【バレーボール】歓喜!関大初の西日本ベスト4を決めた!!

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◇第45回西日本バレーボール大学女子選手権大会◇対大国大・広島文化学園大◇6月29日◇広島県立総合体育館◇

【1戦目対大国大】
[第1セット]関大 25-21 大国大
[第2セット]関大 25-20 大国大
[第3セット]関大 24-26 大国大
[第4セット]関大 26-24 大国大
[セットカウント]関大3-1大国大

【2戦目対広島文化学園大(準々決勝)】
[第1セット]関大 26-24 広島文化学園大
[第2セット]関大 26-24 広島文化学園大
[第3セット]関大 25-16 広島文化学園大
[セットカウント]関大3-0広島文化学園大

前日の勝利でベスト16入りを決めた関大。目標の「ベスト4以上」まであと2勝に迫った。この日の初戦、大国大戦はセットカウント3-1で勝利を収める。続く広島文化学園大とはファーストセットからデュースにもつれ込む接戦となったが、最後は原幸歩(文3)と石田成美(人3)のスパイクが次々と決まり、相手を寄せ付けなかった。見事2勝を挙げ、ベスト4入りを果たした関大。準決勝、決勝ではさらなる高みを目指して戦い抜くことを誓った。

初戦の大国大は、関大と同じ関西1部リーグのチーム。お互いに相手チームのことはよく知っていて、データも豊富だが、春季リーグでストレート勝ちを収めただけに、絶対に負けるわけにいかなかった。

序盤から関大の穴をつくようにフェイントを多用して点数を稼ぐ大国大。一方の関大もミドルとサイドのバランスの取れた攻撃でスコアを伸ばした。均衡状態を破ったのは、リベロ・山本愛梨沙(商4)の1プレー。仲間がコートの外側に大きくはじいたボールをカバーリングするだけでなく、それをトスに変え、石田の射程圏内に運ぶ。この日も快調の石田はその見事な2段トスを落ち着いて打ち込み、1点に変えた。守護神・山本と石田のスーパープレーは会場を一層盛り上げ、関大に勢いを与えた。


△山本

その後もセッター・川西花菜子主将(人4)は升谷未来(人1)のクイックや、石田の平行と速い攻撃を繰り出し、相手を翻弄(ほんろう)した。さらに石田がサーブで相手を崩し、チャンスボールから長畑蒼井(人2)がクイック態勢に入ると、長畑が相手ブロックを集め、ほぼフリーとなった原が確実に決めるという理想的な流れをつくりだす。最後は小林瑞季(商2)がライトから相手ブロックを利用した技ありの1打でセットを奪った。

2セット目からは高山梨夏子(社3)がミドルで投入され、ブロックと速攻で大きく貢献。中盤には升谷が連続でブロックポイントを奪い、リズムをつくった。関大ミドル陣が躍動し、第2セットも陥れる。3セット目には川西にもサービスエースで得点が生まれ、流れに乗りたかったが、次戦への体力温存も考慮し、メンバーを入れ替えると相手に逆転を許してしまう。「逆に1セット多く落としてしまって」と岡田哲也監督が振り返るように、このセットは惜しい結果となってしまった。

第4セット、相手のスパイクにブロックを抜かれ、出だしで4連続失点を浴びる。小林瑞が工夫した攻撃で食らいつくも、点差がなかなか埋まらない。それでも中盤、原のスパイクでじりじりと詰め寄り、逆転まであと1点とした。逆転の1発はまさかの形で生まれた。川西が1枚で跳んだブロックは完全に相手のミドルをとらえ、シャットアウト。予想外の1点に笑顔がこぼれた。終盤、緊迫した点の取り合いが続いたが、原の重たいスパイクで相手を圧倒。最後は升谷がブロックで決め、1つ目の白星を獲得した。

まもなくして行われた準々決勝の相手は広島文化学園大。関西1部の芦屋大にも3-0で勝利し、勢いに乗る相手だったが、ベスト4進出へ関大も負けてはいられない。

出だしに長畑がクイックを決めると、原がレフトから3連続得点。相手も速い攻撃でポイントを重ね、反撃を試みるが、原の高いブロックは相手のスパイクを通さない。川西と山本のレシーブは堅く、川西がファーストをあげたあとの山本の二段トスも素晴らしかった。小林瑞も相手をよく見て、コートの穴にうまく流し込んだ。しかし、珍しい山本の2本のキャッチミスもあり、5連続失点をしてしまう。何としてでも流れを引き留めたっかった関大。ここで1発決めたのは、頼れるエース原だった。さらに原が3連続得点を決めたのち、相手もスパイクを前方に決め、24-24。またも原がブロックで得点すると、最後の1点は、もう1人のエース石田が華麗に奪った。


△小林瑞


△石田

第2セットも中盤までシーソーゲームが続く。先に仕掛けたのは相手の方だった。滞空時間の長いクイックでタイミングをずらされ、3連続失点1度タイムを取った関大は、直後に石田が2得点挙げ、1点差に詰め寄る。1点が重いこのセット。緊迫したプレーが続いた。だが、ここで相手の速攻がはまりだすと、一気に相手が点差を離しにかかる。ついには19-24と先にマッチポイントを奪われた。しかも5点差。絶体絶命なこの状況に、勝負強い関大のエースが立ちふさがった。


△原

まず原が1点を返し、後衛に下がると、次は石田。さらに石田、そして石田。レシーバーも必死で石田につなげる。相手が足を滑らすという幸運でデュースに持ち込むと、原のサーブで崩し、また石田が決めた。最後は相手のスパイクがエンドラインを越え、まさかの7連続ポイントでセットをこのセットも奪った。

