【バスケットボール】課題と収穫見つかった西日本インカレ。ベスト8で閉幕

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◇第69回西日本学生選手権大会準々決勝対中京大◇6月7日◇エディオンアリーナ大阪◇

[第1Q]関大27-21中京大
[第2Q]関大20-29中京大
[第3Q]関大16-22中京大
[第4Q]関大9-22中京大
[試合終了]関大72-94中京大

阪大を下し、準々決勝で対峙(たいじ)したのは中京大。「入りからやろうっていう気持ちがスタートのメンバーもベンチのメンバーもすごい出せた」という足立臣哉主将(人4)の言葉の通り、この大会でチームの課題として挙がっていた出だしの部分で好スタートを切った。しかし、後半に相手に隙を突かれ点差を離されると、踏ん張りきれず。西日本をベスト8で終えた。

秋岡和典(人3)のスリーポイントで試合が始まる。「外のシュートとかいい形で作れて入っていた」と菅原紳太郎(文3)。菅原、岩本卓巳(文2)がスリーポイントを沈め得点を伸ばし、リードを奪う。このQ最後の相手の攻撃を岩本がブロックで封じるなど、要所でディフェンスも機能し6点リードで最初の10分を終えた。


△秋岡


△菅原


△岩本

第2Qは序盤に相手の連続得点を許し試合は振り出しとなる。菅原がポストからの1対1などで得点、下田竜至(情2)のカットインや西村晴人(商1)のスリーポイントが決まり食い下がると、点の取り合いとなる。糸瀬公平(人1)のシュートや足立のブレイクが出るも、相手のスリーポイントが決まり、終盤にはペイントエリアで上手く合わせられ得点される。3点ビハインドで前半を折り返す。


△糸瀬


△福島大智(法1)

後半開始2分間は関大のスコアが動かない。その間に相手にリードを広げられてしまう。下田のスリーポイントで得点が動くも、「なかなかゴール下までボールを持っていくことができなかった」と菅原。自分たちのリズムでバスケットができない時間が続く。終盤、菅原、糸瀬がフリースローを獲得し、岸拓也(経2)のスリーポイントも決まったがさらにリードを広げられた状態で最終Qを迎える。


△下田


△足立


△岸

迎えた第4Qは序盤両者得点が決まらない時間が続く。先に動いたのは相手スコア。さらにブレイクからの得点を許し、ギアを上げた相手について行けず。オフェンスを封じられ苦し紛れに放つシュートはリングを通らない。関大の得点が動くまで、7分以上の時間が経っていた。終盤岩本のジャンプショット、西村のスリーポイントが決まるも、沈黙の間に離された点差を詰めることはできなかった。


△西村

「この西日本トーナメントはチームにとってすごいターニングポイントになる」と尾﨑勇太ヘッドコーチ(HC)。今大会での2つの白星と1つの敗北は、必ず今後に生きてくる。「入り方とメンタルの持ちようはリーグ戦に必要」と岩本。今後に向けて課題も見つかった。この先には総合関関戦、そしてリーグ戦が待っている。「今年全関西でも西日本でも結果を残せなかった分、リーグ戦で勝ち切ってなんとしてもインカレにつながる試合をしていきたい」(西村)。全日本インカレの舞台に立つため、関大男バスは成長を止めない。【文:金田侑香璃/写真:竹中杏有果・髙橋周・坂井瑠那】

