【水上競技】チーム力光ったプレインカレ。4年生16人の競技人生に幕

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◇第7回関西学生夏季長水路公認記録会◇8月25日◇秋葉山公園県民水泳場◇

全日本学生選手権大会(インカレ)に出場しない4年生にとって最後の試合となる今大会。2019年のチーム目標である「挑戦」を胸にそれぞれの思いを乗せたプレインカレは、いつも以上に関大水上競技部の団結力が光るレースとなった。

全てタイムレース決勝の形で行われた今大会。最初の種目・400㍍メドレーリレーには齋藤未来(人4)、西本恵里加(経4)、有田千恵(人4)、阿比留朋香(情4)が出場。1泳者の齋藤未が3位で西本にバトンタッチすると、順位を1つ上げ2位で有田へ。そこからリードを守り切り、見事2位でフィニッシュした。


△齋藤未


△有田

男子メンバーは松田周土(人4)、門田知也(化生4)、村上一成(経4)、中川大輝(社4)で挑んだ。自由形が専門の松田が1泳者として勢いよくスタートを切ると、門田、村上と、順位を落とさぬままアンカーへつなぐ。最後は中川大がギアを上げ、5位でゴールした。


△村上

下級生も多く出場した50㍍自由形では喜來夏純(人2)、中川麻子(文4)、篠野司(法2)がベストタイムを更新。中山拓紀(文2)は全体順位で1位に輝くなど、その実力を見せつけた。

200㍍個人メドレーでラストレースを迎えた村上は序盤から好スタートを切ると、順位を維持し2位でゴール。その後に行われた100㍍バタフライでは門田、中川大、大橋佳祐(環都4)が登場し、仲間の大歓声を受けながらレースを終えた。


△門田


△中川大


△大橋

100㍍背泳ぎでは中川麻が、100㍍平泳ぎでは長谷川大亮(商1)がベストタイムを更新。400㍍個人メドレーでは北野伊瑠人(人4)がラストレースを泳ぎ切った。


△北野

200㍍バタフライでは大会記録を更新した原美都紀(文1)に続き、現役最後のレースで松田が終始リードを守り切ってベストを更新。「みんなが喜んでくれてるのがうれしかった」。日頃からチームを支えてきた頼れる主務が、仲間に最高の集大成を見せた。


△松田

女子200㍍平泳ぎには4人が出場。松田に続き、有田もラストレースをベストタイムで終え、笑顔を見せた。また、200㍍自由形では城広翔(人1)がベストを更新。個人種目が全て終わり、残すところはあとリレーのみに。


△西本、有田

最後の種目となった400㍍フリーリレー。大歓声の中、松岡弥玖(人4)、中川麻、阿比留、齋藤未が姿を見せる。トップバッターの松岡が好スタートを切ると、中川麻、阿比留と、リードを守ってアンカーへ。齋藤未が1位でフィニッシュし、プールサイドへ上がると4人は抱擁を交わし、笑顔でレーンを後にした。


△松岡

男子は松井俊樹(政策4)、福田凌大(商4)、上林真己(安全4)、西村瑛皓(化生4)がラストレースへ。思いをつなぎ懸命に泳ぐ4人に、関大の選手席からは終始大きな声援が送られる。「最後もう一回頑張ろうと思えたし、良い仲間に出会えたな」と西村。和歌山大を振り切り、見事3位でフィニッシュしたメンバーたちは握手を交わし、顔をほころばせた。


△福田


△西村

4年生24人のうち、16人が今大会をもって引退する。残りの部員たちは約2週間後に控えたインカレに向けラストスパートだ。「自分が一番納得する泳ぎとタイムを叩き出してほしい」と上林。仲間たちの勇姿を見届けるまで、彼らの「挑戦」はまだ、終わらない。【文:高木満里絵/写真:宮本晃希】

