【水上競技】レベル高き全国の舞台。明日の最終日は、「楽しみながら、全員で良い雰囲気で」!

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◇第95回全日本学生選手権大会2日目◇9月6日◇東京辰巳国際水泳場◇

澁谷鉄人(商3)が決勝進出を果たした昨日から一夜明けた今日。一人でも多くの予選突破と自己ベスト更新を狙い、挑んだ2日目は澁谷がB決勝へ、そして大迫知永(経3)がベストを叩き出し、最終日へと流れをつくった。

この日最初の種目・200㍍自由形には4年の梶谷直幹(シス理4)が登場。後半100㍍でギアを上げていくと組1位でフィニッシュ。ベストにあと0秒1と好タイムで関大に勢いをもたらす。


△梶谷

ルーキー・城広翔(人1)は2組に出場。スタートこそ出遅れたものの、ラストで巻き返しを図り、後に行われるリレーに弾みをつけた。


△城

そして8組、“関大のエース”の名を背負う澁谷がこの日も決勝進出を懸けレースへ臨む。「200㍍自由形にかけてこの夏、練習してきた」。自身メインの競技で確実に上位に食い込むことを条件としたが、全国の舞台はそう甘くはなかった。得意の後半で巻き返すも、1分49秒台は遠く、組順位4位でゴール。全体順位を表示した電光掲示板は、澁谷と同じ1分50秒台が並んだが決勝進出にはあと0秒5足りず、B決勝へ回ることとなった。


△澁谷

続く100㍍バタフライではこの日最初となる関大女子陣が姿を見せた。昨年はこの大舞台で自己ベストを更新している喜來夏純(人2)は、好スタートを切るも、ラストで引き離され8位。その後に登場した注目株・原美都紀(文1)もタイムは思うように伸びず、上位に名を連ねることはできなかった。


△喜來


△原

「54秒台突入」を目指した麻野陣(法3)は前半からハイレベルな争いに食らいつくが、目標達成には惜しくも及ばず。午後から行われるリレーで巻き返しを狙う。


△麻野

この日の個人種目最後の登場となったのは200㍍個人メドレーに出場した中川麻子(文4)、大迫、長谷川大亮(経1)。最後の関カレで待望のメダルを手にした女子エースは前半から積極的な泳ぎを見せるが、平泳ぎで失速。そのまま挽回は遠く、悔しい結果となった。


△中川麻

全国の場で唯一のベスト更新を見せた大迫は1組目に出場。前半を3位で折り返すも、ラスト50㍍でスパートをかけ2位でフィニッシュ。ベストタイムを約0秒1縮め、来年へ期待が持てるレースを繰り広げた。


△大迫

関カレで決勝進出を果たしたルーキー・長谷川は自由形でスピードを落とし、組順位8位にとどまったが、「攻めたレースが全国の舞台でもできた」。初のインカレでしっかりと手応えをつかんだ。


△長谷川

午前最後に行われた400㍍メドレーリレー。女子は堀あずみ(法2)、平田真依子(社3)、原、中川麻の総力戦でレースに臨んだ。第1泳者の堀がベストに近いタイムで泳ぎ切るが、その後は順位を上げられず10着でゴール。それでも、強豪ひしめく全国の舞台で懸命にバトンをつないだ。


△堀


△平田


△原


△中川麻

澁谷に代わり、男子は中山拓紀(文2)がメンバー入りし、松井綜汰(安全3)、瀧本広大(情3)、麻野らとともにコースレーンへ。松井綜が組内1番のリアクションタイムで幸先の良いスタートを切る。その後、順位を落とすも第3泳者の麻野が巻き返し、関カレよりもタイムを上げ、全体順位22位でフィニッシュ。B決勝に進出できる16位まではまだ遠くとも、これからに期待を感じさせる戦いだった。


△松井綜


△瀧本


△麻野


△中山

午後、関大勢唯一のB決勝に残った澁谷がサイドの登場口より姿を見せた。仲間たちの大歓声を背に、勢いよく。力みがあった予選を振り返って、「大きく泳ごうと思っていた」と澁谷。前半こそ出遅れたが、驚異のラストスパートを見せ、5位に食い込んだ。目指していたメダルには届かず悔しさも残ったが、「今シーズン始まってから調子が戻せた」とプラス面も。来年での大きな飛躍を誓った。


