【ソフトボール】佐保完封&今橋HRで開幕白星

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◇第51回秋季関西学生1次予選リーグ第1節◇対太成学院大◇9月14日◇園田学園女子大学グラウンド◇

太成学院000 000 0=0
関  大000 101 X=2

1(二)今橋
2(中)田平
3(左)佐伯
4(指)石橋
5(右)福嶋
6(三)森
7(遊)佐々木
8(一)鎌塚
9(捕)日吉
FP(投)佐保

要所でしっかりと決める投打のかみ合ったゲームで、開幕白星を収めた!ついに開幕した秋リーグ戦。夏の西日本インカレや全日本インカレで戦ってきた経験を糧に、関西でも活躍を誓った関大ソフト女子の第1節の相手は太成学院大。春リーグでは勝ちを収めているだけに、秋も勝利していい流れを呼び込みたいところだった。

先発は、すっかりエースへと成長を遂げた佐保知里(人2)。「初戦は絶対に落とせないから、1週間太成を分析してきた」と、万全の状態で先発マウンドへ向かった。

初回にバントヒットで出塁を許すものの、安定感のあるピッチングでテンポ良くゲームを進めていく。仲間の好守にも助けられながら、3回以降すべて3人で抑える完璧なピッチングで打線の援護を待った。

佐保の好投に応えたのはルーキーだった。4回裏、昨春の首位打者である3番佐伯瞳(社4)が出塁すると、犠打で二塁へ。そして打席に向かったのは5番福嶋七彩(人1)。全日本インカレでは代打出場でタイムリーを放った勝負強い1年生がこの日も決める。「芯を捉えたな」。粘った5球目はぐんぐんと伸びてセンターを越えるタイムリーに。先制点をつかみベンチの盛り上がりは最高潮となった。


△福嶋


△佐伯

さらに試合終盤、今度は主将・今橋この実(情4)が魅せる。6回裏、さらに追加点が欲しい場面で先頭打者の今橋が打席へ。完全に関大の流れの中、初球を全力で振り抜くと、ボールはライト方向へと伸びて柵の向こうへ消える。「二塁打くらいかなと思った」と、全速力でダイヤモンドを駆けると、ベンチから飛び出したチームメイトたちに笑顔で迎えられた。


△今橋

最終回も佐保がマウンドに立つと、1人目を三ゴロで仕留める。2人目こそミスで出塁させてしまうものの、3人目の打球を一塁手・鎌塚玲美(人2)がキャッチし、そのまま併殺で抑えてゲームセット。わずか1時間程で完封勝ちを収めたのだった。


△三塁手・森香央理(人2)


△鎌塚


△捕手・日吉里香(人2)

4年生にとって最後のリーグ戦となるこの秋を、いい形で発進することができた。次戦で迎えるのは、全国強豪校・園女大。「みんなでぶつかっていくだけ」と、今橋主将も意気込む。釈迦力に突き進むチームからこの秋も目が離せない。【文:松山奈央/写真:水上壮平】

▼今橋主将
「相性は悪くはない相手で、序盤に自分たちのペースに持っていけるかが鍵。佐保もテンポよくいってくれて、守備のリズムは悪くなかった。どっちの流れになってもおかしくない中で福嶋が呼び込んでくれた。向こうも打力のあるチームだから1点だと不安だし、もう1点あったら楽になるからチャンスメイクを作るつもりでいった。(本塁打について)弾道は高くなくて、でも感触は良かったから、二塁打くらいかなと思ったが打球が伸びてくれて、いい回転で打てた。審判が手を上げないし、ライトもボールを追いかけていたから、とりあえず全速力で走ったが、一塁を回った時に入っているのが見えた。結果がずっと出てない中で、インカレ前からフォームを見直していた。オープン戦前が調子良くて、それに近い感覚でいけているからわからなく調子が悪いとは思っていない。(次戦・園女大戦について)いつも通りの関大らしさで役割を全うできれば勝てない相手ではない。チーム力が大切になってくる。相手は一人一人の力量がすごいから、こっちはみんなでぶつかっていくだけ」

▼佐保
「インカレから2週間経って、リーグは関西のチームだからインカレは終わったものとして切り替えて。インカレは自信になったが、秋リーグで自分たちの力をどれだけ見せれるか。初戦は絶対に落とせないから、1週間太成を分析してきた。春リーグは勝って、自分が7イニング投げたのをビデオを見直して。チェンジアップが苦手な人が多いから、分析の山下からアドバイスをもらいながら、チェンジアップを意識した。ストレートとチェンジでスピードを狂わせて。初回や1巡目はお互いに0でいくと、キャッチャーの日吉と予想していたから、中盤に点を取ってくれることを信じて0でつなごうと話していた。みんながいい役割で持ち味をいかしてくれた。ベンチも盛り上がっていたし、インカレのいい雰囲気をつないでいけている」

▼福嶋
「スイングが定まってなくて、自分ではいいとは思っていなかった。打席からセカンドランナーが見えてて、『返したい。打たないと』と思った。(打った瞬間は)芯を捉えたな、と。センター越えろ!とは思ったが、伸びたので良かった。(スタメン出場について)緊張している。ポジションはまだ慣れない。中学はレフトで高校はサード。動きも全然違う。先輩のためにできることを精一杯やりたい」

▼日吉
「2年生になって大学ソフトを徐々に理解してきた。モチベーションの保ち方や試合への持っていき方が分かるようになったし、同期と高め合えている。ピッチャーはそれぞれが個性ある中で、いかに平等に接するかがピッチャーのモチベーションに関わってくる。全員を活かせるようなキャッチャーを目指している。今は佐保で勝っているが、どんなピッチャーでも勝たせられるようにならないと。キャッチャーとして、先輩関係なく誰にでも指示を出せるようにならないと。『なんで言われないとあかん』と思われたら終わりだから、自分の中の人間性が大切だと思ってやっている」