【レスリング】黄金ルーキー!岸田がグレコ優勝!フリーも表彰台へ!

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◇令和元年度西日本学生新人選手権大会◇6月29~30日◇堺市金岡公園体育館◇

[1日目グレコローマンスタイル]
63㌔級
上 3位
岸田 優勝
鳥羽 1回戦敗退
72㌔級
脇田泰 1回戦敗退

[2日目フリースタイル]
57㌔級
野坂 3回戦敗退
65㌔級
上 1回戦敗退
岸田 準優勝
鳥羽 3位
70㌔級
脇田泰 2回戦敗退

2日間に渡って行われるレスリングの新人戦。1日目はグレコローマンスタイルが、2日目はフリースタイルが行われた。1日目では「正直とれるとは思ってなかった」とフリースタイルを専門とする岸田宝來(たから=文1)が優勝。また、上太一(社2)も3位と好成績を収めた。

昨日の流れのまま2冠達成を狙う岸田は1回戦を順調にテクニカルフォール勝ち。ヤマ場だったのは2回戦の近大・小林との対戦。小林とは同じ興国高校出身だが、公式戦で当たるのは初めて。試合前からこの対戦を強く意識してきていた岸田は「絶対に負けたくない」と意気込んで臨んだ。第1ラウンドでは2回の場外ポイントで0ー2とリードを許す。第2ラウンドではどちらも譲らない展開。高校時代を共にした2人はお互いの手の内を知っている。「最後は気持ちで勝った」と終盤にラッシュをかけ、小林を倒すことに成功する。一気に押さえ込み因縁の対決をフォール勝ち。準決勝では関大の鳥羽隆行(人2)との対戦となった。


△岸田

鳥羽は昨日のグレコローマンがメインだったが、判定に不服が残る形で煮え切らないままに1回戦で敗退。この日のフリーでは「楽しんでけがをしないようにというだけだった」。開き直り、肩の力を抜いて臨んだことが功を奏した。1回戦ではラスト30秒から逆転勝ちをするなど、粘り強い戦いで準決勝まで勝ち上がってきた。


△鳥羽

準決勝では前半にコーションの1点で、鳥羽が一歩リード。試合が大きく動いたのは後半だった。鳥羽が得意の返し技をかけるも、岸田が巧みな受け身で自分のポイントとする。最後はフォール勝ちで同校対決を制した。しかし、最後の攻防で岸田が左肘を痛めてしまう。2冠が期待された決勝戦だったが、肘のけがが響き、実力を発揮できないままにテクニカルフォール負けとなった。


△鳥羽と岸田


△決勝戦の岸田

もう1人のルーキー・野坂優太(人1)は57㌔級に出場。福井から駆けつけた家族が見守るなか奮闘したが、3回戦敗退。昨日3位入賞の上は1回戦で姿を消し、フリーでの上位進出はならなかった。脇田泰之(人2)は70㌔級に出場した。1回戦をテクニカルフォール勝ちで順調に勝ち上がるが、2回戦では後半に固めて点を取られた。判定負けで悔いの残る結果になった。


△野坂

△上

△脇田泰

下級生の実力の高さが証明された今大会。2日間で岸田、上、鳥羽の3人が入賞した。特に岸田は2冠も視野に入るところまで来ていた。入賞ならなかった野坂も3月のJOCジュニアオリンピック大会では岸田より上位の成績を納めている。また、脇田泰についても兄の脇田俊之(人4)が「強いときは強いよく分からないが、やる時はやる奴」と評価するように実力は計り知れない。秋リーグでは彼らがいかに力を発揮するかが1部定着の鍵となる。【文・写真:水上壮平】

▼鳥羽
「今日はとにかく怪我せず冷静に楽しもうということしか考えてなかった。自分はグレコしか練習してなかった。でも、煮えきれてないままに負けてしまった。1回戦、6ー0で勝ってたが、判定の時に審判と思い違いがあって、勝ったと思ったところをフォールされて負けてしまった。それで萎えてしまって、昨晩はほとんど寝れなかった。グレコは1位を取るつもりでフリーもワンチャンという気持ちで臨んだ。これまでけがで出れてなかったというのもあってだいぶ気持ちを入れてきていた。1ヵ月半前に治ったが、1週間前にまた首をけがしてしまって、言い訳になるが、思い通りにはいかなかった。準決勝については1ラウンド目はそれまでと一緒で気楽にという感じで勝っていたが、2ラウンド目に入って変に意識してしまって腰も浮いてきた。岸田がタックル入ってきて、自分は練習してなかったから技もなくて取りあえず、返し技のがぶり返しを仕掛けた。それはうまくいったけど、岸田の受け方がうまかった。これでほとんど負けが決まった印象。最後はやけくそだったが、返しにいってうまくいかずにフォールされて負けた。グレコはまだまだ煮えきれてない。すぐにでも練習して、次の試合に向けて準備していきたい。フリーは意外にこんな感じでも良いのかという印象。変に固くならず、力を抜いた方が良いということが分かったのは収穫だった」

▼岸田
「ずっとフリーメインだったから、グレコはそこまで勝てると思ってなかった。まさか勝てるとは。試合中に『こうやったらええんかな』という感じでだんだんつかめてきた。自分でもなぜかはわからないが、試合で初めて使った技もうまくいった。2回戦は強い相手だったが、グランドの攻防の時に4回返せて勝つことができた。決勝も勝てると思ってなかったけど、とにかく頑張ろうと。グレコはとにかく小林(近大)に勝ちたかった。高校の後輩も来てて負けられなかった。高校時代は最初の内は全く勝てなかったが、だんだん追い付いてきた。練習では当たってたが、試合で当たるのは初めてだった。2点差付けられて最後ラッシュかけるしかないと思っていた。お互いにパターンは知ってる。最後は攻めきれた。準決勝での(鳥羽)先輩との対決はやりたいけど、やりたないという気持ちだった。本当は先制取りたかったが、コーションの1点を取られた。後半の4点はタックルを返されたけど、その受け方がうまくいった。鳥羽さんは返しが強い。そこを警戒してた。最後は手をついたらけがしやすいと分かっていたが、負けたくない気持ちで手をついて案の定痛めてしまった。決勝戦はやはり肘が痛かった。相手はJOC で負けたやつ(徳山大・井上)。勝算はあったが、けがで力を出せず悔しい。今大会は正直、ここまで勝てると思ってなかった。自信もついたが、パワーが足りないというのを感じた。西日本の強い相手にも勝てるようにまず、けがを治して、基礎体力を付けていく」