【バレーボール】西カレ王者・鹿屋体大に敗北喫すも、関大史上最高西日本3位!

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◇第45回西日本バレーボール大学女子選手権大会◇対鹿屋体大◇準決勝◇6月30日◇広島県立総合体育館◇

[第1セット]関大 21-25 鹿屋体大
[第2セット]関大 25-18 鹿屋体大
[第3セット]関大 23-25 鹿屋体大
[第4セット]関大 22-25 鹿屋体大
[セットカウント]関大1-3鹿屋体大

【西日本インカレ最終結果】
1位 鹿屋体大
2位 京橘大
3位 関大
3位 福岡大

前日に創部初の西日本ベスト4を決めた川西女バレ。さらに上を目指し、挑むは昨年王者の鹿屋体大だ。決勝はコートを4面張ることのできる、大きな広島県立総合体育館メインアリーナのど真ん中に特設で1コートだけ張られ、行われる。誰もが憧れるセンターコートに立つべく、格上相手に果敢に戦った。

第1セット、西日本インカレを通して、日に日に状態を上げてきた小林瑞季(商2)が初めに2本決める。その後3点のリードを奪うが、スピードとパワーを兼ね備えたサーブとレフト攻撃で、あっという間に追い越されてしまった。それでも、原幸歩(文3)は相手の高いブロックにも負けずにポイントを奪い、後衛にまわっても、バックアタックを決めるなどこの日も活躍を見せた。


△小林瑞


△原

少しずつ得点を重ねていった関大だったが、なかなか連続で得点ができない。流れをつくれないまま17-20と、先に相手を20点台にのせてしまった。速攻でさらにポイントを追加した鹿屋体大。反撃したい関大はサーブで入った近藤初帆(文4)がナイスレシーブで魅せるも、最後まで差が埋まることはなかった。


△近藤

しかし第2セット、関大のスパイカー陣が躍動する。原、小林がサイドから決めると、長畑蒼衣(人2)は速攻で1点奪う。さらに原が1枚で鹿屋体大の強烈なスパイクを止めると、升谷未来(人1)も、速攻やキャッチ後のライト攻撃で得点力を見せた。川西花菜子主将(人4)は相手のフェイントや、ブロックフォローのボールも、何度も飛び込んで、あげ続けた。


△長畑


△升谷

17-7と10点差がついてもなお安心できない状況。一つ一つのプレーに力が入る。相手の多様な攻撃に「構えてしまって」。関大の絶対的守護神・山本愛梨沙(商4)でさえも、鹿屋体大の緩急に苦しんだ。それでも、序盤のリードは大きく、石田成実(人3)がスパイクとブロックポイントを落ち着いて決め、このセットをつかんだ。


△山本


△石田

勝利のために流れを切らさず、何としてでも取りたい第3セット。しかし、序盤で差をつけられ、苦しい展開に持ち込まれる。「臨機応変さと対応力がすごく高い」と山本が話すように、関大の攻撃は読まれ、逆に相手は関大の守備の裏をかいた攻撃を展開した。また、「向こうの攻めの姿勢とかがすごくて」と川西主将。レシーブが崩れて、難しい位置からの二段トスとなっても、必ずと言っていいほど打ち込んでくる鹿屋体大。「チャンスでもらうことがほとんどなくて」と原も西日本きっての強豪に苦戦を強いられた。


△岡田哲也監督


△ピンチサーバーとして活躍した工藤実空(情3)

僅差で落とした3セット目。後が無くなった関大だが、またも序盤でつけられた点差に苦しむ。原の「持ってきて」とトスを要求する声。勝ちたい気持ちが前面にでていたが、追いつこうとすれば、また離れていくもどかしい試合展開に。終盤、相手の連続サーブミスから石田の鋭いアタックで詰め寄ったが、逃げ切られ、西カレでの挑戦に幕が下りた。


△原

強豪校に対する力負けに、悔しさをにじませる選手たち。決勝戦、鹿屋体大対京橘大戦をスタンドから見つめた。敗戦から見えた課題もある。夏を迎える前に自分たちよりも強いチームと対戦出来たことは、今後の成長にも多大につながるはずだ。

全ての試合が終了した後、表彰式が行われ、関大は福岡大と同率の創部初の3位に輝いた。酸いも甘いも経験し、最上級の喜びも、悔しさも味わった今大会。長い夏を越え、秋リーグを迎えるころ、川西女バレはどんなチームになっているだろうか。今から待ち遠しい。【文/写真:勝部真穂】

▼川西主将
「まだまだ課題があるなと思った。向こうの攻めの姿勢とかがすごくて、こっちは強い相手だとどうしても受け身になってしまう癖がある。直していきたい。(メンバーについて)長畑は西カレの前から調子が良くて、そのまま使おうと思った。山下(亜弓=人3)が出ることが多かったけど、今けがをしていて、それだったら本調子の小林でいこうってなった。(西カレの収穫は)両エースが本当に頑張ってくれて、託せるようになったこと。でも逆に2人に頼り過ぎていた部分はあるから、他のメンバーももっと出てきたらいいかなと。(関西以外の大学は)刺激になった。鹿屋体大とかとできるのは初めて。二段で打ち込んできたりとか、刺激になった。(課題は)ブロックとレシーブの関係や二段からの攻撃。攻撃の種類ももっと増やしていきたい。(今後は)今はけが人が多いから、本当にけがには気を付けて、万全な状態で戦えるようにしたい」

