【剣道】全日個人、上位進出ならず。

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◇第67回全日本学生選手権大会・第66回全日本学生東西対抗試合◇6月30日◇エディオンアリーナ大阪

【個人戦】
若山祐也(人4)1回戦敗退
廣崎拓真(商2)1回戦敗退

【東西対抗試合】
●西軍―東軍

関西学生選手権大会の結果、全日へ駒を進めたのは若山と廣崎の2人。全国の精鋭が集まるこの大会で一つでも多くの勝利を収めたいところだったが、両者ともに力負けを喫し、初戦敗退。悔しい全日個人となった。

はじめに登場したのは廣崎。開始早々にメンで1本を先取されると、体格の良い相手になかなか攻め立てることができない。それでも中盤、引き技やコテを繰り出し、徐々に流れをつかむ。しかし後半、「相手に先を取られて、誘われてしまった」と敵の動きに反応してしまい相メンで敗北。2本負けを喫した。

続く若山は、廣崎の試合直後に一番離れたコートで試合開始。「全国大会でまだ1勝もしたことがなかったので1回戦突破はどうしても達成したい目標だった」と意地を見せたいところだったが、序盤でメンを決められる。途中、引き技やメンなどでリズムに乗ったかに見えたが、決定機を作れずそのまま敗戦。廣崎に続き初戦敗退となった。

しばらくしたのち、廣崎が次鋒として出場した東西対抗試合が行われた。東西から20選手ずつ選出され勝ち抜き戦で戦うこの一戦。昨年は10年ぶりに西軍が白星を挙げている。

西軍の先鋒・若杉(福岡大)が3人抜きで序盤からリードを奪う。しかし、東軍十七将の川崎(順大)がそれ以上の連敗を阻止し、西軍は次鋒・廣崎にバトンタッチ。まさかの個人戦と同じ相手との対峙(たいじ)に何とかリベンジを果たしたかったが、「同じ技で負けてしまった」と序盤から攻め込まれ2本負け。「自分の実力の無さを痛感した試合だった」と振り返った。

その後、西軍と東軍は互角の戦いを繰り広げるが、最後は西軍大将の山下(別府大)が東軍三将・槌田(明大)に延長戦の末敗れ、2年連続の勝利とはならなかった。

両者ともに初戦敗退と悔しさの残る今大会だったが、本番はこれから。9月には関西学生優勝大会、その1カ月後には全日団体が控えている。鍛錬の夏を全員で乗り越え、今年こそ関西制覇、そして全国の表彰台を必ずつかみ取る。【文:高木満里絵/写真:遠藤菜美香】

▼若山
「関西個人以降、公式戦で1勝もできないまま全日本を迎えた。大会1週間前から体の動きは悪くなかったが、精神的にうまく調整することができなかった。全国大会でまだ1勝もしたことがなかったので1回戦突破はどうしても達成したい目標だった。普段の稽古で相手のクセを見抜き、相手の気が抜けたところを攻めて打つことを意識した。日本一を決める大会ということで、会場の雰囲気や他の選手達のレベルは普段と比べ物にならないものだった。強い選手の剣道を見ることができて、勉強になった。緊張はした。でも、ハイレベルな世界を経験できたことはこれからの強みになると思う。(試合内容)自分よりも相手の方が我慢強かった印象。序盤に1本取られてしまい、そこからは相手のペースで時間が経っていた。1本を取りにいく自分の力の弱さがこの結果になったと思う。(最上級生として)自分の学生として出場する個人戦はこれで終了。後輩達には、絶対に個人で全日本学生に出る経験をしてほしい。そのために、まずは関西を勝ち上がる力を来年に向けてつけていってほしい。同期とは、秋の団体戦に向けてこの夏を無駄にせず残された少ない時間を一緒に戦っていきたいと思っている。(次戦以降の意気込み)全日本学生に出たいと思えたのは、昨年度の主将を務めていた川上晃司先輩(18年度卒)への憧れが大きかった。その憧れが勝ちたい、頑張ろうと思える力に変わった。自分も残り少ない学生剣道だが、周りにいる部員達に影響を与えることができるような存在になれるように意識して取り組んでいく。思いつきで突飛な行動をする僕に毎日のように付き合ってくれる同期と、最近は少し判定が厳しくなってきましたが、僕のしょうもないボケにも笑ってくれる後輩達とを大事にして大学剣道をやりきります!」

▼廣崎
「全国大会という大舞台で、緊張や不安もあり、絶好調とは言えなかった。2回生なのでチャレンジャー精神で挑んだが、終始気持ちが焦ってしまい、自分の思うような試合運び、展開ができなかった。東西対抗試合では、個人戦で負けた川崎選手(順大)に同じ技で東西対抗も負けた。相手に先を取られて、誘われてしまい出たところを打たれた出ばなメン。自分の実力の無さを痛感した試合だった。(今日をふまえて)全国大会に出場出来た自分に浮かれていた自分がいた。やはり全国大会の舞台で堂々と勝ち上がれる選手は常に高みを目指している。謙虚な心、初心を忘れず、努力し、全国で注目される選手になる」