【バスケットボール】強敵相手に善戦も、勝ち切れず

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◇2019年度関西学生リーグ戦第5日目◇対近大◇9月14日◇流通科学大学◇

[第1Q]関大14-18近大
[第2Q]関大20-17近大
[第3Q]関大18-18近大
[第4Q]関大21-25近大
[試合終了]関大73-78近大

リーグ5戦目の相手は外国人留学生を擁する近大。試合は終始接戦だった。チームのやるべきことを徹底し、好守に渡り相手と互角に戦った。一進一退の攻防の末、最後は相手にリードを許し勝ち切ることはできなかった。しかし、「2巡目に本当に期待が持てるようなゲームだった」と足立臣哉主将(人4)。敗戦はしたもののリーグ戦全勝中の強敵を相手に好ゲームを演じた。

第1Qは、相手のパスミスから得たチャンスを菅原紳太郎(文3)がしっかりと得点につなげると、秋岡和典(人3)も切り込んでシュートを決める。西村晴人(商1)もスティールから得点し好スタートを切る。相手に隙を突かれ、パスをさばかれ得点を決められる場面もあったが、決して離されることはない。終盤、リバウンドを制され、ゴール下での得点を許したが4点ビハインドで第2Qへ。


△菅原


△秋岡

「いいイメージで打てた」と序盤、秋岡、山内佑真(経3)のアシストで中谷颯吾(情4)が連続でスリーポイントを決めると、菅原のジャンプショットや関野日久(はるく=文4)のリバウンドシュートも決まる。一時は逆転する場面もあったが、終盤相手の速いパス回しに対応できず連続得点を許してしまう。1点差で試合は後半へ。

△山内


△中谷

後半最初の得点は糸瀬公平(人1)のパスを受け岸拓也(経2)が放ったシュート。糸瀬が速いボール運びから自らもリングへアタックしフリースローを獲得すると、西村もスリーポイントを沈めた。しかし、ミスからの失点やリバウンドからのセカンドチャンスを相手にものにされるなどリードを奪うとまではいかない。このQは両者18得点に終わり、勝利はどちらの手に渡るのか、試合は最後の10分へと突入する。


△岸


△糸瀬

好守から中谷が得点、秋岡もこぼれ球に食らいつきゴール下でシュートを決める。岩本卓巳(文2)の得点や関野が体を張ったプレーで獲得したフリースロー、さらに西村も厳しい体勢からのシュートを決め切りスコアを伸ばすが、要所で相手にリバウンドやブレイクからの得点を許す。終盤、菅原の得点や西村のミドルシュートも決まったが、逆転はかなわず。リーグ3敗目を喫した。


△岩本


△関野

終始接戦でどちらに転ぶかわからなかった今試合を「リーグ戦の中で一番チームのプランを徹底したゲームだった」と尾﨑勇太ヘッドコーチ(HC)は振り返った。「できたこともできなかったこともいっぱい自分らで見つけながら試合ができた」(関野)、「自分たちからこうしようって声がこの試合多かった」(中谷)。我慢の時間が続く中で、相手に食らいつき、チームで戦い続けた40分間だった。これで2勝3敗。好内容のゲームだったが白星を挙げたわけではない。この敗戦を受け止め、今後の勝利へ確実につなげていく。

次戦、対峙(たいじ)するのは立命大。「関大の我慢強さっていうのをしっかり出して」と菅原。1巡目も残す試合はあと4試合。「やることだけに集中して、それを40分間続ければ、勝手に結果はついてくる」と足立。全日本インカレに向けて、男バスが負けられない一戦へ臨む。【文:金田侑香璃/写真:高木満里絵】