▼上林
「1年生の頃はインカレに出るためにという思いで入部して、目標を達成することが第一の優先順位だったのが、2年生でインカレに出たり、関カレでリレーに出たりすることがあって、そこが分岐点になって自分のことよりチームのことを意識し始めるようになった。1年生の頃に思い描いていた自分は標準記録を突破して、自分が輝いている像だったけど、今回の試合を通して、4年間を通して、自分が求めてたものが自分の結果じゃなくてチームとして同期を支え合ったり他人のレースを見て感動し合えるようなそういう組織づくりができたらなっていう気持ちが最終の集大成として現れたのかなと思う。(最後に思ったことは)ふわふわしたのもあってこれが本当に引退レースなのかなというところもあったけど、それが実際他人のレースを見て、例えばリレー出てない人は自分のレースを泳ぎ切った瞬間に引退ってなっていくのを見て、徐々に感極まってきた。これが引退なんだなっていうのを午前中のレースを応援することで噛みしめることができた。試合の重要性に気付かされた。最終自分がリレーを泳いだが、最後ということで気持ちも出来上がってる状態だったので良かった。(後輩たちに)先輩にも、4年間は一瞬と言われていて実感がなかったが、自分の代になったらこの4年間は充実していただけにすごく時が過ぎるのが早いので、後輩たちには1試合1試合の大切さを分かってほしい。もし今シーズンのうちに直せるところがあるのならそれは来シーズンに譲らずに、今シーズンのうちに直して自分が一番納得する泳ぎとタイムを叩き出してほしい。僕はそれができなかったから後輩にはしっかり納得する形で引退してほしいのが1つとあとは4年生になってチームのことを思うことが増えていったので後輩たちにも是非そういう考え、チームのことを思ってアクションを起こしていく選手に一人一人がなっていってほしいなと思っている。(楽しかった?)一生いたいです。めちゃめちゃ楽しかった!」

▼松田
「1年生の頃は全国大会に出るのが目標だったけど年齢を重ねて経験を積むことでチームのために頑張りたいであったりチームが強くなるためにはどうしたらいいのかをもっと考えるようになってそれの集大成が先月の関カレだと思っていて、そこで無事目標も達成できてすごく充実感もあったけど、自分も心のどこかでベスト出してみんなに喜ばれたいなっていう思いがあった。そういった思いもあって1カ月、2カ月練習してきて、最後のレースで自己ベストを更新することができて、みんなが喜んでくれて、すごくいい締めになった。(ベストを出してみて)最後は感動して涙が出るのかなって思ってたけど、実際泳いでベスト出してみると、それ以上にみんなが喜んでくれてるのがうれしかった。(後輩たちに)水泳っていうのは個人競技だけどチームでやっていくスポーツということをこの4年間で学んできたので、インカレも含め、来シーズン以降はもっとチームが一体となってさらに団結力のあるチームに次期主将を筆頭に良いチームを作っていってほしい。楽しかったです!」

▼西村
「自分の納得いくレース自体は少なくて、辞めたいことも多かったがその中でやり続けてこれたのは同期24人がいてくれたからなのかなと思う。4年目になってパート長になって、後輩を見ることが多くなった。伸びてきた後輩の姿がみんなすごくてかっこよくて、自分も良いところを見せたかったけどなかなか見せられなかった。その中でも後輩たちは慕ってくれてとてもうれしかった。(レース前は)リレーに行く前は今日が最後なんだな、18年間水泳してきて本当に終わりなんだなっていうのは一番強く思った。最後泳いでいてみんなが応援してくれている姿が見れてしんどかったけど最後もう一回頑張ろうと思えたし、良い仲間に出会えたなと感じた。(後輩たちに)これからしんどいことはたくさんあると思うけど自分を信じてレースに臨んでほしいのが1つと、練習はしんどいけど、その中でどう考えてこなすか、自分にとって何が必要なのかっていうのを考えてほしい。考えることを僕は一番大事にしていたので、しっかり考えて行動してほしいなと思う。楽しかったです!」