【ヨット】470級2連覇ならず、井堰が個人2位

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◇令和元年度関西学生選手権大会3日目◇9月16日◇新西宮ヨットハーバー◇

[470級結果]
1位 関学大 167
2位 関大 208
3位 甲南大 239
4位 阪大 273

昨年、見事なワン・ツー・スリーフィニッシュで優勝した関大。今年も470級に絞っての出場となった。3日間に渡り、全7レースが行われ、インカレをかけた熱い戦いとなった。なお、関大からは470級に3艇、スナイプ級に2艇の出場で、昨年同様470級に戦力を集中させる形となった。


2日目までは風が弱く、予定より少ない4レースのみ行われた。井堰威瑠(いせき・たける=人2)が小道大輔主将(情4)をクルーに乗せて2・3レースを2位でフィニッシュするなど、一時は470級の首位に立った。その後、関学大に逆転を許し、2日目終了時点で関大は2位。


△小道主将と井堰

3日目はそれまでと打って変わって、強風の吹くコンディション。(風速10kt前後のため、表記上は軽風)体重の重いクルーを乗せる船には好都合と言える環境だ。


△野田

△谷口

逆転優勝へ、昨年の再現といきたい1本目のレース。1、2位こそ関学大に独占されるも、その後ろから3艇続いてゴールへ向かう。ところが、ここで上位2艇がブロー(急な突風)を受け、横転し順位を大きく落としてしまう。


続く2本目では全日本個人選手権に出場した野田空(人3)がその力を発揮。クルーとして組んだ谷口健介(安全1)が「気付いたら前にいた」と感服する優れたコース取りで途中までトップを走る。しかし、終盤のコーナーで関学大に抜かれ、2位でフィニッシュとなった。最終3レース目、3艇共に上位に食い込む。蔵田翔也(シス理1)・中島佑樹(社4)組は4位、井堰・小道組は2位と好成績を残すが、ブローを受けた野田・谷口組がこの大会3回目の横転で、25位に後退。このレースは関学大が順位を落としており、逆転のチャンスだっただけに悔しい結果となった。


△中島・蔵田組

470級優勝は関学大。関大は2位となった。ただ、明るい材料は多い。ここまで目立った成績を残せていなかった井堰がこの大会個人成績で2位に輝き、ついに実力を発揮した。野田も横転こそしたものの、全国出場した力は確かなものだ。さらに、1年生も高いポテンシャルを発揮している。インカレまで約1カ月半。技術面、精神面ともに磨きあげ、今季の集大成を飾りたい。【文/写真:水上壮平】


▼中島
「最終日はコミュニケーションを頻繁に取るようにした。位置関係とかも細かく話すようにしてうまくいった。結果は満足いってない。自分達の艇が前半でもっと走ってれば優勝できてたと思うので悔しい」


▼野田
「自分の得意な風向でのレースで、普段の練習の走りができた。順位が悪いときでもクルーとコミュニケーションを取りながら
落ち着いて、その後のレース展開を考えることができた。しかし、細かい部分で焦って走りに集中できないこともあったので、全日本インカレまでには修正して、万全の状態で臨み、優勝します!」


▼井堰
「夏の間ずっと安定した強風で練習してた。初日は風が弱く、うまく前を走れなかった。最終日は強風だったので、チャンスだった。振れのある海面で小道さんがブローを見てくれたのでうまく進めた」


▼谷口
「いつもスタートでテンパって動けないが、(野田さんと組んで)焦らないでもちゃんと前に出れるということが勉強できた。クローズはリーチングでスピン回ってるときにチン(横転)しそうなときの対処法とかも学べた。レース中にも色々話してもらってコース取り、風の見方とかたくさん教えてもらった。野田さんはスタート遅れても気付くとすぐ前に出てるという感じですごいと思った」


▼蔵田
「今日は強弱の振れがの大きい中でうまく(中島さんと)意見が合って順位も上がった。今回の結果に納得はいかないが、これが今の実力。課題はペアとのコミュニケーション。1日目はうまくいかなかったから常にうまくやれるようにしたい」