【サッカー】[なでしこ]関学大に勝利し、ラストチャンスで1部昇格を決めた!!

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◇2019年度関西学生春季リーグ入替戦◇対関学大◇6月22日◇大阪体育大学◇

【前半】関大3-1関学大
【後半】関大1-0関学大
【試合終了】関大4-1関学大

前節、2部リーグ順位決定トーナメント決勝でびわこ大に敗北を喫し、1部自動昇格を逃した関大なでしこ。今節の入替戦が、1部昇格へのラストチャンスとなった。当日の午前中にはトップチームが、関西学生選手権大会で阪南大を撃破し、総理大臣杯出場を決める。その熱い戦いに、足高清司コーチも「いい刺激を受けた」と、なでしこの決戦にもつなげたいところ。

先制点を許した関大だったが、鳴りやまない声援に応えるように、攻めの姿勢を見せ続ける。FW濱直海(人4)のゴールで同点に追いつくと、MF藤崎愛乃(人3)と、MF塚原碧衣(政策1)が続いた。最終4-1と3点もの差を付け試合終了。文句なしの昇格を決めた。

開始早々、パスを奪われ、あっけなくゴールを決められてしまう。いきなり追う展開に持ち込まれ、今年の3月末に行われた関関定期戦と同じような立ち上がりに劣勢が予想された。しかし、今節のなでしこは失点をものともせず、大きな声援を背に積極的に相手陣地に攻め込んでいく。14分、DF国広明香(人4)が左サイドを駆け上がりクロスを供給。これはMF塚原の頭上を通り過ぎてしまうが、18分、相手のパスを奪ったMF笠原黎里花(社2)がドリブルでゴール前に運び、クロスを上げると、FW濱が落ち着いてゴールを決めた。「ほんまに得点を返したいというか、逆転したいという気持ちだった」とFW濱。早い段階でゲームを振り出しに戻し、「すぐに追いつくことができて、ホッとしたし、この調子で追い越してやろうと思うことができたので良かった」とMF塚原も振り返った。


△DF国広


△MF笠原


△FW濱

関大の勢いは止まらなかった。MF塚原のパスを受けたMF笹部麻衣(人2)はシュートを放つも、はじかれたが、そのこぼれ球をゴール前に走り込んだMF藤崎がゴールに収めた。春季リーグでは得点を決めれていなかっただけに「絶対に点を決めたい」という思いが強かったMF藤崎。ピッチ上に笑顔が溢れた。27分にはMF塚原にも得点が生まれ、「シュート意識は強く持っていたし、結果で表せたので良かった」と振り返った。


△MF藤崎


△MF塚原(左)

その後も、DF成迫美咲(人2)がドリブルで相手を抜き、チャンスを演出。さらに、前衛の選手たちが次々とゴールを脅かした。相手のカウンター攻撃にもDF大田萌(文3)やDF吉田絢香主将(経4)中心に落ち着いて対応。GK佐々木恵梨(法3)も前に出てボールをキャッチし、相手に好機を与えなかった。


△DF成迫


△GK佐々木

後半開始直後にも、MF笠原のスルーパスがMF塚原につながり、右足を振りぬいて追加点を決める。MF塚原は1年生ながら2得点の活躍で、会場を大いに沸かせた。


△MF塚原

まさに総力戦。一人一人が勝ちに向かって、1点のために走り続けた。「攻めている間は逆に向こうのチャンスは潰せていた」とFW濱。その姿勢を保ち続けた関大は、相手の反撃を許さないままホイッスルを聴いた。抱き合って喜ぶ選手たち。ついに自分たちの手で1部昇格をつかみ取った。


△MF笹部

プレッシャーのかかる厳しい試合が続いた。今節も決して簡単な試合ではなかった。ようやく努力が報われ、つかんだ白星。感情は高ぶった。「うれしい。ただうれしい」と主将は素直に話した。関大なでしこには「全日本インカレ出場」というもっと高い目標が残っている。「ようやくスタートラインに立てた」と吉田主将。1部リーグでは挑戦者となり、またきつい試合が続くかもしれない。しかし、目標の場所にたどり着くまで足を止めることはない。【文/写真:勝部真穂】

▼足高コーチ
「今日は勝たないかんというか、最後のチャンスということで、4年生はちょっと硬くなっていたかなと思う。朝ちょっと男子の試合を見に行っていて、ええサッカーするなと。僕はめったに男子は見に行かないが、いい刺激を受けたのかなという気がする。自分らもやらないかんというゲームだったし、最後のチャンスだったし。自分たちの目標のインカレに行くためには1部に上がるしかないし。そういうところはあったのかなと。ちょっと関学さんが逆に固くなってたのかなという気がする。(4得点を決めたが)ちょっと点入りすぎましたね。気持ちがそれだけ入っていたのかな。これでようやくインカレのチャンスができたばっかりやから、どれだけ夏の間に厳しいトレーニングをして、気を引き締めてやれるのか。まだ半分ノルマ達成したばっかり。あとはどれだけ厳しくやれるか。今日みたいに最初に点を入れられてってやってると1部では通用しない。春に関学と定期戦をやっていて、入れ替え戦が関学とばっかり当たることが多くて。関学とは友好関係もあるし、お互い1部でやれるように頑張ろなっていう風に言っていた。今回のリーグに関しては、うちが立命に負けたり、びわこに負けたりして、本来であれば関学と当たるべきじゃなかった。力的にはスタッフも、メンバー見ても、そんなに関学に劣ってはいなかったので、あとは気持ちの問題かなとも思っていた。ここまで気持ちが出るとは。これで今年は年末にちゃんと1部に残留とていうノルマを達成できたらいいし、インカレに行けたらそれに越すものはないかなと。でも、今のままじゃちょっとしんどいかなという感じ。夏の遠征と合宿で鍛えて、ちょっとでも上に行けるように。インカレに向けてベストを尽くしたい。そんなに甘いものではない気はするので。今のチームじゃしんどい。でも1年生も入ってきたので、もうちょっと期待できるのかなとは思う」

