【野球】吉川13回完封!ボークでサヨナラ勝利!

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◇平成28年度関西学生春季リーグ戦第5節対近大2回戦◇5月1日◇南港中央球場◇

近 大 000 000 000 000 0 =0
関 大 000 000 000 000 1x=1

(近)横山、倉田、岡田、伊波―川上、山野
(関)吉川―高橋

前日は延長十五回の引き分けとなった。この2回戦も長時間に渡る投手戦となり、2試合連続で延長戦を戦い抜いた。

関大の先発は吉川。初回、2死から左前安打を放たれるも、女房役・高橋が盗塁しようとした走者を刺しアウトにする。二回以降は安打を許すことなくスコアボードに0を刻んだ。ピンチが訪れたのは九回。2死から連打を浴び、暴投で二、三塁となった。4番・竹村を歩かせ、5番・松根と勝負する。投じた3球目、鋭い打球が二塁へ。多田が好プレーを見せ、何とかピンチを脱した。吉川は十三回を投げ切り5安打12奪三振無失点、170球の熱投だった。

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一方打線は1回に2死から勝岡が四球を選び、4番・古川が左翼線を抜ける二塁打を放って一、三塁とする。しかし続く松山は三振に倒れ、先制の好機をものにできなかった。

六回にもチャンスは訪れた。1死から勝岡、古川の連打で一、二塁。しかし、続く松山、藤井勝が連続三振を喫し、横山を捉えることができない。十一回には勝岡、十二回には吉川が自らのバットでチャンスメイクするも、後が続かない。

迎えた十三回、先頭の多田が二塁への内野安打で出塁する。3番・勝岡が犠打を決めると、4番・古川は敬遠。1死一、二塁となり、代打・阪本将が告げられる。その初球は阪本将の体に当たり、これで満塁。続いて打席に入ったのは藤井勝。サヨナラの大チャンスとなったが、2ボール2ストライクと追い込まれてしまう。しかし、近大3番手・伊波が5球目を投じようとすると、藤井勝が審判にアピールする。一瞬静まり返った球場。球審が伊波にボークの判定を下し、三塁走者の多田が本塁に生還。ベンチやスタンドから溢れんばかりの歓声があがる。延長13回までに及んだ試合はサヨナラで幕を閉じた。

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まさかのボークでサヨナラ勝ちを収めた関大。36イニングぶりの得点となった。しかし、「こんな試合が2戦続くなんて」と早瀬監督が嘆いたように、打撃陣の課題は大きい。「先制点を取って9回で試合を決められるように」(松山主将)。連勝に向かって、投手陣の頑張りに打線が応えたい。【文:新潟瑞葵/写真:吉見元太・庄田汐里】

▼早瀬監督
「何かにはまっているみたい。こんな試合が2試合続くなんて。野球は恐ろしいな。松山は勝負強いけど、気負ってるところがあるみたい。肘に少し不安があるから、昨日今日の2試合は途中で交代させた。吉川はかなり成長した。ここまでも良いと思ってたけど、本当に力ついて来て成長したね。(12回の二塁打について)吉川が1番打ちそうな感じがするでしょ。フリーバッティングも練習はさせているけど、他の野手も見習ってほしい。13回まで完投させたけど、吉川以外にいなかった。ここまで成長したんだから、吉川に心中しようとおもった。変化球もしっかり投げられて、まっすぐも力ついた。これを自信にしてくれれば。女房役の高橋はバッティングがいまひとつかな。5番に使ったこともあったり、期待はしてるけど、打つ方でも投手を助けてやらないと。全体的に打てないのは、今までもずっと課題だった。グラウンドが改修中で、外で練習できてなくて、スピード感に慣れていないことも原因の一つ。安井がいればもっとよくなるだろうけど、骨折したのが痛い。今春は難しい。打順も考えないと。1番期待できるのはやっぱり古川。守りの方は特に粘り強くできているかな。今日せっかく勝ったから、明日も全力を尽くしてあとに望みをつなげるように」

▼松山主将
「吉川が本当に頑張ってくれた。昨日と同じように点が取れなかったけど、応援含めてチーム全員で勝った試合。相手の横山はまっすぐがきていてどんどん押してくる。チームとしてこうしていこうと決めていたことはあったけど、それがなかなか噛み合わなかった。昨日よりはヒットが出ていたけど、調子良い悪い関係なしにみんながつなげられるような打撃をしていかないと厳しい。投手が頑張ってくれている分、野手がカバーできるように助けられるように、先制点をしっかり取って、延長じゃなくて9回で試合を決めたい」

▼吉川
「野手が絶対点を取ってくれると信じていたので、自分はゼロに抑えるという気持ちだけで投げた。昨日は阪本にあれだけの投球を見せられた分、刺激を受けて自分もやってやろうという気持ちで臨んだ。今日一番良かったのがカットボールだったので、それを有効に使えるリードを高橋がしてくれたし、自分も心掛けた。序盤は変化球で粘って、徐々に真っすぐも良くなっていった。この試合だけで終わってはだめ。次も続けていけたら自信になる。一番大事なのは気持ちだと思って投げている。延長に入っても味方が点を取るまで自分が抑えるという気持ちで投げた。(サヨナラ勝ちについて)(藤井)勝利だったら打ってくれると思っていたんですが、結果的に勝てたことが一番うれしい。(明日について)行けと言われたら行く。気持ちを切らさずに準備をしたい」