日はそれ以外の子が頑張ってくれた。原とかがすごく頑張ってくれていた。セッターとかリベロ以外のつなぎも今日はすごく良かった。(ピンチサーバーの芦田彩は)めっちゃいい。ほんまに安定がすごい。1年生なのにほんまに頼もしいというか。入ってきたら絶対ブレイクできるなっていうのがあるので。めっちゃ助かる。(次戦はホーム戦だが)ホーム戦だし、本当に負けれない試合だと思う。いっぱい応援もしてくださるので、その期待に応えたい。全勝優勝するためには絶対に落とせない。本当にこの1週間は集中して頑張りたい」

▼江口
「今まではコートの外から試合を見ることが多かったが、コートに入ってみて、今まで入っていた人たちの、ほんまに勝ちたいっていう気持ちとか思いとかが、プレーとか声とか表情とかからすごく伝わってきて、自分もちゃんとやらなって思って、奮い立たされた。楽しかった。レセ(プション)はすごく得意で、みんなからも信頼というか期待されている部分がある。そこを絶対にブラさないようにしようと、今日は頑張った。(スパイクの調子は)まあ、まあ、良かった。(親和女大には)春も負けていたし、すごく苦手意識はあった。その中でもみんなで声掛けあいながら。絶対勝ちたいという思いで頑張れたのですごく良かった。(次戦に向けて)次はホーム戦で自分たちにとっても大事な試合になってくる。応援の力も借りて勢いをつけて頑張りたい」

▼原
「ほんまにうれしい。自分とかじゃなくて、後輩がすごく頑張ってくれたなっていう感じ。自分はいつも通り、決めるのが当たり前という感じがあるから、そこで後輩が頑張ってくれたら、チームとしても上がるし、自分もマークが崩れて打ちやすくなるから、ほんとにもう頼りにしてる。後輩を。(つなぎ勝負だったように思うが)いつもはしんどいから1本で決めきりたい気持ちが強い。でも今日は(なかなか決めさせてくれず)そういうチームではなかった。だからしんどかった。ラリーが長すぎて。めっちゃしんどかった。でも、勝てたつなぎは4回生の力。あとメンバーチェンジで入ってきてくれたおと(=芦田彩)と(近藤)初帆さんと、それからなる(=石田)の代わりに入った(江口)夏鈴が頑張ってくれたので良かった。(次戦、ホーム戦に向けて)もう、負ける気はしないので、みなさんの応援をたくさん借りて、出てない子の分まで頑張りたい」

▼小林瑞
「春、親和には負けてて、やっぱり(親和女大は)2本目とかのつなぎがめっちゃいいので、長いラリーになるかなとも思っていた。でも、意外と向こうもミスが多くて、自分らが攻めて攻めてっていうのができたから、相手のスパイクミスとか誘うことができたのが良かった。今日は(関大の)キャッチが全体的に返ってなかったことが多かった。サーブは攻めるけど、こっちはキャッチをしっかり返すっていう練習をまたやっていきたいと思った。(責任感がついてきたか)今日はレフトだったが、いつもはライトでずっとやっている。自分が決めなくても、速攻とか、レフトが決めてくれてる分、自分は楽に決めさせてもらっている。そこをもう少ししんどい時にも決めるようにしたいと思う。だからもっと責任感持てるようにやっていきたい。(つなぎについては)相手はフェイントが多くて、プッシュとか途中から結構落とされているのが多くて。そこはもう少し対応速くしたいなって思った。でも、レフトからのスパイクに結構ブロックがつけたり、ゆずさん(=川西)が後ろから走ってきてあげてくれたりしてたのは良かった。(ブロックは)速攻速くて、個人的には全然ついていけなかった。でも、やっぱり幸さん(=原)のブロックがしっかりワンチ(=ワンタッチ)もかけれていたし良かった。シャットも決めてくれていた。(次はホーム戦)ほんまや。(どうですか)応援きてくれるので、来てくれる人が暗い試合は見たくないと思う。そうしたら申し訳ないし。観る人が楽しめるようないい試合をしたいと思う」

▼長畑
「(勝てて)ほんまにうれしい。春は自分出てなくて不安やった。速い攻撃してくるチームにブロックついていけるか不安やった。今日は結構不安な感じで言ったけど、みんなめっちゃつないでくれたし、夏、頑張ったことが今日でたかなと思った。みんなに助けられた。(関大のミドルがよく決めていたように思うが)升谷はコースとか考えて決めるけど、私の時は結構トスが低くて選択肢がない。打つコースが難しい。Aパスで、トスもいい時しか決まらんと思っていて、だからほんまにミドルが決まるのはレシーブとトスがいい時。(親和女大に対して)割り切るところは割り切って、サイドとレシーバーを信じてっていう感じやったら結構みんなも合ってたし。気持ちは楽だった。みんなあげてくれるから。レシーブが本当に良かった。ありがたかった。(芦田彩は)めちゃめちゃ気持ちが強い。鋼の心。ほんまにいいところでサーブ決めるし、競ってる場面でも落ち着いたプレーしてくれるし。おと(=芦田彩)が入って、落ち着いてパス出してくれるだけで、自分らのリズムが戻ってくるというか。おとのパスで助けられることが結構ある。(次戦に向けて)張り切り過ぎずにいつも通りやれば勝てるチームだと思う。周りは関係あるけど、まず自分たちのプレーを頑張って、その上に応援が重なって、巻き込んでいくっていう感じになればいいかなと思う」