【卓球】アベックV関学大に完敗も、収穫を得た総合関関戦

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◇第42回総合関関戦本戦1日目◇対関学大◇6月9日◇於・関西学院大学総合体育館卓球場◇

【男子】
[S1]杉山孝知(社3)●0-3中村
[S2]福本卓朗(社2)〇3-1井上
[S3]橋本輝(社1)●0-3大西
[D1]増田隆介(社4)・福本●1-3
[S4]西本晃樹(法2)●0-3楊
[S5]増田●1-3荻村
[S6]石井空(法3)●0-3重村

【女子】
[S1]藤原真由(人1)●1-3小脇
[S2]朝野郁香(社3)●1-3赤澤
[S3]稲村羽奈(情2)●0-3宮脇
[D1]宮村栞奈(社2)・藤原●0-3光根・村田
[S4]宮村●0-3村田
[S5]赤川真理亜(化生3)●1-3秋山
【総合結果】関大1-12関学大

関西学生選手権が終わり、男子は秋リーグ、女子は全日本選手権に向けて調整を進める中、今年も総合関関戦の幕が上がった。関学大は春季リーグ戦で初のアベック優勝を成し遂げた格上の相手。勝ちは福本の1勝に終わったが課題と同時に収穫も得た試合となった。

男女同時に2コートで試合が始まった。最初に登場したのは杉山と藤原。リーグ戦でも全試合出場した両者をスターターとして起用した。杉山は関学期待のルーキ―中村と対戦。立ち上がりから4連続ポイントを許す苦しい立ち上がりに。なんとか3連続ポイントを奪い流れを戻そうとしたが、このゲームを落としてしまう。すると、第1ゲームを先取し、勢いに乗った相手のスマッシュがことごとく決まるようになりこの後のゲームも落とす悔しいストレート負けを喫した。

藤原は関西学生選手権でもランキング入りをしている小脇と対峙(たいじ)する。先制点を取り、途中5連続ポイントを奪うなど試合を有利に進めたが、相手の粘りにあい、逆に5連続ポイントを許してしまいゲームを奪われた。しかし、第2ゲーム、攻めに回る相手に食らいつき、反撃を見せると、最後はフォアハンドで相手のレシーブミスを誘いカウントを1-1に戻した。このままの勢いで次のゲームも取りたいところだったが、相手も経験豊富な実力者。試合の主導権を完全に奪われ、続くゲームを落とし無念の敗戦となった。

続いて福本と朝野がコートに上がる。福本は卓越した技術をこの試合でも発揮。第1ゲームからサーブやバックハンドが冴え渡り試合を優勢に進める。続く第2ゲームこそ落としたが、残りのゲームを危なげなく奪い、関大に初勝利をもたらした。

朝野は序盤から攻めの姿勢を見せ、前に出る卓球を展開。ところが、相手のドライブに苦しみ、徐々に押され気味に。このまま第1ゲーム、続く第2ゲームと落としてしまう。しかし、第3ゲームでは相手の攻撃を攻略。一気に攻勢に出て次々とポイントを奪い意地を見せた。

第3シングルスには期待のルーキー橋本とリーグ戦でも活躍した稲村が出場。ともにランカーの相手と対戦。果敢に挑み、要所要所で相手を圧倒する場面が見られたが、関西屈指の実力を見せつけられた。

続いて行われたダブルス。男子は坂根がけがのため、増田・福本ペア、女子はリーグ戦と同じく宮村・藤原が登場。男子ペアは急造コンビのブランクを感じさせず、連携した動きを見せる。第1ゲームも接戦の末に落としたが、続く第2ゲームでは点差をつけて勝ち取る。このままの流れで勝ち切りたいところだったが、リーグ優勝に大きく貢献した相手ペアの実力は計り知れない。徹底して隙を突かれ、続くゲームを落とし、敗戦を喫した。

先日の関西学生選手権でランク入りを果たした宮村・藤原ペアはこの日ミスが目立った。中盤までリードを奪うもミスが出て、そこを突かれ一気に流れが相手にいってしまう。第3ゲームもリードを保つが、最後のところでレシーブミスが出てしまいストレート負けとなった。