△澁谷

2日目終了時点で、ベスト更新者、予選突破者ともに一人と、国内学生最高峰の戦いのレベルを改めて知る結果に。選手たちが「雰囲気が違う」と振り返ったように、他大会とは異なる、大舞台ならではの空気を感じさせられたが、泣いても笑っても明日が最終日だ。4年生に花道を飾るべく、最後の戦いへ、挑め。【文:高木満里絵/写真:宮本晃希】

▼麻野
「1バタ(100㍍バタフライ)に関しては力んだ部分が大きかったと思うが、メリレ(メドレーリレー)でうまく合わせれた。(インカレは)全国のトップが集まっていて雰囲気も他の大会とは違うし気持ち的にも一味違う試合。(来シーズンへ)今の先輩が雰囲気良くやってくれたので、いいところは受け継いで自分たちの学年の良さを出していければいいなと。(明日は)終わった選手もみんなで一丸となって戦っていけば良い試合になると思う。楽しみながら、全員で良い雰囲気で迎えたい」

▼大迫
「ベストを出す自信はあったが泳いでみたら思ってたより(伸びなかった)なところはある。後1秒くらいは縮めれたと思った。練習からしたら緊張があったのかなという感じ。おとといから今日まで泳いでいて、ここ最近の調子は良かった。(レース展開は)前半からもう少し行こうと思っていたが、思っていたより体が動かなかった。(前半型?)4種目の中でフリーが得意なのでどちらかといえば後半型。(明日は)ベストは僕しか出ていないと思うから、みんなも続いてほしい」

▼長谷川
「初のインカレで緊張したけど自分なりに攻めようと考えていた。最後バテたけど攻めたレースが全国の舞台でもできたので少しは成長したかな。(全国の舞台は)周りが自分より速い人ばかりで雰囲気も違って、肩身が狭くてすごく緊張したけど、ビビらずにちゃんと攻めれたのは良いところ。(タイム的には)全然満足していないが、最近は調子が悪かったのでその中では戻せたところもある。個人メドレーの中では平泳ぎで順位を上げているが、フリーがずっと課題。最近マシになってきていたが、今日はうまくいかないと思ったのであえて前半から突っ込んだ。(周りの活躍を見て)3年生の鉄人さんが決勝やB決勝に残っているのを見て本当にかっこいいと思うし、自分もああいう、結果で見せる先輩になりたいと思う。大学入ってから全然調子が上がらないと言っていたが、全国の舞台にきちんと調子を合わせてくるところを尊敬する。(同期の活躍は)同期が多い方が楽しさもあるし、来年になったらインカレに出れる選手が一人でも多く増えてリレーでも1年生が多く入れたら嬉しい。(来シーズンへ)新入生が入ってきたらきちんと先輩らしくできるように。(明日へ)明日で引退の4年生も多いと思うが、思い切り突っ込んでほしい」

▼澁谷
「昨日の400㍍が、結果はまだまだだったが大学入学後としては良い感じに泳げていたので(今日も)決勝残りたいと思っていたが、予選、B決勝とともにそこまで良くなかったかなと思う。レベル的にも混戦だったが、調子は良かったのでメダルは意識していたしまずは決勝と思っていた。(予選後の手応えは)昨日と比べて力んでいた感じはあった。組で2、3番じゃないと残れないだろうと思っていたので泳ぎながらやばいなと。(B決勝は)大きく泳ごうと思っていた。後半は上げれたが前半が思っていた以上に大きく泳ぎすぎてしまった。あのペースだと離されてしまうからまだまだかな。(今までからの成長は)前までは1秒くらい(予選から)落としてしまっていたが今回はちょっとは耐えれたと思うし、今シーズン始まってから調子が戻せたので次につながると思う。(49秒台は)大学1年の6月ごろに出たベスト。今日はアップでも調子は悪くなかったので(更新)いけるかなと思ったところもあった。(明日へ)最後なので楽しむことが一番頑張れると思う。僕自身もリレーがあるので関カレほど気負わずに楽しんでいきたい」