【テニス】ヤマ場制し、全勝で最終戦へ。

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◇2019年度関西大学対抗リーグ戦◇第4戦◇対姫大◇9月7日◇江坂テニスセンター◇

●D1中塚・中村天1(4-6,6-2,6(5)-7)2堺・田中
○D2鎌田・大野菜2(7-6(3),6-4)0宮田・西本
○S1大野菜1(6-1,2-6,7-6(5))1西本
○S2鎌田2(6-2,6-3)0田中
○S3沈2(5-7,6-4,6-2)1堺

○関大4-1姫大

苦しみながらも難敵を破った。優勝へ向けては絶対に落とせない姫大との一番は、ダブルスを1勝1敗で折り返すも、シングルスで星を落とさず、4-1で勝利。4戦全勝とし、最終戦では最大のライバル・園女大と激突する。

D2の鎌田琴衣主将(社4)・大野菜々子(社3)組は、いきなりブレークを奪う好調な出だしだったが、その後は苦戦し、タイブレークへ。2人はここでギアを上げ、フルゲームの末に第1セットを奪うと、その後も大崩れすることなくストレート勝利。最高のスタートを切った。

D1にはこの日も中塚桃子(人3)・中村天音(文1)組が登場した。これまでの3試合ではファイナルセットの末勝利を収めていたが、この日は涙を飲む結果となった。対戦したのは全日本インカレベスト8の実力を持つ堺・田中組。1-1とセットを分け合い、迎えた第3セット。相手に1歩リードを許す展開で試合が進む。しかし、たくさんの応援を受けながら、強気で戦い続け徐々に追い上げを見せる。そして、勝負はタイブレークに委ねられた。タイブレークでも相手に先行されたが、ストロークとボレーをうまく組み合わせ、1ポイントずつ得点を重ねていき、逆転に成功。しかし、その勢いは続かなかった。3点連続で奪われ、試合終了。2人は悔しさをあらわにした。

ダブルスを1-1で折り返し、シングルスへと突入した。

最初にコートに入ったのは、S1・大野菜。第1セットは自らの調子も良く、また、相手のミスもあり6-1で先取する。しかし、反対に第2セットは相手が調子を取り戻し、また自らのミスが増え失点。2-6で相手に奪われる。そして、試合は最終セットへともつれ込んだ。両者一歩も譲らず、一進一退の攻防が続く。しかし、大野菜のサービスゲームの第9ゲームで相手の攻撃的なプレーに翻弄(ほんろう)され、1ポイントも奪えずブレークを許してしまい、4-5に。続く第10ゲーム、相手の武器であるサーブに苦しみ、先にマッチポイントを握られる。しかし、大野菜は最後まで諦めることはなかった。勝利への執念を見せ、マッチポイントを3度しのぎ、ブレークに成功した。その後、互いにサービスゲームをキープし、タイブレークへと突入。コートサイドからは部員が、ベンチからはベンチコーチの桐山陽菜(社2)が声援を送り、大野菜の背中を押す。それに応えるように、7点目に先にミニブレークを奪うと、その勢いでマッチポイントを握る。しかし、あと1点がなかなか決められない。相手も負けず劣らず6-5に。ポイント間の応援が収まり、静まり返ったなかで大野菜がサーブを放った。相手のリターンがラインを越え、勝利が決まると、両手を上げ喜びをあらわにし、会場に拍手が沸き起こった。そして、大野菜は桐山とともに安堵(あんど)の表情を見せた。

S2に臨んだ鎌田は、さすがの安定感を見せつける。第1セットの序盤こそ接戦だったが、2-2となった後の第5ゲームから4ゲームを連取し、このセットをものにする。ここからもラリーで相手を徐々に追い込み、危なげなくストレート勝ち。主将の意地を見せ、チームの勝利に大きく貢献した。

1年次からリーグ戦無敗の沈清河(法4)は
S3として出場。接戦の末、第1セットを奪われてしまう。しかし、隣のコートで戦う大野菜の負担を少しでも減らせるように、ラリーを続け、試合を大野菜よりも早く終わらせないことを意識。粘り強さで相手を上回り、第2セットを奪い返すと、その勢いで第3セットもものにした。

11日の最終戦に勝てば、文句なしで3連覇が決まる。チームの目標は王座制覇だが、関西の頂点に立てば、勢いは必ず増す。シングルス・ダブルスともに層の厚さが光る女子チーム。悲願達成につなげるためにも、関西制覇は譲れない。【文/写真:長尾洋祐・遠藤菜美香】