【水上競技】「挑戦」の最終章に幕。森本主将「このチームでやってこれて良かった」

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • mixiチェック

◇第95回全日本学生選手権大会最終日◇9月8日◇東京辰巳国際水泳場◇

森本健太主将(環都4)が率いる「挑戦」の最終章が幕を閉じた。インカレ最終日、ベスト更新者、予選突破者はともに0と厳しい結果に終わったが、「それでも、このチームでやってこれて良かった」。そう振り返った4年生たちは清々しい表情を浮かべた。

4年生の中川麻子(文4)、梶谷直幹(シス理4)、森本健がラストレースを迎えた最終日。ともに納得のいかない結果に悔しさをつのらせたが、レースを楽しむ気持ちは決して忘れなかった。「水泳をやってきてやり切った感はすごくある。レース自体は水泳を楽しめたんじゃないかと思う」と中川麻。梶谷も、「リレーはみんながいて楽しめた。悔いもなくて良かった」と最後に笑顔を見せた。


△中川


△梶谷


△森本健

しかし、強豪ひしめく全国の舞台はやはり甘いものではなかった。2日連続で予選を突破している澁谷鉄人(商3)に1人でも多く続きたかったが、B決勝進出に期待が懸かった中川麻や中山拓紀(文2)、堀あずみ(法2)らも高い壁を突破することはできず。ハイレベルな戦いの場を再確認させられる結果となった。


△堀


△中山


△谷口隼紀(環都3)


△松井綜汰(安全3)

そんな選手たちも、リレーでは関大らしさ全開のレースを見せた。最後の種目となった800㍍フリーリレーでは声をからし、仲間を懸命に応援する姿が。泳ぎ切ったのち、熱い抱擁、そして固い握手をしっかりと交わして、感謝の気持ちを伝え合った。


△中川麻


△横田杏圭(環都1)


△喜來夏純(人2)


△堀


△澁谷


△城広翔(人1)


△篠野司(文2)


△梶谷

激闘の3日間の終了とともに、4年生24人の挑戦はこれで幕を閉じる。目標を達成できた選手も、また、悔しさが残る選手もいるが、「仲間がいることで頑張ろうと思えて、最終的にここまでやってこれた。感謝の思いしかない」と森本健主将。全員がチームの絆の深さを誇りに感じているだろう。そして、今後は頼もしい後輩たちがその思いを受け継ぐ。24人の偉大な背中を見てきた彼らは、これからの関大水上競技部にまだ見ぬ景色を見せてくれる。【文:高木満里絵/写真:宮本晃希】

▼森本健主将
「自分の納得いく結果が出なかったのが一番思っているところ。それでも、このチームでやってこれて良かったというのはずっと思っている。同期がいて後輩がいて先輩がいて、このチームでやってこれて良かった。(主将として)3年生までは先輩がいるということで楽しくやっていたんじゃないかな。4年生になってチームをまとめるのは大変だしうまくいかないことは何回もあって、すごく辛くて辞めたいと思うこともあった。それでも相談相手として支えになってくれる仲間がいることで頑張ろうと思えて、最終的にここまでやってこれた。(今までで印象に残っているのは)1つに絞るのは難しいが、一番楽しかったのは今年の関カレ。最高学年として男女5位という目標を達成できたのは、4年間自分がやってきた中で初めてで、一番楽しい試合だったなと思う。(同期は)24人という人数でそれだけ多くの意見があって、ぎくしゃくするということもあったが最後はこの同期に支えてもらってやってきたので感謝の思いしかない。特に上林(真己=安全4)や門田知也(=化生4)。上林は副将という立場で僕が抱えている悩みを聞いてくれる相談の窓口になってくれた。門田は僕のやっているパートでメニューを作ってくれて、わがままばっかりのパートだったが、みんながタイムを出せるようなメニューを作ってくれて、最後まで結果は出せなかったが感謝の気持ちでいっぱい。(後輩へ)まだあと1年、2年とあると思うが僕が感じたのはこの4年間あっという間だったということ。試合数もどんどん少なくなってくるので、一試合一試合大切にして、仲間と支え合って、もっともっと関大水上競技部を強くしていってほしいなと思う」

▼中川麻
「全然結果も出せず、悔しい思いばかりしてきた4年間だった。この3日間も、関カレよりも悪く、一言で言うと悔しい、情けない。それでも水泳をやってきてやり切った感はすごくある。結果にすごくこだわってはしまうし、最後の8継もベストで後輩につなぎたかったのにベストにも及ばなかったが、レース自体は水泳を楽しめたんじゃないかと思う。(多くの種目の中で印象に残っているのは)ずっと今シーズン200㍍個人メドレーを頑張ってきて、B決勝を狙っていた。ベストタイムが出ればいけたが、4秒落ちになってしまった。何回も全国大会に出場してきて緊張はしたことがなかったが、初めて緊張や焦りを感じて、これも水泳人生においていい思い出になったなと思う。(最後のリレーは)とりあえず自己ベスト更新を思って泳いでいたので出し切れた。今の100㌫を出し切った200㍍フリーを泳いで後輩につなげることができた。私が2年の時に髙木理加(=16年度卒)さんがいた時は決勝に残れるタイムを持っていたが、結果はB決勝にも残れず悔しい思いをした。私は髙木さんを目標として泳いできたので、後輩たちにもその話をして、大きい強い選手になってほしいなと思う。女子はすごく少ないので、タフになってくる。練習を積んで何事も楽しんでリレーは泳いでくれればいいなと思う。(同期は)人数多くてぶつかることは多かったが、最後の関カレは印象的だった。応援もすごくて、最後は私がびっくりするくらい、泣けないくらい、みんなが泣いてこっちに駆け寄ってくれたので、このメンバーで良かったなと思った。(関大水上競技部はどういう存在)明るくて、あたたかくて、どんな状況でも前向きにフォローしてくれる存在。縦と横のつながりが大きい。(今後は)ジャパンオープンの記録突破を目指しているので、3月まではまだ自分に挑戦していきたいと思う」

▼梶谷
「個人的に、タイムより楽しめたかという点で、個人は正直あまり楽しめなかった部分はあったが、リレーはみんながいて楽しめた。悔いもなくて良かった。(リレー中考えたことは)前の組の人が感動しているのを見て、うるっときて。感じるものはあった。最後澁谷と握手を交わした時はうるっときた。ラスト50㍍は力になった。(最高学年、パート長として)自分自身はパート長ぽくなくて、そういう仮面を被らなかったことで、ありのままの自分でやってきた。そういう意味で一度も壊れなかったというのは僕だけじゃなくて他の4年生や後輩たちがうまく僕の足りないところを補ってくれたからかな。(同期は)何気なく楽しめた。決していいことだけではなかったが、そういうのを全部含めていい関係、面白かったなと思う。(後輩へ)1回しか人生ないので、タイムも大切だが、単純に楽しむことを大切にしてほしい」