【卓球】激闘制し1部残留へ!

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • mixiチェック

◇2019年度関西学生リーグ戦第6日目◇対同大◇5月12日◇近大記念会館◇
関大4-3同大
[S1]杉山●0-3
[S2]高瀬●1-3
[S3]坂根○3-0
[D1]坂根・福本〇3-1
[S4]各務○3-0
[S5]増田●2-3
[S6]福本〇3-2

ここまで関大は1勝のみの状態で、迎えた最終日。「負けたら自動降格というのが分かっていた」(増田隆介主将=社4)。1部残留を目指す関大にとっては、この試合は正念場だった。
「後半で(点を)とろうというオーダーだった」(増田)。今試合で関大は各務博志(人4)や福本卓朗(社2)といったチームの主軸の大半を後ろに持ってくるオーダーで同大に挑んだ。
最初に登場したのはここ最近好調なプレーでチームを支える杉山孝知(社3)。ゲーム序盤から相手にくらいつく動きを見せ、接戦を演じる。デュースまでもつれこんだゲームだったが、あと1歩が出ず、第1ゲームを手にできない。なんとか挽回したかった杉山だったが、第2第3ゲームを落とし敗退。
杉山に続いたのは高瀬悠生(人3)だ。第1ゲームでは軒並み相手の上手をいくプレーを見せ、ものにする。しかし、その後のゲームでは相手の攻撃が加速し、防ぎきれない。結局そのままゲームは流れてしまい黒星。
なんとか1勝を上げたい状態でラケットを握るのはエース・坂根翔大(経4)。第1ゲームから終始相手を圧倒し、力を見せる。第3ゲームでは相手も奮闘するが、坂根の繰り出すループドライブが放物線を描きながらテーブルへ落ちる。終わってみれば3-0のストレート勝ちを収め、エースの実力を見せた。
ダブルスでは坂根・福本ペアが入る。「最初に少し自分のミスが目立ってしまって、1ゲーム取られてしまった」と第1ゲームはデュースまでもつれこんだものの、とりきれない。しかし、坂根・福本の2人はゲームの流れを渡さない。続くゲームではいつもの強さを発揮し着々と点を重ね、そのまま勝利した。
第4シングルスに登場したのは各務。「2-2で回ってきて増田と僕が入ってどちらか1本とらないとラストにつながらないなと思った」と1部残留のために気持ちを高ぶらせるた。序盤から主導権をしっかりと握る形で攻める。各務の気持ちのこもったプレーにチームも呼応し、流れは完全に各務の方へ。その勢いのまま相手を圧倒し、3-0で完勝した。
第5シングルスでは主将・増田が立ち向かう。最初の2ゲームでは相手に流れをつかまれてしまい、落としてしまう。しかし、「簡単に負けてしまうのと、粘れるのとではちょっとでも違うのは自分でも分かっていた」とチームのために執念を見せる。第3第・4ゲームでは気持ちがプレーに反映し、一気に2-2まで追いつく。フルゲームまでもつれ込んだ試合だったが、最後は力尽きてしまった。
3-3で迎えた第6シングルス。登場したのは福本だ。場内の視線や声援が双方ともに向けられる。第1・第2ゲームでは安定したプレーでものにする。しかし、「3セット目から自分がちょっと勝ちを意識してしまい、慎重になってしまってそこを相手に攻められた」と続く第3・第4ゲームでは相手のカットやロビングに苦戦を強いられる。ゲームは2-2のままフルゲームへ。2人が放つ1球1球に観客も呼応する。序盤優勢だったのは福本。鋭いスマッシュやドライブなどで相手をリード。だが、相手も負けてはいない。後半に怒涛の追い上げを見せ、7-10と王手に迫られる。あと1つ落としてしまえば2部降格が現実に。関大の選手達は不安とともに固唾(かたず)を飲んで試合を見守る。しかし、ここで折れないのが福本だった。「今回は絶対勝つという強い気持ちがあったからこそ、自分も勝とうと思えた」。気迫のこもったプレーで一気に追い上げを見せ、ゲームは10-10に。最後はしっかり決めきり、渾身の挽回勝ちを見せた。
「関大が6位まで上がれたので1部残留というところで良かった」(増田)。劇的勝利を収め、1部残留を果たした関大。来週から始まるインカレ予選へ向けて走り続ける。【文:濵田将志/写真:長尾洋祐】