第3セット、スイッチの入った石田と原を、もう誰も止めることはできなかった。「もう、ゾーン入ってましたね」と原。関大の攻撃が爆発し、相手を16点に抑え、完全勝利を飾った。


△原

関大初の西日本ベスト4。歴史を凌駕した。「頑張ってきて良かったな」と川西主将。努力が報われた瞬間だった。「ここまできたら、勝ちます」と原。広い体育館の中央で行われる決勝戦が目に見えるところまできた。準決勝の相手は昨年優勝校の強豪・鹿屋体大だが、「今日みたいなバレーできたりとか本当に勢いとかつなぎができたら絶対勝てる」と石田。4日間にわたった熱い戦いの頂点に立ち、歴史に名を刻むのは、関大だ。【文/写真:勝部真穂】

▼岡田監督
「まずはベスト4以上というのは1つの目標にしていたので、そこをクリアできたというのは良かった。でもまだもうちょっと上行きたいと思ってるから、1つでも多く勝てるように、頑張っていきたいと思う。(連続の試合だったが)本当は(大国大戦の)3セット目に(メンバーを)変えて、少し休憩しながら次につなげたいと思ったが、逆に1セット多く落としてしまった試合やったので疲れはあったが、この試合(広島文化学園大戦)なんとか取り切るという気持ちでやってくれたので、また明日にもつなげたいと思う」

▼川西主将
「今日の入りから絶対に勝とうという気持ちでやってたので、それが達成できたのが一番。もうなんて言ったらいいんだろう。頑張ってきて良かったなというのが正直な感想。(2試合あってハードな戦いが続いたが)そこはもうエースの石田と原がほんまに頑張ってくれた。それが一番良かった。しんどい時に決めてくれたりとか、大事なところで決めてくれたりするので、それで一番チームが安心できてたのかなと。(チームの雰囲気は)本当に良かった。あの2人が決まれば、雰囲気がすごく上がる。やっぱりみんなの頼れるところがそこに固まるので、すごく良かったと思う。やっぱり自分とリベロとその2人が軸なので、そこが頑張れて良かった。(明日も戦いが続きますが、意気込みを)ほんまに格上のチームだと思うが、自分らが目指してきたベスト4っていうのを達成できるだけじゃなくて、表彰台にのって、少しでもいいメダルを取れるように。もう本当に1位を目指していきたいなって思うし、自分らが挑戦者であるという気持ちを忘れなければ、頑張ったら勝てるんじゃないかなと思う」

▼原
「(今の気持ちは)うれしい。明日、勝ちたい。ここまできたらって感じ。(1試合目は)国際(=大国大)はもう知ってたから、お互い。その上で結構フェイントとか、嫌なところをやられてきつかったなって感じですかね。(2試合目は原さんと石田さんが得点を量産したが)もう2人で目合わせて、『いこう』みたいな。頑張りました。もう、ゾーン入ってましたね。(原ゾーン)入っちゃってました。(疲労もあると思うが、明日は)ここまできたら、勝ちます。とりあえず、まずは鹿屋体大。センターコートでできるように鹿屋倒してきます」

▼石田
「(今の気持ちは)本当に心の底からうれしい。(最後は石田さんと原さんの得点力が目立ったが)相手のストレートが空いてて、自分はストレート打ちが好きで、あれは得意なコースだったので、決まり続けるまで打ち続けようと思っていた。永遠にずっとストレート、ストレートって打っていた。(大国大戦は)相手のブロックがすごく良くて、自分とか原とかにもめっちゃ対応して、動いても付いてくるっていう形で。しかもそれが高いから、ブロックに結構かかったり、やりにくかった。でも、なんとか勝てて良かった。(2試合目は)思っていたよりも自分は疲れてなくて、『いけるじゃん』みたいな感じで。入りとかも良かったので、本当にホッとしてる。ホッとっていうかうれしい。本当に。(明日への意気込み、まず鹿屋体大は)去年優勝しているチームだが自分達の今日みたいなバレーできたりとか本当に勢いとかつなぎができたら絶対勝てると思うので勝ってセンターコートで戦えるように頑張りたい」

▼山本
「(今の気持ちは)本当にうれしい。目標はベスト4以上と言っていたので、ベスト4にいってもまた明日センターコートでやれるように本当に頑張りたいと思う。(2試合ありハードな試合が続いたが)集中が切れるところはあったが、やっぱりスパイカーの方がしんどいと思うので、そこは自分の中でも(リベロチェンジで)外に出た時に切り替えて集中を切らさないようにすごく意識していた。(1試合目は)フェイントとかなん打系でやられることが多くてブロックシステムを変えようと言ったが、それがあまりはまらず4セット目の出だしが悪く、強打があがってないしフェイントもあがってないしで結構悪い感じになった。(2試合目は)コンビをしてくる中でブロックがちゃんと機能していたのですごいレシーブしやすかったし国際(=大国大)よりはうまくいったんじゃないかと思う。(2試合目は原さんと石田さんが得点を量産したが)本当に頑張ってくれた。すごくみんな頑張ってくれていたが、本当にその2人が一番軸になってくると思うので、その2人が明日もしっかり頑張ってくれるように私はしっかりレシーブをあげたいと思う。(明日への意気込みは)今日はレセ(=レセプション)を2本ミスしてしまったので、それだけは明日は絶対頑張ろうと思う。でも、レセも大事だがディグの方が大事だと思うので全部あげる勢いで頑張っていきたい」