【サッカー】総理大臣杯3位。全日本インカレ出場誓う

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◇第43回総理大臣杯全日本大学トーナメント準決勝◇対明大◇ヤンマーフィールド長居◇

【前半】関大0-2明大
【後半】関大1-0明大
【試合終了】関大1-2明大

夏の日本一への道はここで途絶えた。昨年の王者に圧倒され2失点と苦しい展開に。後半にセットプレーから1点を取り返すも追いつくことができず、関大はここで敗退。3位で総理大臣杯の幕を閉じた。

立ち上がりから相手が主導権を握った。何とか食らいついて守備を続けたが、20分、21分、立て続けに失点し序盤で相手に2点リードを許す。その後も攻め込まれるが、関大のDFラインを中心に体を張って追加点を阻止した。DF黒川圭介(法4)からは「怖がるな!」と声があがるも、なかなか攻撃につなげることはできない。DF黒川、MF牧野寛太主将(経4)を中心にパスをまわしてチャンスをうかがうも、相手のプレッシャーに押され前線にボールを送れず、苦しい時間は続く。それでも、GK鴨川優斗(政策4)が相手シュートを左手で弾き出し何とか追加点を免れた。39分には前線のFW福原涼太(経3)にボールが渡るも得点はさせてくれない。前半だけで12本のシュートを打たれ、2点を追う展開で試合を折り返す。


△DF黒川


△MF牧野


△FW福原

ハーフタイムの間も部員たちはスタンドから応援を続け、勝利への気持ちは切らさなかった。後半からは右サイドにDF松尾勇佑(文1)が投入され、ここから関大の風が吹き始める。さっそくフリーキックを獲得するなどチャンスが見られるように。中盤ではMF松本歩夢(文3)の堅守でボールをつないだ。そして18分、関大のコーナーキックで一度GK弾いたボールをFW高橋晃平(情4)が押し込み1点を取り返す。待望の得点を機に勢いは増し、応援のボルテージも上がる。流れが徐々に傾く中、DF松尾が右サイドからシュートを放つもGKに弾き出されてしまう。逆転の望みはあったものの、追加点は奪えず。試合終了の笛がなるとともに選手たちは崩れ落ちた。


△DF松尾


△FW高橋


△MF松本

2年ぶりの総理大臣杯は第3位という結果におわり、日本一にはあと一歩届かなかった。しかし、この大会で自信や悔しさを得て、日本一への思いはより一層濃く選手たちの心に刻まれた。現在、関大は関西学生リーグで7位につけている。全日本インカレに出場するには4位以内に入ることが絶対条件だ。「一戦も落とせない試合が続く」とMF牧野主将。後期リーグの全11試合で勝ち点を積み上げなければいけない。この悔しさは必ず全日本インカレの舞台で晴らす。【文:野村沙永/写真:勝部真穂・髙橋周】


▼前田雅文監督
「悔しい思いがあって、前半のところで自分たちの力を信じることができずに、自分たちを出せなかった。立ち上がりも相手が勢いよくやってくる中で我慢できなかった。しばらくしたらつなげれることはわかっていたけど、耐えられなかったから相手の守備が強力になった。相手の両サイドは全日本の選手でうちよりも個の技術があるので、尚更うちは組織的に戦わないといけないのに2失点してしまって、メンタル的に落ち込んでしまった。(ハーフタイムでは)自分たちの持っている力を出せていない。苦しいときに顔上げて頑張らないといけないと伝えた。(DF松尾の起用は)前半は右サイドにやられていたので。DF松尾は1対1の対人に強い。1点を取れたら流れにも乗れると思っていたので、そこから同点に追い付いて延長戦になればと思っていた。でも明治が粘り強かったし、フレッシュな選手を入れてきた。(リーグ戦に向けて)確実に通用はしていると思うので、まずは今の質を高める。ゴールまでいくということが必要。チャンスを作れそうなところまではいくけどチャンスはいけていない。(ベスト4という結果は)全国の相手に対して、もうちょっとで打開できたのにっていう部分があったので、そこの質をあげていきたい。(関東と関西の差は)アジリティやフィジカルは差は感じるけど、クオリティや技術的なところは関西の方があるとは思う。そこをアジリティやフィジカルでつぶされてしまう。関東に向けていいところを伸ばしていきたい。(関東の)強度を体感したので、そういうところを自分たちで意識するかが大切」

▼MF牧野主将
「立ち上がりから明治に圧倒されて自分たちの力を出し切れてなかったのが失点につながってしまった。夏に取り組んできたことは下でつないでビルドアップしていくことだったけど、シンプルに蹴ってしまったり、前を向けるところでバックパスしてしまったり消極的なプレーがあったので、そういう点では自分たちのサッカーができていなかったのかなと。中ではしゃべり続けていたけど、なかなか改善されずに進んでしまった。(ハーフタイムには)前半の終わりには徐々にボールを持ち始めてシュートまでいけたりできていたり、自分たちらしいサッカーができていたので、慌てずにやることが自分たちにとってやらなければいけないっていう話をした。(後半の)入りから受け身になると苦しくなると思ったので、シンプルに相手コートでしようと意識した。点を取れる気がしたいい立ち上がりにはなった。(1点を取り返して)応援も含めてボルテージも上がって関大ペースになった。明治の守備も堅かったっていうのもあるけど、そこを崩しきれない自分たちの技術のなさや、中でのポジショニングとか相手を降り切る一瞬のスピードとか、アジリティとかが足りなくて表面でプレーしてしまっていたことが明治さんにとって怖くなかったかなと思う。よりもっと怖いチームになるためには、ボールを回すだけじゃなくて前向きなプレーは大切だし、サイドからのボールとか僕たちが得点を取れるチャンスはたくさんあるので、そこをもっと強化していけない。(3位という結果は)悔しかった。この銅メダルを金にできるっていう自信は感じていたので、3位で終わってしまって悔しい。この悔しさを一日も忘れることなく、インカレに出るためには一戦も落とせない試合が続くので、日ごろの練習からやっていかないといけない。夏前からぬるい雰囲気があったというのも事実なので、4年生を中心にやらないといけない。自分が一番先頭にやっていかないといけない。(リーグに向けて)大臣杯で通用した部分、通用しなかった部分はあるけど、明治とやって言葉だけで表すと実力不足を感じたので、技術、メンタルも含めて、戦い抜く上で勝者のメンタリティが足りなかったので、そこをつけていきたい。(通用した部分は)前からくる明治さんに対してもはがせたりボールを回せるシーンがあったので、それをゴールに直結させることが必要。ビルドアップや関わり方はこの夏やってきたことができた部分もあったので、もっと強化したら怖いチームになれるかなと思う。リーグに向けて、自分を中心に厳しい環境でやっていくしかない」