▼山本
「個人的には、あがるボールも力が入っていて、結構強打来ると思って構えてしまっていて、それが逆に裏目にでてあがらなかったのが一番自分の反省かなと思って。セットを通して、ブロックとレシーブの関係を改善しようとしていたが、逆にその裏を相手に突かれて、やっぱりそこですごい差を感じた。(関西以外のチームについて)鹿屋(体大)は毎年毎年、上の上位で戦っているチームなので、臨機応変さと対応力がすごく高いなと思った。私たちもすごくつなぎを大事にしているが、それよりも向こうにすごいつなげられて、あげられて、自分たちのリズムを全然作れていなかったなと思う。(秋リーグまでに)ブロックとレシーブの関係をもっと強化したいなと思うのと、ずっと言っているサーブが、まだ緩くて、あんまり崩せていない部分があった。もう少しサーブの強化もしたいと思う。でも、一番はブロックとレシーブの関係をもっとしっかりと強化していきたい。(今後は)秋リーグと、その前に近畿総合(選手権)とかもあるが、秋リーグは春リーグで達成できなかった優勝を達成できるように。秋リーグはやっぱり完成度の高いチームが勝っていくと思うので、しっかりと課題を克服できるように、毎日毎日頑張っていきたい」

▼石田
「これが自分たちの今の実力なんじゃないかなって。改めて九州とか、関西以外のチームとやった時にやっぱり自分たちのできてない部分が多く見られて、課題が出てきたなって思った。(その課題は)レフトからすごい打ってくるチームに対してのブロック位置だったりとか、レシーブの位置とかがやっぱり今日やってみてバラバラというか。レフトに対してのブロックとレシーブの関係ができてないんかなって思った。(2セット目は)サーブで攻められてたりとか、レフトからのスパイカーに対して、ブロックがきれいにタッチ取れてたりとかした。そういうことができたらやっぱり自分たちの流れにもっていきやすいし、自分たちのバレーもできやすかった。それが毎セット、全部でできたら良かったが、相手もすごい対応力があって、すぐ変えてこられたので自分たちはそれに対して対応することができなかった。(次は秋リーグだが)京都橘だったり、親和(女大)だったり、この西カレ(=西日本インカレ)を通してレベルアップしていると思う。自分たちもそれに負けずに、もっと夏休みに練習試合とかを通して、今日できてなかった課題を克服できるように。もっと上を目指して頑張りたい」

▼原
「悔しい。向こうが二段トスとかも全部打ってきて、チャンスでもらうことがほとんどなくて。こっちがコンビ作れずにやられることが多かったかなって思った。シンプルに強いなと思った。あとは自分がマークされて、ちょっとできなくて、あんまり決定できなかったなと思う。(課題は)二段打ちがやっぱり。どんなトスでもしっかり打ち切るっていう、チャンスで返さないっていうこと。あと、強打以外のフェイント、プッシュで取られることが多いので、そこの連携をもうちょっとしたいなっていうところ。あとはブロックの強化。連携が結構できてなかったから。(今後の意気込みは)この悔しさをばねに頑張ります」

▼長畑
「(西カレを通して)練習しててやりたかったことがあんまり出せへんかった。自分の中では。だからちょっと悲しいというか、悔しいけど、リーグの課題やったブロックがまだマシになったかなって正直に思ったのと、ずっと落ち着いてできたから良かったと思う。(ベスト4を決めたことについては)めっちゃうれしい。去年は上から見てた。今年はチームの一員として役に立てたなと思えた。(先輩の存在は)偉大過ぎて。(先輩が)おるから入れてるって感じ。(今後の意気込み)今日、格上の、個人のレベルとかが上のチームとやらせてもらえて、自分らの課題っていうのが明確に分かった。それを修正して、あとは自分がやりたかったこと、したかったことがまだできてないから、もっとしっかり身に着けて、秋リーグではもっと決めたい。(やりたかったこととは)速攻を結構合わせてて、入り方とか工夫してやっていたが、あんまりあげてもらえなかった。もっともっと合わせていきたい」

▼小林瑞
「(西カレを通して)大会の序盤から比べたら、だんだんスパイクも調子上がってきて、準決勝とかになるとだいぶ良かったけど、ブロックが、最後の鹿屋の時も全然対応ができなかったから、課題はブロックと、スパイクも技をもっと増やしたいなと思った。(ベスト4を決めたことについては)うれしいし、一緒にその代にコートに入れてたっていうのが余計にうれしい。去年は『ベスト8すごい!』って思って、見てるだけやったけど、ベスト4を達成できたときにコートに入れたのがほんまにうれしい。(先輩の存在は)偉大過ぎて逆にこわい(笑)。自分らがミスするとかじゃないけど、思い切ってやってもカバーしてくれる。(自分たちは)できることをやるっていう感じ。上の人が頑張ってくれてるから。(目標は)今回入れたのはたまたまなところもあったから、まだレギュラーが確定されているわけじゃない。もうちょっと安定したプレーを身に着けて、秋リーグもしっかりコートに入っていけるように頑張りたいなって思う」

▼升谷
「自分的には、昨日の西カレで、100パーが出し切れてなくて、この試合結構不安な気持ちで挑んだ。でも、昨日とかも先輩方から『全然気にしなくていいから。ここまで関大が来れたことはすごいことやし、最後まで全力を出し切って頑張ろう』っていうことを言ってもらって。そしたら自分も『そんなに考えなくていいから、思い切って楽しもう』っていうのを思いながらこの試合に臨んで。昨日とかに比べたら自分的には良かったが、最後結果があまりいい結果じゃなかったので、この西カレを次の大会にもつなげていきたいと思った。(初めての西カレ全体を振り返って)1戦目からいい調子でやりたかったが、最初から自分的に気持ちが乗っていかなかった。大学生のこういう大きい大会は初めてやったので、これでこういう感じなんやというのが分かった。次の大きい大会は全カレ(=全日本インカレ)があるので、そこで結果を出して、戦っていきたいなと思う」