▼尾﨑HC
「ディフェンスのところで戦術をつけて、変化をつけていった。(前半は)ちょっと外からのシュートが入りすぎやった。あれは止まるかなと思っていた。結局相手の方がフィジカルが強かった。ゲーム前にフィジカルの前にメンタルがあるって話をした。前半はかなりメンタル面ですごく自分からぶつかっていったところもあったので機能してた部分があったんやけど、1Q目の削り合いのなかで特に精神的にも肉体的にもやっぱり後半のところでしんどくなってプレーが雑になってしまったところがある。本当にメンタルはだいぶ備わってきたからフィジカルの面でもうワンランク上げないといけないなという感じですね。中京っていうチームがフィジカル的にもすごくタフなチームっていうのはわかっていたのでメンタル面でどこまで成長してくれるのかなって。願わくば勝ちたかったけれど、メンタル的な面で成長がすごく見えた。あと戦術の面でだいぶハマっているところもあったんやけどやっぱりチームとして大事なことっていうのをもうワンランク上に上げていかないといけない。それを上げながらどう戦術を落とし込んでいくかっていうのがすごくいい課題として見つかった。竜至(下田竜至)は精神的な部分でプレー的な部分でもチームの流れを変えてくれるうちの1番のキープレイヤーだと思っている。ただ、もう少しできることがあるから、すごくこの6、7月彼には期待してる。どこのチームもインカレに行きたくて毎日練習して、戦っているわけで、チームとして大事なことをしっかり徹底して最後結果が出た時に、それが良くても悪くてもやり切ったと思ってほしいって常に思って学生たちには言っている。あいつらが最後納得のいく戦い方をやってほしい。チームとして大事なことを徹底し続けてほしい。ただそれだけ。(次は総合関関戦ですが)大学を上げて戦うこういう大きな舞台っていうのは、こんな恵まれた環境はないと思っている。いろんな人に見られて、大学を背負ってやるこの戦いはもう一度選手を成長させてくれると思う。この過密日程のなかでやっぱり練習を組むっていうのが一番難しくて、試合をしていきながらチームを成長させていかないといけないと思う部分があった。7月何もないって言ってもやっぱりテストもあるし、18試合、9月の一発目からもう準備されているので焦らないといけない部分もたぶん出てくる。試合を通じて成長した部分がすごく見受けられた。全関西でダメだったところが慶関定期戦で良くなってる部分もあった。慶関定期戦でダメだった部分を大阪学生で引きずってしまった。大阪学生が終わって選手たちが気付いてもう1回1つになれる要因を作ってくれたと思う。とくにこの西日本トーナメントはうちのチームにとってすごいターニングポイントになる。ここで気付いたことっていうのをしっかり自分の課題とかチームの課題として向き合ってくれたらリーグ戦、必ずいい結果が出ると思う。まず関関戦のことをしっかり考えて、リーグにつなげていきたい」