関学の勝利が続き、関大ベンチの沈黙が続く中、第4シングルスには西本と宮村が出場。西本は持ち前の明るさを武器に気持ち全開の卓球で沈みかけていた雰囲気を吹き飛ばした。試合でも試合経験豊富な楊を相手に奮闘を見せ、あと一歩というところまで追い込んだが、相手の粘り勝ち。惜しくも金星とはならなかった。

宮村は着々と実力をつける1年生竹田と対戦。相手の回転サーブに苦しめられ思うように攻撃が出来ず、劣勢に。なんとか盛り返したいところだったが、最後はスマッシュを決められ黒星を喫した。

一矢報いたい関大は主将増田、そして女子のエース赤川
がコートに立った。増田は向かってくる姿勢の相手に冷静に対処する。隙を突き得点を重ね相手を追い込んだ。しかし、あと1点が遠い。勢いで上回れてしまったと大1ゲームを献上すると、そのままズルズルといってしまい敗れてしまった。赤川は秋山と対戦。カットマンの戦術を取る相手に序盤から粘り強く対処していたが、最後は力尽きた。

最後に登場したのは石井、将来のエース候補重村と対戦した。うまく相手の攻めをかわし、3連続ポイントを奪うと、関大側からは大きな歓声が沸いた。この歓声を力に戦ったが、徐々に相手ペースに試合は傾く。関西一勢いのある新人を相手に試合をひっくり返すことは困難だった。

最終スコアは1-12と大きな差をつけられた関大。しかし、リーグ王者を相手に得られるものも大きかったはずだ。この関関戦で得た課題と収穫を武器に、次の試合に向けて歩み続ける。【文:北島大翔/写真:宮本晃希】

▼増田男子主将
「(総合関関戦について)関学さんのほうが実力は上だなというのは感じてたんですけど、その中でどれだけやれるか、関西学生が終わって秋リーグに向けてていうところで毎年、開催されるのでどれだけ力を試せるかという挑戦の気持ちで毎年臨んでました。(今日は坂根、各務選手がメンバーに入っていなかったが)僕らが秋リーグ終わった後に抜けてしまうのでいまの3回生以下で戦っていかないといけないのはもちろんですし、坂根、各務、福本が関西選手権で良い結果を残したのでそこは秋の中心になってくると思うんですけど、その3人がいないときのそれ以外のメンバーがやっぱり流れもそうですし、取らないと今日の試合もそうだったんですけど、頑張っていかないと関学大以外のチームにも勝とうとかいい勝負をしていこうとなった時にはやっぱりそういう力が必要なので中心以外の選手の頑張りの部分が毎年チームの課題となっているのでそこをなんとか盛り上げるために、今回のメンバーにもそのほかの選手にも期待しています。負けてる時に応援側がどれだけ声を出したり、ベンチを見て自分の気持ちをあげていったりていうのはすごい大事やし、勝ちにもつながるていうのをミーティングでもしたので、今日の西本は良かったと思います。西本の性格的に、人柄的にも盛り上がっていけるタイプなのでそれを団体戦でやってくれると盛り上がるので負けている中でこういう雰囲気で出来る子が出てきてくれたのは収穫になったかなと思います」

▼小林菜々美女子主将(化生4)
「(総合関関戦について)4年間ずっとなんですけど、関学大は自分らよりレベルが上のチームでいつも向かっていく気持ちで、胸を借りる気持ちで強いチームとできるいい機会なので何かひとつでも吸収できるように、自分の得意なところとかを持ち帰れるようにということを意識してみんな取り組んでいます。(今日の結果について)相手がレベルが上で、負けてしまったんですけど自分が何もできなくて終わったていう試合が誰も無かったので自分の持ち味をみんな出せていたと思うのでそこは良かったと思います。(全日本総合選手権に向けて)まず、去年より良い結果を残すのがもちろんのことなんですけど、一人一人が目の前の相手に勝つというのをどれだけ意識して試合ができるかというのに焦点を当てて頑張っていきたいと思います」