【応援団】全て出し切った!笑顔でJAPAN CUPへの切符つかむ

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◇第28回関西チアリーディング選手権大会◇6月9日◇丸善インテックアリーナ◇

観客からの声援を受けながら、関西大学Aチームの16人が円陣を組む。声を上げると、歓声に応えながら笑顔でマットに上がった。

関西大学応援団バトン・チアリーディング部「ヘリオス」。全国から強豪が集まるJAPAN CUPへの出場を目指し、4月から本格的に練習を開始。行事や応援活動と両立し、全力を尽くしてきた2カ月の集大成を披露する関西選手権が行われた。

演技時間はわずか2分半。その中で、人が縦に乗って組んで行う「スタンツ」と呼ばれる演技や、息の合ったダンスを披露する。

曲が始まると、冒頭から3人が同時に宙を舞う。次々に繰り広げられる息の合ったジャンプやアクロバットな技で一気に見る者を引き込んだ。

また、途中で曲が止まり、16人が大きな声を出してリズムを取る時間も。その間は、観客も声を上げ、ヘリオスのユニフォームカラーである「イエロー」と「ブルー」の掛け声がコールされる。

会場からの力強いコールに合わせて次々と空高く飛んでいき、大技も完ぺきに成功。空気は完全にヘリオスのものだった。

曲が再びスタートすると、ぴったりと揃ったダンスが始まる。黄色い鮮やかなユニフォームが、ダンスを引き立たせる。

そして、演技も終盤に。全員で1つのスタンツを作ると、村上美穂(社4)と藤井朱(あけみ=法3)がトップへ。そして、最後に義則広美(社3)がしっかりと腕に乗って演技はフィニッシュ。完ぺきに決め、ガッツポーズも飛び出した。

わずかな競技時間ながらも全てを出し尽くし、全身でうれしさを表した。その後の結果発表で、JAPAN CUPのフライデートーナメント出場決定がアナウンスされると、喜びの声が上がる。目標であった全国大会へ、無事駒を進めた。

また、Dvision2に出場した関西大学BチームもJAPAN CUPへの出場権を獲得したことで、創部初の2チーム全国出場を決めた。32人で全国大会の地・東京へ。この喜びと感動を起爆剤に、ヘリオスはさらなる飛躍を誓う。【文/写真:松山奈央】

▼バトン・チアリーディング部長・長尾彩香(社4)
「昨年まではA、B、Cの3つのチームで全員出れるようにしていたが、今年は32人だけで、出れない子のモチベーション低下もやはりあった。自分はAチームだけど、部長でもあって、メンバー外の子との温度差を無くすためにどうすればいいのか難しかった。昨年も自分はAチームだったが、Bチームだけが全国へ行って、今年こそ絶対に行きたかった。JAPAN CUPに行かなければ引退できない気持ちで。頑張ったら絶対に結果はついてくるし、全員でうれし涙を流したかった。(2チーム出場決定について)今年一番うれしい。チアをしてきた中で一番うれしかった。全部出し切って、終わった後は泣きながら走った。演技をしながら16人を感じて、最後は『よっしゃー』って言ってできた。でもチームをまとめる上ではまだまだで、チームキャプテンがいたからこそ自分はチームを客観的に見れた。チアは難しいスポーツだけど、結果が出た時は何倍もうれしいし、やりがいや達成感がある。みんなで喜んでいる瞬間が楽しい。(今後の目標は)今までのヘリオスを超える。おととし準決勝に行ってるから、今までの点数を超えたい」

▼Aチームキャプテン・和多野沙弥香(社4)
「西日本大会の時もチームキャプテンをやらせてもらった。本格的に練習し始めたのは4月から。厳しいのが向いているチームではないので、2~4年生がチームメイトと思えるよう、みんなで言い合えるようにしたかった。応援にしても大会にしても、両立が体力的にしんどいのは覚悟していた。やりたことをやって、どっちにもつなげられると思って。(本番について)やり切った。Aチームが出場したDivision1は学校の顔が出場して、トップレベルが集まる。JAPAN CUPへの壁は厚くて、ノーミスでも行けるか分からなかった。先にBチームが全国を決めててプレッシャーはあった。でも、JAPAN CUPにとらわれず、いつも通りいこうと言っていた。本当にやり切ったので、行けても行けなくても悔いはなかった」

▼Bチームキャプテン・門屋薫乃(政策3)
「言いたいことややりたいことも、3年生として言葉を考えて伝えるのは難しかった。優しい4回生も多く、付いて来て下さった。最初は感情が見えないチームだったが、コーチも背中を押してくれた。(本番について)みんなが朝から調子悪くて、自分たちの演技はできなかった。リハーサルもいつもの感じではなかったが、周りが応援してくれてヘリオスの空間を作ってくれて自信が付いた。『このまま本番に臨もう』とみんなで確認し合っていった。でも最初に自信のあったところで落ちてしまった。1回落ちたら全てガタガタになるチームだったが、みんなの底力や団結でカバーし合った。JAPAN CUP出場は本当にびっくりしたし、嬉しすぎた」