【器械体操】14年ぶり全日本インカレで木村主将率いる団体躍動!永田、芳之内も実力発揮!

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • mixiチェック

◇第73回全日本学生体操競技選手権大会◇8月20日◇山口県維新百年記念体育館◇

【女子個人】
永田 41.564

【男子個人】
芳之内 64.050

【男子団体総合結果】
2部9位 関大 362.250(上位5人の成績の合計)

1年間の集大成である大舞台、全日本インカレがついに開幕した。個人では、共にラストイヤーの永田晶子(政策4)と芳之内智朗(社4)が出場。また、木村僚太主将(商4)率いる男子団体も14年ぶりに出場し、今の最大限の実力を発揮した。

午前中には永田と芳之内の演技が行われた。今大会で引退となる2人。永田は「練習の時から結構ばたばたして、いろいろできていた技ができなくなったりして」と直前の練習のできに不安を感じていたが、本番で調子を立て直す。2種目目の跳馬で12.866の高得点を記録し、「今日初めて半分ひねれた」と本番での勝負強さを見せた。平均台で落下があったものの、ゆかと跳馬で得点を伸ばし、全国の舞台でも劣らない成績を残す。中でも好成績だった跳馬では22日の種目別決勝へ駒を進めた。


△永田

左膝のけがを抱えながら最後の試合に臨んだ芳之内は万全の状態ではなかったが、全種目を棄権することなく、通して行った。1つ1つの技を丁寧に、しっかりと決める。平行棒や鉄棒では、つま先まで意識した演技を披露したが、途中左膝を気にする様子も。それでも最後までやり切り、「失敗したことも成功したことも全部含めて今の自分の実力で、それを出し切った試合だった」と悔いを残さず、4年間を締めくくった。


△芳之内

午後からは男子団体の競技が行われた。関大の第1種目は、木村主将と西尾仁(安全3)が得意種目として挙げた跳馬。トップバッターの北村俊輔(経1)からいい流れをつくり、西尾、九重宏海(文2)、木村が13点越えの好得点をマーク。出だしから上々の立ち上がりを見せた。

続く平行棒でも大きなミスをする選手は少なく、山本大空(シス理2)は「平行棒が今回一番良かった」と自らの演技を振り返る。1年生の北村も着実に技を決め、得点を伸ばした。次の鉄棒では山本が流れをつくり、その後も大きなミスなくバトンをつなぐ。鉄棒を得意種目に挙げた九重も安定感を見せ高得点を記録。最後の木村は関大のエースの貫禄を見せ、つま先まできれいに伸びた演技で、技も成功させ、着地も止める。木村は鉄棒で22日の種目別決勝の切符をつかんだ。


△西尾


△山本


△九重

ゆかは山崎雅春(商3)の得意種目。ベンチやスタンドからも大きな声援が送られ、今大会でもチーム一の好成績をマークした。あん馬では1人目の西尾がいいリズムをつくり、その後の選手も大きなミスなくバトンをつなぐ。九重は1回落馬してしまうが、立て直し、木村主将は少しバランスを崩すも、なんとか踏ん張って得点も伸ばした。そして、あん馬といえば北村だ。スピード感のある旋回で、大きなミスもせず、圧巻の演技。この日出場した全大学の男子選手の中で1位の13.750を記録し、種目別決勝への出場を決めた。


△山崎


△北村

最終種目はつり輪。木村主将はこの種目でも安定感を見せ、着地も決める。最後は北村がここでも実力を発揮し、関大の全国での挑戦を締めくくった。


△木村

永田、木村、北村の3選手が22日の種目別決勝に残ったが、多くの選手がこの日を持って今シーズンの戦いを終えた。芳之内はこれで引退となるが、「自分たちは強いぞっていうのをわかったらもっと強くなれる」とこれからの関大を担っていく後輩たちに思いを託した。団体の出場もあり、全国の舞台を経験した選手も増えた。ますます強くなっていく選手たちにとってここでの経験は好材料となっていくはずだ。