▼尾﨑HC
「今日はリーグ戦の中で一番チームのプランを徹底したゲームだったと思う。同志社とか関学のときみたいにチームのやらなあかんことを徹底できていないんじゃなくて、しっかりそこを徹底してやりきった時間が長かったから、こういうゲームになった。ペイントを守るっていうことをディフェンスのところで、近大のやりたいことをやらせないようにペイントを守るような仕掛けを作った。それをほぼ30分ぐらいはやっててくれた。やっぱりオフェンスの終わり方が悪いときに、相手に走られてる。相手の高さを意識したり、フォーメーションミス。特に前半、フォーメーションミスでバットオフェンスになって走られてるケースっていうのがあるので、そこはそういう悪い時間帯はあった。最後は誰がシュートを落としたとかそんなのはない。やっぱり4Qの頭ぐらいのところでリバウンドを取られてる。リバウンドを外国人じゃなくて日本人選手に取られている。やっぱり最後の、疲れて体がしんどいときに、やり切れる部分がやりきれてなかったのはあったと思う。ただ、内容が良くても近大に勝つためにやっているわけじゃなくて、インカレに行くためにやっている。インカレを目指している中で2勝3敗になってしまったっていう結果は重く受け止めないといけないし、それを明日の力に変えていかないといけない。近大には外国人選手もいて、40分厳しかった。40分そこに意識を集中しないといけないので。メンタル的にもフィジカル的にもしんどい部分はあった。今日のゲームっていうのはジャッジのラインが分からないゲームで、でも審判で負けるゲームなんて絶対にない。ジャッジのラインがすごくわからないから向こうも、選手も、コーチも、うちもフラストレーションがたまってしまった。やっぱり最後勝ちを意識した瞬間に置きにいってしまったり、ミスが出てしまったりはした。それ以外は良かった。もともと春先からいつ外国人のいるチームと当たるか分からなかったので、そういうところと当たっても自分たちのやることを、オフェンスを変えないように、オフェンスは作ってきた。関野とか菅原とか河野(河野拓海=人4)とか岩本とか岸とかあの辺が外にシフトしながら、中を突いてきながら、スリーポイントも打てるっていうバスケットをしてる。特に何かを変えているわけじゃない。チーム全体として徹底していたからそれは良かったと思う。あんまりリードしちゃうと勝ちを意識しちゃうので、しっかりついて行きながら最後、勝ち切れないといけない。良かったことの方が今日は多い。でももう負けて、インカレから遠ざかっているのは事実だから。それを受け止めて明日どうやっていくのか。(次戦に向けて)絶対に勝たないといけない。チームでやるべきことを徹底して、今日以上に選手達の力が発揮できるように、頑張っていきたい」

▼足立主将
「相手の方が背も高いし能力もあるっていうのは分かっていた。今まで近大と試合とかをしてきたなかで、関大と近大は結構相性良くて、そんなに大差で負けたことはなくて、今日もそんな感じになるって予想はしてた。最後に相手に走られて負けただけだと思う。全然戦えてたし、2巡目に本当に期待が持てるようなゲームだったと思う。(関学戦後は)1日オフ挟んで、昨日は自分たちの2対2や3対3のシチュエーションをイメージした練習をした。特に対策とかはあまりしてなくて、やることをやろうっていう意識は今までと変わっていないので、相手が近大だからどうこうっていうのは特になかった。インサイドはすごい体張って頑張っていたんですけど、アウトサイドがボールを早く持って入らないとゆっくり持っていっても相手もしっかり構えた状態でドライブ行ってもブロックされたり、相手のディフェンスが堅かったりするので、速く持っていくっていうのは伝えた。2連敗したけど、みんな下向いてないし、次の試合に向けてってことで練習もしてきた。試合前も変に固くなっているわけでもないし、いつも通りの準備ができていたと思う。コートの外から見て、試合を通して本当に個人個人が成長していて、どの相手に対しても大差でやられているわけじゃないし、10点以内とか、10数点以内の点差だったら自分が復帰してからでもそれぐらいは得点できると思う。本当に自分はチームを応援するのはもちろんだし、アドバイスするのももちろんだけど、やっぱり自分が戻ったときにみんなを引っ張っていけるようなプレーに向けて自分が足を治して、プレーの質を個人としても、チームとしても上げられるように、今は我慢して、戻りたいって思います。(次戦に向けて)みんなちょっと明日は勝たないといけないとか格下なので落としてはいけないっていう声があったけど、そんなに固くなっちゃ自分たちの良さがでないと思う。いつも通りリラックスして、やることだけに集中して、それを40分間続ければ、勝手に結果はついてくる。いつもと違うような心構えとかプレーが出ないように声掛けしていこうと思います」

