【テニス】涙の準優勝でリーグ戦閉幕。

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◇2019年度関西大学対抗リーグ戦◇最終戦◇対近大◇9月10日◇江坂テニスセンター◇

○D1島田・髙村2(6-1,7-6(4))0西岡・恒松
●D2山中・平川0(3-6,6(5)-7)2松本・中屋敷
●D3松田・山尾1(6-3,4-65-7)2高木・松田
S1山尾 打ち切り 松本
S2松田(1-2打ち切り)松田
●S3大植0(6(6)-7,3-6)2合田
S4大野翼1(4-6,6-3,1-2打ち切り)2
●S5高橋勇0(5-7,2-6)2市川
●S6髙村0(5-7,4-6)2田口

●関大1-5打ち切り 近大

昨年近大に敗れ5連覇を逃し、涙を流した関大。上曽山拓実主将(人4)率いる現体制になり、「リーグ奪還、王座優勝」を目標に掲げ、日々の練習に励んできた。3月の新進、5月の春関では単複優勝、準優勝。全日本インカレでは山尾玲貴(商3)が準優勝。夏関では単複準優勝。例年以上の好成績を収め、「(リーグ戦も)負ける気せえへん」と、上曽山主将が語ったように自信を持って臨んだリーグ戦だった。しかし、ダブルスを1-2で折り返すと、相手に傾いた流れを取り戻すことはできずシングルスで3敗し、準優勝でリーグ戦を終えた。

3組のダブルスがコートに入り、プラクティスをする中で、コートサイドでは部員が応援。いつも以上に大きな声で選手を鼓舞した。

D2に登場した平川暉人(人2)・山中瑠樹亜(経2)組は、4ゲームを連続して奪われるなど、全く自分たちのテニスができない。波に乗れないまま第1セットを落としたが、ここからは粘りを見せ、互いにサービスゲームをキープし合う。最後まで勝利への執念を見せたが、第2セットでタイブレークの末に敗れ、痛い黒星を喫した。

D1として戦ったのは島田達也(人4)・髙村烈司(商4)組。「チャレンジャーとして、思い切ったプレーが必要」。そう考え、臨んだ一戦だった。第1セットは、終始2人のペースで展開された。全てのプレーにおいて相手を上回り、圧倒的な力を見せつけた。しかし、第2セットは均衡した展開に。6-6でタイブレークに突入する。1-3とリードを許すも、髙村のリターン、島田のサーブで4-3と逆転に成功。相手のダブルフォールトで先にマッチポイントを握る。「よっしゃ、いくぞ」と、気合いを入れ直す。1ポイントは奪われたものの、そこで流れを渡すことなく勝利をつかんだ。

D3は松田康希(商1)・山尾玲貴(商3)組。第1セットは2人の攻撃がうまくかみ合い、6-3でものにする。しかし、第2セットは相手に奪われ、第3セットへと突入する。両者一歩も譲らず、キープが続く。5-6で迎えた山尾のサービスゲーム。先にゲームポイントを握るも、あと1ポイントが遠かった。デュースなり、逆にマッチポイントを握られる。3度しのいだものの、勝利にはわずかに届かなかった。

ダブルスを1-2で折り返すこととなったが、「悲観的に、重く捉えることはなかった」(上曽山主将)と、シングルスでの勝利を信じた。

S3は大植駿(文1)。バックハンドを混ぜながらも、フォアを軸にゆっくりとしたリズムのラリーが続く。第12ゲームまでキープがでタイブレークへともつれ込むが、アウトが続き、相手にセットを奪われる。第2セットでも持ち前の粘り強さを発揮するが、相手のほうが一枚うわてで大植のミスが先に出てしまう。3-6で落とし、悔しさをあらわにした。

S5の高橋勇人(経2)は、この日も序盤から攻めの姿勢で戦う。ラリーを続けるも先にミスが出てしまい、相手にポイントを奪われる。5-7で第1セットを落とすと、第2セットも相手のペースで進む。第6ゲームで仲間の声援に応え、デュースの末にブレークに成功するが、勢いに乗り切れなかった。続く2ゲームを連続で奪われ、敗北を喫した。

S6の髙村は、ストロークを軸に一時はリードを奪うも、相手の勢いに圧され徐々に劣勢となる。この日試合のなかった女子チームの部員も応援に駆け付け、必死の声援を送るが、なかなか調子が上がらない。第2セットでも流れを取り戻すことができず、ストレートで敗戦。

この時点で1勝5敗となり、近大の2連覇が確定。S4、S2、S1の試合は打ち切りとなった。

「リーグ優勝っていう小さな目標が達成できなかっただけ。王座優勝っていう大きな目標を叶えるチャンスはまだある」と、主将は前を向く。王座まであと1カ月。厳しい練習を乗り越えた先には、待ち望んだ景色が待っている。【文/写真:遠藤菜美香、長尾洋祐】