【野球】阪本大15回0封も、打線振るわず引き分け

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◇平成28年度関西学生春季リーグ第5節対近大1回戦◇4月30日◇南港中央野球場

関 大 000 000 000 000 000=0
近 大 000 000 000 000 000=0
連盟規定により延長15回引き分け
(関)阪本大―久米
(近)畠、倉田、岡田、伊波―山野、川上

エースの実力を誇示するように、次々と相手打者をねじ伏せた。関大先発の阪本大が15回を一人で投げ抜き、最後までスコアボードに0を並べた。

初回は2死から連打を浴び、ピンチをつくった。だが、「走者が出ても丁寧に投げれば十分抑えられる」(阪本大)。内外に小気味良くストライクを投げ込み、後続を断った。最大のピンチは九回。2死一、二塁で4番・横水を打席に迎える。一打サヨナラの場面でも冷静さを失わなかった。2ボールからの3球目、内角のカットボールを詰まらせ二ゴロに仕留める。十回、十三回、十五回にも得点圏に走者を背負ったが、正確にコントロールされた直球で打ち取り、得点を与えなかった。
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▲15回を投げ抜いた阪本大

一方の打線は最速150㌔を誇るプロ注目の好投手・畠に10回まで先発全員の14三振を喫し、わずか1安打に封じられた。リリーフ陣も打ち崩すことはできず、終盤は一人の走者も出せなかった。これで前節から24イニング連続無得点。早瀬監督は「こんなゲームをやっていては勝ち目はない」と厳しい表情で話した。だが、この内容で負けなかったからこそ「阪本の粘りはめちゃくちゃ評価できる」と力投したエースをたたえた。

阪本大がこの日投じたのは189球。リーグ戦は後半に入り、疲労の蓄積が心配されるが「張ってるとか言ってられないので、いつでも行けるように準備して、チームに貢献できるようにしたい」と頼もしい言葉を残した。

ここ3試合での得点がわずか1点と、打線の低調が続く。まだ優勝の可能性を残しているだけに、早く復調のきっかけをつかみ、粘る投手陣に報いたいところだ。【文:吉見元太/写真:新潟瑞葵】

▼早瀬監督
「何もできなかった。野手が阪本(大樹)に応えられない不甲斐ない試合だった。(相手投手の畠について)直球が速い投手なので変化球を打つように指示したが、崩されたり、ボール球を振ったり。徹底しきれなかった。八回以降は誰も塁に出ていない。こんなゲームをやっていては勝ち目はない。反面、阪本の粘りはめちゃくちゃ評価できる。丁寧に投げていたし、長打も打たれなかった。もともとコントロールが良く、粘れる投手。こういう展開で投げたことを自信にして次につなげてほしい。(明日に向けて)首の皮一枚で残っているという感じ。全力で、総力戦でやっていくだけ」

▼松山主将
「前の試合(立命大戦)から何も変わっていなかった。引き分けで命拾いしたというゲーム内容。逆に言えば(阪本)大樹のおかげで首の皮一枚つながったので、このチャンスをものにできるように。(優勝の)可能性は残っている。(畠について)カウントを取りに来るスライダーを狙ったが、切れとスピードが思った以上だった。打者一人一人の狙いがあやふやになってしまった。チームとして『俺が決める』というがめつさがなく、おとなしくなっている。1,2節目のような『俺が決めたる、俺がヒーローになる』くらいの気持ちにもう一回ならないと」

▼阪本大
「内外、速い球、遅い球をうまく使って、粘り強く投げることができた。集中力を切らさず、丁寧に投げることを意識していた。走者が出ても丁寧に投げれば十分抑えられると思っていた。15回も投げたのは初めて。張ってるとか言ってられないので、いつでも行けるように準備して、チームに貢献できるようにしたい」