▼関野
「リーグが始まってからシュートがあまり入らなくて。逆に、そもそもそれ以外の部分で自分は求められているから、今日はディフェンス、結構相手の留学生の中をしめたりだとか、リバウンド行ったりとか。逆にオフェンスついてるときに、つり出してスクリーンに行ったりすることで、中をあけさせたりした。考えながらできたのでそれは良かった。(リバウンドなどでチームを支えている印象ですが)それに行かなければ自分は出ている意味がない。行くのが義務なので。自分がインサイドのなかではかなりサイズが小さいけど精神的に強く生きることでディスアドバンテージは減ると思う。今日は向こうのスクリーンに対する対応があまり良くなかったからスクリーンを使うセットを増やした。ガードとかもできていると思ったから、みんな考えてプレーしてできていた。近大は強いってイメージがあるけど、その中でもみんなが攻め気を忘れずに、西村とか秋岡とかがアタックをするから、周りも感化されてしっかりアタックできていたかなと思う。留学生がインサイドにいる中でみんながアタックできるってすごいいいことだと思います。負けたから良かったとは言いがたいけど、できたこともできなかったこともいっぱい自分らで見つけながら試合ができたと思うし、あと2日間続くから課題を明日以降も考えながらプレーするっていうのができたら今日の試合も意味があるのかなと思いました。留学生のリバウンドはある程度しょうがないときもあったけど、13番のオフェンスリバウンドとか、突っ込んでくるってわかってたのにそこのケアとかをし忘れてやられてしまったりとか、元々わかっていたのにそこを抑えようっていうのができないシーンがたまにあったからそういうのは全員が共通意識を持って試合に臨まないといけない。今日は僕が岸よりも多く出たので、岸が頑張ってくれるので大丈夫です」

▼中谷
「去年もこの体育館で調子が良かったから、いいイメージで打てたかなって思います。止めるというか、やられるところをみんなで話し合ってやっていたから、その分ディフェンスに狙いがあってそれをちゃんと守れた。(ランプレーもありましたが)あれは、みんなが頑張ってリバウンド取ってくれて点になったから、チームで取れたいい得点だと思います。2Q、シュートが入ったところはいいとして、他で得点に絡んでないし、リバウンドとかもあまり助けれてなかったと思うからもっとディフェンスとランで貢献できるようにしたい。近大に相性はいいっていうイメージはあったからみんなやりやすくできたと思うし、自分たちからこうしようって声がこの試合多かったので、選手の自主性が関学戦より見られた。(次戦について)18試合の中の1戦やけどインカレに行くためには落とせない試合になってくるので、チーム全員で勝てるようにしたいと思います。

▼菅原
「試合に復帰してまだ2試合目でさすがにスタートはちょっと緊張したけど、前より自分の体は動くし、体力はまだ戻ってないけど、自分らしさっていうのをコートで出せたのはすごい良かったかなって思います。けがして外からチームのオフェンスとか見ていて結構外からの点数が多いっていうイメージを持ってて、自分が復帰したときに中での得点を増やせたらいいなと思っていて、試合でそれを表現しようと思っていた。今日の試合では実際に自分がペイントエリア内で得点を取ったのも少ないし、全体を見ていても外回りの得点が多くて、まだ偏っているかなって思った。しっかりインサイド、ペイントエリアで合わせて中で得点を取っていけるようにしたいと思います。今日は1人で守るというよりかはチームで留学生を守るっていうイメージで試合に入った。ただ、リバウンドのところとか流れの中で要所要所で得点を決められてたところが痛かった。最終的に35点も取られていたので、他にも留学生がいるチームはあると思うのでそこを自分主体でどうやってチームで守っていくのかっていうのが課題だと思うので、そこは修正していきたい。まず、立命館は留学生はいないけど大きくて動ける選手はいっぱいいるし、いますごい勢いがあるチームだと思う。まず、今日良かった関大の我慢強さっていうのをしっかり出して、自分はペイント内の得点を増やすきっかけを作れるようにしていきたい」