▼足立主将
「まず、相手がすごいタフで、体をすごい使ってくるタイプでフィジカル的にも身体能力的にもあっちの方が正直上のチームなのでこっちからディフェンスで仕掛けて、個人個人で守るんじゃなくてチームで守って今まで通りの速いオフェンスをやろうって思って入りました。出だしの部分はこの西日本、すごい課題でそれは克服できたというか、入りからやろうっていう気持ちがスタートのメンバーもベンチのメンバーもすごい出せた。前半は相手のペースになりかけても我慢して速いオフェンスっていうのもいくつかあったし、みんなで守るっていう意識でディフェンスはできていたのはできていたと思う。気持ち的にはすごい自分がアタックして、ディフェンスのプレッシャーに当ててっていうのは意識してたけど、ファールもらってシュートを決め切れていなかったりディフェンス疲れたときに全然当たれていなかったっていうのがフィジカルの面とか体力面ではまだまだだなっていうのを痛感させられた。気持ちだけじゃなくて体の部分でももっともっと成長しないといけないなというのは感じた。ベンチも今日は特にすごい勝とうっていう意識と、リードされてもまだまだっていう声もすごいあったし気持ちを切らせている選手がいなかったのでそこは今までと違う雰囲気とか気持ちがすごい見えた。そこは今回の大会のすごい収穫になったし、このメンバーでもそういうことができるんだっていうのが証明されたし、みんな理解してると思う。雰囲気的には最後はすごい点差開けられたけどそこまでは本当に全員が勝つ気持ちでやってたので雰囲気的にはすごい良かったと思います。最後こっちがリングにアタックするのをやめてしまって、外からスリーポイントとかで簡単に点差を詰めようとしすぎてその分確立の悪いショットから相手にブレイクで走られるっていうのがすごくあった。自分たちのやるべきこととかやりたいことっていうのが最後まで貫き通すことができなかったのでそこはボールコントロールをしているガードの責任でもあるしチームで速いブレイクを出すっていう部分でもまだまだ意識がみんなバラバラになっていた部分はあった。終盤になるにつれて体も集中力もなくなってきたときにどれだけ自分たちのやることをやろうっていうプレーが増えるかがこれからの課題だと思います。前半にできたことがずっと続けられなかったっていうのが、最後だけじゃなくてそれがずっと減っていって相手に隙を突かれて走られたっていうとこなので、自分たちが続けていたら点差もそこまで開けられずに最後まで粘ってわからない試合になってたと思う。確実にチームとしては成長する材料っていうのをすごくみんなが感じたし、負けて悔しさももちろんだしどうすればチームが流れ良くなるかとか、どういうディフェンスをしなくちゃいけないかとか自分たちのいいところとか、いい雰囲気でバスケットしたらどれぐらい楽しいのかっていうのをすごい収穫があった。いい部分もめちゃくちゃあったのでそこは自分たちのこれからの自信にしたい。プレーの部分ではスタッフの方としっかり自分たちのやりたいこととかを練習中からしっかり話し合って自分たちに足りないことをここから次の関関戦に向けて、関学に勝つために1週間、今大会の3試合で学んだことを練習で克服しないといけない。調子のいい選手も悪い選手も1試合目良かったけど2試合目ダメだったとか1、2試合目ダメだったけど今日良かったとか、みんな波があって個人としてもチームとしても波があるチーム。そこは個人で良かったとか悪かったとかはいわなくてもみんな個人個人で反省してると思う。ダメだった人は率先して練習するとか、良かったところはもっと磨きをかけるとか練習中からやっていければいいなと思います。リーグは18試合あって、今大会みたいに1日1試合で連日試合っていうのはないけど、やっぱり疲労もそうだしベンチメンバーがけがしてもダメだし、Bチームの人がベンチに入りたくても入れてない選手もいる。そういうのをメンバーに入っている責任感っていうのも今大会プレー以外の面でも感じることができた。学ぶことも多かったのでリーグ戦に向けてメンバー争いも各ポジションでやっていかないといけないし、4回生とか、僕とかがどれだけやるかで付いてきてくれるのかが決まる。4回生ラストシーズンで僕も最後で、やっぱキャプテンとしてやっているのでそこは自覚を持ってチームがインカレに行けるようにやりたいと思います」

▼菅原
「今日の入りはチーム全体で雰囲気良くて個人的に得点は1ピリは全然できていなかった。チームで外のシュートとかいい形で作れて入っていたので個人的にはその得点が止まったときに自分がどうするかっていうのを試合中考えて、2ピリの最初にちょっと得点できたりってやれたので前半に関しては悪くなかったなと。後半はなかなかゴール下までボールを持っていくことができなかった。それはガードのドライブが止められてたのもあるしセンターがゴール下まで走れてるっていう状況を作れていなかったから。そこはチームの課題として受け止めて個人的にも、ポストで1対1をするときの成功率をもっと上げていかないと。外だけで攻めることになっちゃうのでそこは練習で修正していきたいと思います。1試合1試合プレータイムは長かったんですけど、プレータイムをもらってる割には今日とかは全然スタッツに残るようなプレーもあんまりできなかったし、プレータイムだけもらっていても得点とか取れなかったらチームもしんどくなる。この大会でチーム全体の成長はすごく感じたけど、個人的にはまだまだ得点を取らなくちゃいけないと思った。もっとリバウンドとかも自分のところで稼げるようにならないとチームも勝てないと思うので、西日本で出た課題っていうのを一つ一つ練習で直していって長いプレータイムのなかでもっと活躍できるようにしていきたいです。(次戦は総合関関戦ですが)関学は今年何回かやっていて全部負けている相手なのでリーグ戦前に1試合でも勝つことで自分たちもリーグ戦とかでもいいイメージを持って入れるっていうのもあると思う。目の前の試合を勝つことも意識しつつ、先の試合にもつながるってことをちゃんと考えて関関戦しっかり勝てるように臨んでいきたいと思います。中京大みたいな個人の能力が高いチームとやったときに、チーム力で勝つっていうのは自分たちが今までやってきたバスケットで、それを貫き通していくべき。でも、こっちも関大も個人の能力も上げていかなかったらいくらチーム力で戦おうとしても限界があるからリーグ戦まで時間がある中で個人個人がもっと試合で活躍するとか、チームのためにこういうプレーができるっていうのをちゃんと明確に意識してみんなで個人の能力を上げていくことを練習でやっていきたいと思います」