22日、勢いに乗る北村と、木村、永田の最後の演技。シーズンを締めくくる3人の勇士から目が離せない。【文:勝部真穂/写真:竹中杏有果】

▼芳之内
「(今日の演技は)良くはなかったが、今日で最後なので、失敗したことも成功したことも全部含めて今の自分の実力で、それを出し切った試合だったんだなって思う。(悔いはないですか)そうですね。もう一回やり直しても同じような失敗をすると思う。(全日本インカレに懸ける思いは)僕がけがをしていて、個人で出させてもらったっていうのがあって。点数で言ったらもっと点数取れている人もいた。それでも出させてもらったっていうのがあったので、あん馬とかできる種目は通して、頑張っている姿勢を見せて大会に臨みたいという思いでやっていた。試合というよりも練習ごとにそういうことを考えてやっていた。(けがしている膝を抱えるシーンもあったが)けがして、治り切っていない状態になっていたので、あんまり、思いっきりはできなかった。(1年を振り返って)楽しくできた。4年は(木村)僚太が練習を引っ張ってくれて、永田が事務的なことをちゃんとやってくれているので、僕はもう好きなようにできていた。だから今年1年は楽しく練習、やりたいことをできた。(今後は)体操のコーチになりたいと思っている。勉強しながら、関大とかでもコーチもどきとして顔出していきたいなと。(最後に後輩へメッセージを)今年くらいから思っていたのは、もちろんメンバーも含めてなんですけど、今の関大ってめちゃめちゃ強いんですよ。それをもっと、自分たちは強いぞっていうのをわかったらもっと強くなれると思う。そこがちょっと、弱い関大のままでいってるので、そこはもっと自信もってやってほしいなって思っている」

▼永田
「(演技を振り返って)練習の時から結構ばたばたして、いろいろできていた技ができなくなったりして、ちょっと今までの試合ではなかったくらいにパニクったが、試合は落ち着いて、その練習にしては、いい試合ができたかなって思う。(去年との違いは)試合に対するイメージとか、そういうのは別に、特に変わりはしなかった。でも、この試合で引退というのがやっぱり自分の中で大きかった。去年のインカレとかだったら、失敗せずに、どれだけいい点数を取れるのかっていうところを重視していた部分があったが、今年は点数とかあんまり気にせず、悔いの残らないように、自分のしたい技をして、楽しく終えれたらいいかなと思っていた。この気持ちの部分、どうやって試合に臨むかっていう部分が違ったかなと思う。(試合前、見どころは跳馬とおっしゃっていたが)跳馬が、その練習でできなかった1つで、今日の15分ローテの時に1本も飛べなくて、試合で使うかっていうところで悩んでいた。でも、試合では今日初めて半分ひねれたので、準備っていう面では今日は良くなかったのかもしれないが、結果的にはできたので良かったのかなと思う」

▼山本
「今回は初めてくらいのノーミスの演技ができて結構自分的に満足できている。(試合前は)緊張していて(どういう気持ちで臨むかは)あまり考えてなかった。あまり覚えてない。(特に良かった種目は)平行棒ですね。平行棒が今回一番良かったと思う。(どういうところが良かったか)最近ちょっと倒立が崩れていたところがあったのが、今日はきれいにはまってくれた。それが良かった。(4年生は最後だったが)本当に4年生方はお疲れ様ですという感じ。(今後の目標は)新人戦がまず10月終わりくらいにあるので、それに向けて、1個、2個ずつくらい新しい技を入れれたらと思う」

▼九重
「最初の跳馬で、なかなか練習で出ないような良いものができて。でも、今回の団体で迷惑かけて。4回もミスをしてしまって。もっと通して練習して、次頑張りたいと思います。(得意の鉄棒は)めちゃめちゃ綺麗にできていたかは分からないんですけど、前の人のミスした後にしっかり落ちずに無難に通すことができたので良かったかなと思います。(全国の舞台は)緊張しました(笑)。緊張はして、今回は結構失敗はしてしまったんですけど。でも、自分の中ではそんなに自信のない種目っていうのは無くて、ある程度全部に自信があったので大丈夫だと思っていたので。それがモチベーションにつながっていました。(4年生と一緒に出る試合はこれが最後だが)これで終わりっていうのは寂しいですね。今後は団体でもあるけど、個人の点数っていうのも大事で。団体でみんなが困ったときに、助けられるようにこれから練習していって、最後は任されるような人物になりたいと思います」