▼増田主将
「(今日の試合を振り返って)後半で(点を)とろうというオーダーだった。杉山が結構調子が良くて1番どうかなというところではあったのですが、なかなか流れに乗り切れなかったので、正直1、2番の流れは相手にあったのかなと思うのですが、やっぱり坂根3番で3-0で勝ってくれたので、ダブルスも1ゲーム目取られたのですが、そっからいい流れで頑張ってくれましたし、2-2になった時点で3番4番はうちに流れがあって、5番6番どちらかが1本もしくは2本とってという感じだった。各務が3-0で勝ってくれた。去年の春に個人戦で負けている相手だったので、どうかなという感じではあった。でも、近大戦もそうですが、各務がいい動きをしてくれるとチームも盛り上がりますし、僕も普通にやられていたのですが、各務がのってくれると、こちらも勢いで乗れる。雰囲気としては坂根からダブルスからついできた流れが5番6番につながったのかなと思う。その流れのまま7番も2-0までいったのですが、やっぱり相手も実力のある選手ですしそこで粘ってきて、結構福本もリードしていたのに負ける試合が多くて、それが課題という部分もあったのでドキドキはしたが、やっぱり最後は粘って福本自身が勝って(チームの)勝ちにつなげられたのは、もちろん結果としても関大が6位まで上がれたので1部残留というところで1つ良かったところです。福本個人にしても最後挽回されるということが多かったので、そこを乗り越えられたのは福本自身にとっても大きかったと思います。(ご自身のパフォーマンスについては)負けたら自動降格というのが分かっていたので、実力的には相手の方が上かなという感覚はあったのですが、自分が主将としてしてきたチームですし、同じ負けでも7番の福本にどういうつなげ方をしてあげられるかというのも、勝てばそれでいいのですが、負けでも流れづくりは団体戦では大事ということを今までの高校大学で凄い学んできましたし、それを坂根から凄い言われてきたことでもあったので、最後までくらいついて、結果がどうであっても後ろへ、結構負けてたんですけれども、簡単に負けてしまうのと、粘れるのとではちょっとでも違うのは自分でも分かっていたので、なんとか食らいついてという感じでした。(関大の後半に点を取り切れない部分は)各務が前に出て相手のエースに当たっていることが多かったので、近大戦も各務が最後に(点を)とって、各務が坂根福本に次ぐ戦力として考えているので、どう取れるかを考えていました。杉山も今日負けてしまいましたが、今までいいプレーをしていたので、坂根ともう1人誰か前半に出そうってなった時に杉山がのっているから出そうってなりました。そこで(調子が)あまり良くない感じだったらシングル2本負けて坂根だけとるというよりかは、杉山も期待できるというということで、各務を後ろにもっていく組み方もできたのかなと思う。それぞれ1勝2勝しかしてなかったのですが、それぞれがちょっとでも勝つ可能性を見いだせたので、そういうオーダーもできたのではないかと思います。(意気込みは)インカレ予選があるのですが、去年も通ってるので今年も通って関西で勝つだけじゃなくて、全国でという思いが坂根福本をはじめ、上のメンバーが目標にしていることでもありますし、最後の年なので全国で勝ちたいという思いが凄くあるので、インカレ予選きっちり抜けて、その流れのまま関西選手権にそれぞれがつなげていけたらと思います」

▼福本
「(今日の試合を振り返って)ダブルスから入って調子自体もあまり悪くなかったのですが、相手も思い切ってくるので、勢いに負けないようにという気持ちでやった。最初に少し自分のミスが目立ってしまって、1ゲーム取られてしまったのですが、そこから坂根さんの声かけもあってうまく立て直せたかなとと思います。シングルスでは絶対に自分が最後に回ってきて、自分の勝負になると思っていたので、絶対に勝ってやろうという気持ちが強かったので、思い切っていこうと思っていた。1、2セット目は結構いい感じでとれたが、3セット目から自分がちょっと勝ちを意識してしまい、慎重になってしまってそこを相手に攻められた。最後は結局フルゲームまでもつれてしまって、相手もイケイケにきていたので、どうにかサーブで崩そうと思ったのですが、崩せなかった。結局自分もこれで負けてしまうのかなって思ったりはしたのですが、最後の1本まで諦めないということを心に決めていたので、その気持ちがあったから挽回勝ちができたと思います。それが勝利につながったと思います。(後半になるにつれて会場の熱気も凄かったと思うのですが)相手の応援側も凄かったですし、こっちも一生懸命応援してくれるし、応援に応えれるように自分も冷静に冷静にプレーしていました。(試合前に思っていたことは)自分と坂根さんのダブルスでは絶対に勝って、あと1人、各務さん杉山さん増田さんの誰かがとるという感じだったが、相手もつよいので、そこをどうにかオーダーを外しながら、どうにかやっていこうと思った。自分も結局苦手な相手だったので、オーダーを見た時にはひやっとしたが、今回は絶対勝つという強い気持ちがあったからこそ、自分も勝とうと思えた。(意気込みは)去年も何十年かぶりにインカレ通って、初インカレに出て、予選は通ったがすぐにまいってしまった。今回も組み合わせ的には同大と当たるので、絶対に勝ってインカレも通りたいとおもいます」

▼各務
「(今日の試合を振り返って)ひやひやする試合でした。僕個人的には前半はどこか1本とってくれた方が楽だなと感じたのですが、2-2で回ってきて増田と僕が入ってどちらか1本とらないとラストにつながらないなと思ったので、死にものぐるいで取りに行きました。最後の試合も点7から逆転するというひやひやする試合だったという印象です。(ご自身のプレーについては)朝に就活の方へ行っていまして、練習ができていない状態できたので、細かいことをやるよりも思い切ってしっかり攻めて得意な展開にもっていくことしか考えていなかったので、それが上手くいって勝つことができたかなって思っています。(1部残留できたことは)とても嬉しいです。2部と1部をいつも行き来していて、坂根はいつも全勝しているのにも関わらず、僕らが不甲斐ないせいで負けていた。それでも坂根が教えてくれていたので、やっと恩返しができたかなと思います。(意気込みは)去年も近大に勝って通っているので、今年も同大に勝って絶対にインカレ行きたいと思います」