▼岩本
「昨日までの2日間は出だしが良くなくて、前半引っ張られてちょっと苦しい展開で、後半離したっていうゲームだった。今日は前半出だしから走れたので良かったなと思います。後半は相手が前半からフィジカルでコンタクトしてきてたぶんそれで集中力が切れたかなって言われたんですけどその通りだと思います。(ずっとスタートで出場されていますが)去年からスタートって言われていたので、準備はしてきた。でも今出だしが悪いって言われているのでそこはちょっと責任を感じるところ。まだ大きい大会は慣れてなくて緊張するのでそこは早く慣れたいです。シュートが入ったってことよりも相手の21番とか結構フィジカルでコンタクトしてきたけど、そこは僕も負けずに当たれてちゃんとリバウンドも取れたので良かった。そこは収穫だと思います。西日本という試合の入りが良くなかった。今日は良かったですけど。相手に合わせて入っちゃうと苦しくなってくるのでそこの入りと、相手が強いチームになったときにコンタクトをやり続けること。あとは全体でディフェンスリバウンドだと思います。出だしさえよければそしてディフェンスリバウンドが取れて走れたら僕らの流れになってくる。そこの入り方とメンタルの持ちようはリーグ戦に必要かなと思います。(今後に向けて)頑張ります」

▼西村
「前半はこっちのシュートがすごい入って、昨日と違っていい攻撃ができていてディフェンスも抑えるところを抑えられた。そんなに抑えなあかんところにやられたわけでもないのに、結局50対47で自分たちがリードして折り返せなかったっていうのが大きかった。こっちが悪かったわけではないですけど、ただシンプルに実力の差が出てたかなと思ってます。後半は3Qに一気にいかれた。入りが僕らのオフェンスからだったんですけどミスで入ってしまって軽く入ってしまったのを、僕らの隙を見逃さず、、一気にギアを上げてきた。向こうのペースになってしまったことが点差が開いた原因だと思います。フィジカル面もそうなんですけど、リバウンドが思ったように取れなかったり向こうのドライブとか、後半はやられちゃいけない相手にもたくさんやられてしまった。対応しきれなかった部分はあります。今日、シュートタッチが悪かったわけではなくて、むしろ良かったと思う。やっぱりこの大会を通じて僕はミスも多くて今日の試合でもあまり攻めてなくて、受身に回ってしまっていた。点数を取れって言われている分攻めないと点数も取れないし、チャンスも生まれないのでやっぱり積極的に攻めるのが大事かなと思います。その日の入り方の調子だったり気分的なものにすごい影響されて、その日の調子が変わったりしてしまう。そこの気持ちの面でムラがあったらこの先絶対活躍していけないと思うのでそれをなくして毎試合コンスタントに活躍できるようにしたいと思います。スタートで使ってもらっているっていうのは、1年周りの先輩とかよりも年齢が低いしこの先が長い分期待されて出してもらっていると思うので、その期待に応えないといけないなと思います。チームメイトでそんなことを言う人はいないですけど、周りで見ている人とかから関大は1年生が出ているからあんまり今年強くないなとか言われたら僕が出ている意味もないと思う。そこであいつが入ってきて良かったなと周りに思ってもらえるようなプレイヤーになりたいなと思っています。大きい大会、全関西と西日本の2つが終わって関関戦はありますけど、あとはリーグ戦。去年は西日本や全関西で結果を残してもインカレにいけていなかった。今年全関西でも西日本でも結果を残せなかった分、リーグ戦で勝ち切ってなんとしてもインカレにつながる試合をしていきたいなと思っています」