▼DF吉田主将
「(今の気持ちは)うれしい。ただうれしい。でも、ここで喜びをマックスにしてしまうと、2年間で味わったような、ストレートでまた降格となってしまうと思う。ここからが大事になってくる。ようやくスタートラインに立てたというところで、また気を引き締めてやっていきたい。(応援は)本当にパワーになったし、今日来てない人も、『勝てよ』とか応援してくれて、それがすごく力になった。その人たちのために戦うっていう強い気持ちをみんなも持っていたと思うので、熱い戦いができたかなと思う。(4得点について)今まで全然点が入らなかったところで(今日は)前への推進力であったり、得点への意識っていうのが全員がすごく持っていて、ゴール入る気しかしなかった。後ろから見ててすごく頼もしかった。(1年生のMF塚原さんについて)1年生ながらも、チームに関わる意識であったり、自分自身の取り組むことであったり、自主練習してるところとかも見ているので、やってくれると思っていたし、結果も残してくれているので、まだここで緩めるのではなくて、1部リーグでも活躍して欲しいなと思う。(今後の目標は)インカレ出場という目標があるので、そこに向けて気を引き締めてやっていきたい」

▼FW濱
「(FW濱さんのゴールで同点に追いついたが)ほんまに得点を返したいというか、逆転したいという気持ちだったので、早めに決めれて良かった。(今節が昇格ラストチャンスだったが)出し切ろうと思って。前回も出し切ろうと思っていたが、大事なところで逆転されてしまったので、今日は得点先に決められてしまったが、やりきろうと思って走った。攻めている間は逆に向こうのチャンスは潰せていたので、その姿勢をずっと保てていたのは良かったと思う。(応援は)だいぶパワーになって、感謝しかない。(今後の目標は)あとは1部でしっかり戦って、自分たちのプレーで勝てるチームに、強いチームになることだと思うので、時間はたっぷりあるから頑張っていきたい」

▼MF藤崎
「(今の気持ちは)めちゃめちゃうれしい。2年前も同じ場所で、同じ相手と同じくらいの時間でやっていて。絶対みんなで勝つっていうのを言っていたので、ホッとした。(自身の得点について)この2部リーグでまだ1点も取れていなかったので、絶対に点を決めたいという思いがあった。自分が打てる範囲でボールが来たら全部打とうと思っていたので、そこは思いっきり打った。(シュート数が多かったが)今日だけは絶対に決めるという風に決めていたので、全部打とうと。(チーム全体でも点が入ったが)1個前のびわこ戦もそうだし、立命戦、大国戦と点が入らないっていうのがずっとあって、得点力不足が課題だった。練習でもそこを中心に、シュート練習を多くやったり、クロス練習などをやった。相手の関学大も1部の相手に対しても、すごく得点力のあるチームだと、偵察とかしていても分かっていた。自分たちも得点力を上げていこうと、そこを中心に練習してきた。(FW濱さんのゴールは)なおみさんは前回のびわこ戦でも決めていて、今日も決めれそうな予感はしていた。(濱が)FWにいて、そこにボールを集めようという意識があったので、決めてくれて良かった。(MF塚原さんの2ゴールは)あおいはもともと遠くからのシュートとかが得意なので、そこに集めてフリーの状態であれば、結構遠くからでも狙えるというのは分かっていた。そこは意識するようにしゃべったりもしていたので、得点取ってくれて良かった。(今後の目標は)チームとしてはインカレ出場というのをずっと目標にやってきている。4位以内じゃないと、出れないというのが分かっているので、1戦も落とせないし、去年、おととしと(春に1部に)上がっても(秋で)落ちてしまっているので、絶対今年は落ちないように、インカレ出場を目指して、絶対4位以内に入ろうと思う」

▼MF塚原
「(今の気持ちは)インカレ出場を目標にしていて、1部昇格は絶対に必要なことだった。それを今達成できてすごくうれしい。(2得点挙げたが)どっちも、ゴール前の結構どフリーの場面だったので、コースも考えたけど、打ち抜くという感じで。振り抜いて、ゴールに突き刺したので良かった。(得点への意欲は)前回は自分が点決めれなくて、チームの勝利につなげることができなかったので、この試合は絶対自分が得点を決めて、勝たせるというのを思ってやっていた。シュート意識は強く持っていたし、2ゴール結果で表せたので良かった。(FW濱さんのゴールは)自分は後ろから見ていたが、早い時間に失点してしまっていたので、そこからすぐに追いつくことができて、ホッとしたし、この調子で追い越してやろうと思うことができたので良かった。(応援は)女子のためにここまで来てくださって、勝たせようと言ってくださっていて、すごくチーム愛とかが伝わってきて、絶対に勝たないとなと思って、すごく力になった」